腐男子は神様に願望を叶えてもらいました

ミイ

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番外編

4. 《初夜3》*タジェット

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「あっ…あっ!にいさま…はげしっ…!」

僕は必死に兄様の腕にしがみつく。

「んっ…じゃあ、ゆっくりね。」

そう言って兄様は腰の動きを緩やかに戻した。僕は自分の中で緩やかに動く兄様のモノをさっき以上に感じてしまい、今更ながら恥ずかしくなる。

「フェル…気持ちいい?」

「んっ…んっ。」

と僕は声も出せずに必死に頷いた。

僕のお尻からは、ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅという音が漏れ、改めて兄様の出したモノが僕の中に入っていることを知らしめている。

兄様は嬉しそうに微笑むと再び僕に口付けをした。

「ああっ…んん~!」

兄様は口付けをしながらもゆっくりと腰を動かし、僕はくぐもった声を上げた。

「んっ…んっ…はぁ…あっ…そこっ!」

「うん、フェルのいいところだね。」

兄様は緩い腰使いだが、確実に僕の感じるところを刺激してくる。

「ああっ…あっ…そこ…気持ちい…!」

「もう、イきそう?でもまだダメ。もうちょっと楽しませて。」

兄様はそう言うと僕の気持ちいいところをズラしながらの出し入れに変える。

「あんっ…にいさまのいじわるぅ…。」

僕は仕返しとばかりに兄様の腰に自分の脚を回し兄様のモノが自分の気持ちいいところに当たるように自ら腰を動かした。

「んっ…フェル…いつの間にそんなこと覚えたの?中が締まって私の方が危ない…。」

そう笑った兄様は僕の腰を掴むとガツッガツッという効果音が適当なくらい腰を振り僕の中を刺激した。

「ああっ…にいさまぁ…!もっ…あっ…イく!イく!」

そう叫んだ瞬間、僕は自分のお腹に白濁を吐き出し、それと同時に中をギュッと締め付けた。

「うっ!…はぁ…また持っていかれるところだった…。」

と呟く兄様の額には汗が浮かんでおり、行為の激しさを表している。

僕はイッた衝撃でピクピクと身体を痙攣させ呼吸が整うのを待った。

「はぁ…はぁ…にいさま…キスして…。」

僕のその要望に兄様はすぐ答えてくれる。

「んっ…ちゅ…いくらでも。これからはフェルが嫌がるくらいするよ。」

兄様はそう言って僕が落ち着くのを待ってくれた。僕が「はぁ…。」とゆっくりと呼吸できるのを確認すると「じゃあ次は私の番ね。」と腰を緩く動かしながら僕のモノを握った。

「あっ…にいさま…僕…もう出ないから…!」

「うん、大丈夫だよ。ちゃんと出なくても私がいっぱい吸ってあげるから。」

兄様は緩く動かしていた腰のスピードを速め、僕のモノの激しく上下させながら乳首を摘む。

「ああんっ…にいさま…もっ…また…!」

僕のモノは兄様の刺激を受けたことで勃ち上がりピクピクと動いている。兄様はその光景を眺めながら再び僕の中に腰を打ち付けると自分の欲を注ぎ入れる。

「んんっ…ん~…!」

兄様は最後の一滴まで僕の中に刷り込むように腰をなすり付けると自分のモノをズルリと抜いた。その瞬間、せき止められていた僕の秘部からは受け止めきれない白濁がトロトロと溢れ出す。

「あっ…にいさまのがいっぱい…。」

「フフッ、いっぱい出たね。ホントは溢れないように栓をしときたいところだけど…それはまぁ…後々ね。」

「(ええっ…今なんて?)」

「フェルはもう限界かな…?私はまだ元気だけど。」

と兄様は自分のモノを掴んで僕に見せてくる。

「あっ…もうむりぃ…!」

と僕は必死にお願いをした。

しかし、兄様は「フェル、まだ2回しかイッてないよね?ならまだいけるよ、頑張ろ?」とまだまだヤル気満々だ。

僕はその後2回イき、兄様が僕の中にもう一度、白濁を注ぎ入れたところまでは覚えている。しかし、それ以降は意識が飛び覚えていない。




僕が次に意識が戻ったのは朝になってからだった。目覚めた時、僕の寝顔を見つめる兄様と目が合い、照れながら朝の挨拶をした。そのまま起き上がろうとしたが案の定、普段使わない筋肉を使ったせいで主に下半身が痛く、特に股関節が痛かった。

「うぅ~…動けない。」

と唸ると、兄様は嬉しそうに僕の腰を撫で

「フェル、ありがとう。フェルと1つになれて本当に嬉しい。もっと立派な男になってフェルのこと守るからね。」

と笑った。
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