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番外編

3. 《初夜2》*タジェット

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「(これで…良かったのかな…?)」

僕は何故か兄様と一緒にお風呂に入っている。

あの後、カラマス君とサックルさんは僕と兄様に気を遣って「いきなり3人相手はしんどいよな、じゃあ俺とサックルさんはまた違う日に愉しませてもらうから。」と言い、部屋を出て行った。

兄様はそれを嬉しそうに見送り「さぁ私達もお風呂に入ろうか、私も早くこの衣装を脱ぎたくて仕方なかったんだ。」と言い、上着を脱ぐ。僕はそれに何も言えずただ黙って上着を脱いだ。





僕は2人で浴槽に入りながら考える。

「(これ…確実に今日、僕の処女が奪われる感じ…?別に嫌なわけじゃないけど、いざその日になると緊張するもんだなぁ…。)」

「フェル、今、何考えてたの?」

と兄様が僕の太ももを撫でながら聞いてくる。

「んっ…あっ…兄様のことだよ?」

「フフッ、ホントに?あの2人に悪いとか思ったんじゃないの?」

そう言いながら腰からお腹にかけて撫で摩る。

「ちがっ…違うよ?あっ…にいさま…くすぐったい。」

僕の息が少し乱れてきた。

「あの2人が気を遣ってくれたんだから今日は目一杯フェルを堪能しないとね?」

兄様はそう言うと僕をお姫様抱っこして浴槽から立ち上がった。そしてそのままタイルの床に下ろすと石鹸を泡立て始める。

「(まさか…直接…?)」という僕の予想は当たり、兄様の泡立つ手は僕の肩から胸へと伸ばされた。それから兄様には洗われてないところはないんじゃないかというくらい身体を洗われた。予想通り胸とアソコは念入りに。僕は初夜を迎える前から疲労困憊となった。







「ああんっ…にいさま…胸は少し撫でるだけで…!」

「いや、ダメだよ、今日はいつも以上に緊張してたから汗もいっぱいかいてるし、念入りにしないと。」

そう言って胸を下から持ち上げるような手の持って行き方をする。

「(そんなことしなくても、おっぱいなんてないから~!)」

そんな僕の気持ちはつゆ知らず、兄様は僕のおっぱいをモミモミとしながら親指を乳首にひっかける。

「んんっ!…はぁ…んっ…あっ!」

と僕は乳首を引っ掻かれる度に声を上げた。いつの間にか僕の態勢は腕を後ろに突っ撥ねた状態で身体を支え、兄様には胸を突き出しているような態勢である。

兄様は嬉しそうに

「フェル…凄い敏感…次はコレを舐めたらどうなるかな?」

と乳首に顔を近づけ、ゆっくりと舐め取る。右乳首は変わらず親指でクニクニと揉まれ、左乳首は舐めたり噛まれたりする。

僕は「ハァ…ハァ…。」と息を乱しながら快感に喘いだ。

そして乳首の次は僕のモノ。すでに兄様の手によって勃ち上がった僕のモノは泡で隠されることなくフルフルと震えている。兄様は乳首を弄っていた手を下ろしながら性器を握り、僕はその刺激でさえも「あっ…。」と喘いでしまった。

しかし兄様からすれば可愛い反応だったらしく「ああ…早くフェルの中に入りたい…。」と呟き僕のモノを上下にしごき出した。

「あっ…あっ…んんっ…にいさま…洗うんじゃ…?」

「うん、洗ってるよ?こうやってしごいて中のモノを出してしまおうか。1回出しちゃえば綺麗になるかな?」

と嬉しそうに言う。

「んっ…はぁ…もっ…にいさま…だめ…。」

「ん?イく?」

今は兄様のその笑顔が恨めしい。僕は涙目で兄様を睨んだ。

「もう…フェル…可愛すぎ。私の我慢が限界だよ…そうだ、私も一緒に出せばいいのか。」

兄様はそう言うと僕を自分の太ももに乗せ対面座位の態勢をとった。

兄様は僕の惚けた顔を見て「フフッ、早く出したいって顔してるね?じゃあその期待に応えないと。」と僕のモノと自分のモノを握る。

片手は僕の背中に回され、唇は兄様に塞がれた。

「ふっ…んっ…はぁ…。」

後はもう兄様にされるがままだ。僕は兄様に与えられる快感を受け入れるだけ。

「はぁ…フェル…愛してるよ。」

「(ああ…兄様から久しぶりに聞いた…。)
んっ…僕も…愛してる…。」

その瞬間、兄様は荒々しく手を動かし僕のモノをイかせ、そして僕の出したモノを舐めとると自分のモノだけ握り、僕のお腹に吐き出した。

「はぁ…はぁ…。」

お互いに息を整えると、兄様は僕にキスをしながら兄様の出したモノをお尻の襞に塗り付ける。

「あんっ…はっ…あっ…!」

僕の秘部はもう既に濡れそぼり、グチュグチュと音を立てながら兄様の精液を受け入れる。

「…フェルのココは…潤滑油も要らないみたいだね。指入れるよ?」

と言いながら中指を入れる。



くちゅ…じゅ…ぐちゅ…



兄様の指が出し入れされる度に僕の秘部からは音が鳴る。

「あっ…ああ…んっ…。」

「フェル…気持ちいい?一本でもこんなに私の指を締め付けるなんて…大丈夫かなぁ?」

そう言いつつも指は止まらない。

「ああっ…んん…にいさまぁ…。」

「ん?どうしたの?」

「おしり…気持ち…い…よぉ!」

「フフッ…それは良かった。じゃあもう一本!」

兄様は二本目を勢い良く突き入れる。

「あっ!!!…はぁ…ん…。」

兄様の指は僕の中をグリグリと掻き回し、僕のいいところを掠めるように動いていく。

「あっ…あっ…また…イッちゃう…!」

そう言った瞬間、兄様は僕の中から指を引き抜き、

「…ココも十分、洗えたからベッドに行こうか。私ももう限界…。」

兄様は惚けている僕を抱き上げると身体を拭くのもおざなりにベッドへ運ぶ。ベッドへ横たわせられた瞬間、激しく口付けられ腰を擦り付けられる。

「(あっ…兄様のが僕のに当たってる…!)
ふぅ…ん…。」

「フェル…愛してるよ、私を受け入れて。」

そう言った兄様は僕の中に自分のモノを突き入れる。

「あっ!!!あっ…あっ…!」

「うっ…流石に…。」

兄様はそう言いながら自分のモノが僕に馴染むまで緩々と腰を動かす。

暫くそれを続け、僕が快感を拾うようになると

「…やっと1つになれたね、フェル。」

と僕の頰を両手で包み、僕を見つめてくる。その目には涙が浮かんでいた。

「あんっ…にいさまぁ…嬉しい…。」

「私も…ん…嬉しいよ。じゃあ動くからね?」

そう言った兄様は自分のモノが僕から抜けるギリギリのところまで引き抜くとまた勢いよく僕の中に突き入れた。

「ああっ!あっ…あんっ!」

僕はその激しい律動に喘ぐことしかできない。兄様もいつもの余裕がないくらい一心不乱に腰を振っている。僕はそれを喘ぎながらも見つめ、自分の為に必死に動く兄様を嬉しく感じた。

暫く動き続けた兄様は「はぁ…はぁ…そろそろ…イくよ。」と言い、更に激しく腰を振り僕の中に欲を吐き出した。ドクドクと僕の中に兄様の吐き出したモノが注がれる。

「んっ…入ってくるぅ…。」

「はぁ…はぁ…フェル…愛してる。」

兄様は僕に顔を寄せると濃厚な口付けをした。

口付けられながら、兄様の指は僕の乳首を摘み、兄様の唇が離れると兄様はこう言った。

「フェル…さっきはゴメンね、やっとフェルと1つになれて嬉しくて自分のことしか考えてなかった…。次はフェルのこと、気持ち良くするからね?」

と兄様はすっかり萎えてしまった僕のモノを握り、まだ後ろに入ったままの自分のモノをグラインドさせる。するとグングンと硬度が上がっていく。

「あっ…また…。」

「うん、次はフェルの番。フェルのが出なくなるまで可愛がってあげるからね?」

とニヤッと笑うと僕のモノを扱きながら腰を激しく突き動かした。
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