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第2章

93. 嫉妬からの…*

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「(調子に乗りすぎた~!どうか兄様が行き過ぎませんように…!)」

「んんっ…ふぁ…にい…んっ…。」

兄様は先程の僕の告白に興奮しているのかいつもより余裕がない感じで愛撫してくる。

しかし、それでも僕の感じる所を的確に刺激してきた。

「(流石、僕の身体を知り尽くしているだけはあるな…!)

あっ…あぁ…にいさま…気持ちいっ…。」

そう覆い被さっている兄様を見上げた。

「フェル…可愛い…

君の初めては私が貰うよ?だからアイツなんかに心を許してはいけない。
いいね?私は食事は許してもそれ以上は許さないよ。」

と兄様はニコリと笑った。

「(ぜっ…全部バレてる…!)」

「今日は可愛いフェルのコレでイッてみようか…?もしかしたら射精出来るかもしれないよ。」

そう言うと僕のモノを服の上から撫でた。

手早く僕の服を脱がせると兄様も自分の服を脱いだ。

僕を跨いで服を脱ぐ兄様の程良くついた筋肉に僕が見惚れていると、

「そんなにフェルに見られていると照れるな…それに…"私の"が我慢出来なくなる。」

僕は下をチラッと見ると既に臨戦態勢となっている兄様のモノを見て、思わず「あっ…。」と声が漏れてしまった。

兄様はクスッと笑うと僕にチュッと軽くキスをし、片手で乳首を弄り、もう片方の乳首を吸ってきた。手元は僕のモノを握り、やわやわと扱いて僕のモノを立たせようとする。

僕は直ぐにその刺激に反応してしまい、完勃ち状態になった。前回で皮が剥けたので今回は完全な大人へと近付いた形である。

兄様はその光景に恍惚とし「やっとだね…。」と先を優しく撫でた。

その刺激でも僕は「あんっ。」と声を上げ震える。

兄様は僕のモノに自分の唾液を垂らすとパクッと咥え、ジュポジュポと音を上げながら上下に動いた。

完全に皮が剥けた状態でフェラされるのは初めてなので敏感になっているソレは少しの刺激でイッてしまいそうになる。

「あっ…あっ…んんっ…あっ…にい…さま、ダメ…!イッ…ちゃ…!」

と訴えたがむしろ逆効果で兄様はこちらを向くと

「フェルの美味しいモノ飲ませてね。」

と僕のモノをキツく吸い上げた。

その瞬間、身体中がビクビクッと震え脱力感に襲われる。

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…。」

と呼吸を整えていると、ゴクンッと音と共に兄様が笑顔で見つめてきた。

「あっ…兄様!もしかして…飲んじゃったの…!?」

と慌てて聞いたが、

「うん…フェルの初めての射精だね、おめでとう…やっぱり凄く甘くて美味しかったよ…。今まで飲んでたフェルのものと比じゃないくらい…。」

と感動している。

僕はその発言に「ウソ…。」と返事をした。

すると「嘘じゃないよ?」と言われたので「だって…兄様のは…しょっぱいよ?」と返した。本当は苦くもあったが流石に傷付くかと思い言えなかった。

兄様は少し考え込むようにすると、急に僕にキスしてきた。

僕がビックリしていると兄様の舌が口の中に入ってきてさっき僕が出したモノを少し感じる…。

「(えっ…ホントだ…。生クリームみたいな味がする。これはさすがに甘いって感じるよね…。てか、これも神様の仕業だな…これなら僕だって舐めたくなるし。)」

僕が驚いた表情で口の中を堪能していると「やっぱり甘かったでしょ?」と確認された。

僕はコクコクッと頷き「凄い…!」と自分でも言ってしまった。

「だから、フェルのモノが早く舐めてみたかったんだ…。凄く美味しかったよ、ありがとう…



じゃあ次は私の番ね。」

と兄様に引っ張られて起こされた。

兄様は僕の手首を掴むと胡座をかいた状態で自分のモノを握らせた。

その時、兄様のモノがピクリと動く。

「フェルに握ってもらってるだけで凄く興奮する…。でもせっかくだからなるべくイクのを我慢しないとね。」

と笑うと僕の目を見た。

流石にここまでされたら次、何をしなければいけないかくらいはわかる。

僕は始めに手だけで上下に扱き、その後、裏筋を撫でたり人差し指でなぞったり…親指で亀頭をクリクリ回したりした。すると先走りが出始めたのでそれを舐めようとパクリッと咥えた。途端に兄様のモノはビクッと震え「フェル…不意打ちは無しだよ…。」と笑われた。

僕は兄様をチラリと見上げると舌で亀頭やカリの部分を舐め回し、上下に必死で動いた。僕の口じゃ兄様の半分くらいしか収まらないけど、収まりきらない部分は手でなんとかカバーした。





そして暫くすると「ハァ…フェル…もう…イきそうだから離して。」と言われた。

しかし、僕も兄様に負けじとチューチューと吸い上げた。

「あっ…ダメだ…フェル!口に出しちゃうから離して!」

と兄様は僕を離そうとしたが、僕の口からスポッと抜けたことが最後の刺激となり、兄様の射精を僕は顔全体に浴びてしまった。

咄嗟に目を瞑ったので目に入ることはなかったが、鼻筋や頰に生暖かい感触がある。

兄様はタオルを探しているのか慌てているようだ。

僕は兄様の出したモノを指先で拭うと口に含んでみる。

「(ん"…やっぱり苦い…。)」

と思っていると兄様がタオルで顔を拭いてくれた。

「ダメだよ、フェル。出そうだから離して、ってあれだけ言ったのに…。」

「だって、兄様は僕の飲んでくれるのに僕は飲めないんだもん…。」

「気持ちは嬉しいけど…私のは美味しくないでしょう?無理しなくていいよ。私はフェルに触ってもらえるだけでも嬉しいんだから。」

と言ってくれた。

僕はその言葉にフフッと笑って「次は頑張るね。」と答えた。

兄様は困ったように笑ったが何も言わなかった。

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