上 下
147 / 215
第3章

146. 説明2

しおりを挟む
するとジャスミン様が

「あの!フェンネル様、そこまでの覚悟があるとは知らず、色々聞こうとして申し訳ありませんでした。それであの…失礼を承知でお伺いしますが、タジェット様とは最後までされたのですか…?」

と遠慮がちだが凄い質問をしてきた。

「(えぇ!?…まぁ、そっか、それが聞きたいって言ってたもんね。でも、どうやって話せばいいんだ?姉様はともかくこちらのご令嬢達はまだ嫁いでないよね?てことは男性の身体を見たことないんじゃ…?)
あの…お話するのは構わないのですが、何処まで細かく話せば良いか…。」

ジ「ご心配いりませんわ、フェンネル様!私達、男性の裸は見たことはありませんが絵画では見たことございます、それにアンブレットには弟がおりますので着替える時に数回見たことがございますわ。」

「えっ…そのアンブレット様の弟君はお幾つなのですか?」

ア「1歳よ!」

「(1歳!?だっ…大丈夫かな!?でも大丈夫って言ってるんだから大丈夫なのか?)
そっ…そうですか。」

ア「それに衆道の本でだいたい男性の身体がどうなってるかわかりますし、ロザに聞いているから大丈夫!ねぇ、ロザ!」

「そうね!私の経験から話はしてるわ!それで念願の息子も授かったし大丈夫だと思うの!だからフェンネルも遠慮なく話してちょうだい。」

「う…うん。では、結論から言うと最後までしておりません。キスをしたり触られたりはしますが、それ以上は…。」

ジ「エェッ!そうなのですか!フェンネル様は最後までされたいとは思わないのですか?」

「いえ、そうではないのですが何分、体格差がありますし私もまだ10歳にも満たないので兄様には待ってもらってるんです。10歳になったら身体の関係を持つことを約束させられていますが。」

ジ「キャー!もう宣言されてるのですね!イモーテル、いいですわね!ねっ?それで触るとは具体的にどうやって…?」

なんかジャスミン様の目が怖い…。

イ「ジャスミン様、いきなりですわね!」

とイモーテル様が注意するも目がキラキラしている。

「そ…そうですね。男性の性器…はわかりますよね?それをお互いに触ったり、舐めたり…。」

「「舐めたり…。」」

「後、男性同士で性交する場合、挿れられる側はお尻の穴を使うのですが、そこに指を挿れられたり…。」

「「挿れられたり…。」」

ご令嬢達をよく見ると各々がどんな風か想像しているようだ。きっとそのモデルは僕と兄様なんだろう。

「そして私は最後まで出来ませんので兄様の性器を股…太もも部分に挟んで素股というのもされました。」

「「素股…。」」

ここまで呟きが被ると面白い。僕は暫く4人の様子を見て楽しんでいた。

「なんとなくだけど想像できたわ、フェルありがとう。これで私達3ヶ月は暇なく暮らしていけるわ。」

「えっ!?そんなに!なんか恥ずかしいけど、これくらいなら別に話せるよ。事細かく言うとキリがないからだいぶ省いたけど…。」

ア「ありがとうございます!フェンネル様。実体験をされた方に話を聞くと想像しやすくてわかりやすいです!それにモデルが目の前にいますしね。」

「いいえ、そんなこと…。また機会があればお話しますね。」

「それでフェンネル、今日は家に泊まるのかしら?勝手にこちらで準備はしておいたのだけど…。」

「うん、姉様と義兄様が良ければベイローレルさんと泊まらせてくれたらありがたいかな。」

「勿論よ!じゃあベイローレルさんに話しておいてね。私達は今からまたこの話について意見交換するから!」

姉様はそう言うとご令嬢達と興奮して話し出した。僕はその様子を眺めながら静かに部屋を後にした。

部屋を出ると先程の執事さんが待機してたのでベイローレルさんがいる部屋に案内してもらう。部屋に入るとベイローレルさんの姿は無く、机にメモが置かれていた。

"時間が掛かりそうだったから街まで行ってくる"

なんかベイローレルさんらしいな、と思う。僕は執事さんに声をかけると僕も街に向かうことにした。
しおりを挟む
感想 96

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください

わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。 まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!? 悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。

女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?

青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。 そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。 そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

もう人気者とは付き合っていられません

花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。 モテるのは当然だ。でも――。 『たまには二人だけで過ごしたい』 そう願うのは、贅沢なのだろうか。 いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。 「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。 ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。 生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。 ※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI
BL
 ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた  見た目は勝ち組  中身は社畜  斜めな思考の持ち主  なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う  そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される    

処理中です...