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第2章
91. 2年間のこと(2)
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そしてもう1つ、嬉しいことがあった。
なんとロザリーナ姉様に子供ができ、ついこの間生まれたからだ。
性別は男の子、名前はリーフ君。
もう可愛くて可愛くて仕方がない。
会えるものなら毎日でも逢いたいが、さすがにそれは難しいので1ヶ月に1回のペースでタジェット兄様の火竜に乗って会いに行き、その時には姉様に腐的な何かを報告しようとも思っている。
きっと首を長くして待っているだろうから…。
そして話は戻るが、ラーチさんとオットーさんをくっ付ける計画も実行中だ。
未だに1ヶ月に2回、施療院で光魔法の訓練をしている僕は退院したはずのラーチさんを施療院に呼んだり、逆にオットーさんを街に誘ってラーチさんと3人で食事をしたりしている。
退院したラーチさんを施療院に呼ぶ理由を考えなければならなかったが、そこは領主様の息子として現状を知ってもらいたいから!とか言って来てもらっている。
そんなしょっちゅうじゃないよ?
3ヶ月に1回くらい…。
ラーチさんも納得して来てくれてるからそこはありがたいかな。
最初はオットーさんも恥ずかしそうにしていたが、だんだんと心を開いてくれるようになり、まだラーチさんと2人で食事に行ったりはしてないみたいだけど、2人でお喋りをしているのは見かけた。
よし!このままくっついちゃえ~!と思っているがなかなか難しい…。
オットーさんが言うみたいに施療院で勤めている人は恋愛禁止なので、ラーチさんと付き合うのならオットーさんは施療院を辞めなくちゃいけない。
そこで、ラーチさんに私のところに嫁いでおいで!とばかりにプロポーズしてもらえば、オットーさんも次の仕事のこととか考えずにラーチさんの元へと行けると思ったんだ。
でも、あれから2年…格段に2人は仲良くなっているはずのに恋愛まではいっていない…僕、こんな頑張ってるのに…。
いつも間には僕がいて、3人で横並びになる時もいつも僕が真ん中だ。
僕が気を遣って端に行こうとするとオットーさんにグイッと腕を引かれて真ん中にさせられる…よって僕の計画は未だに成功はしていない。
でも、いつかは成功させてやる!と計画中だ。
そしてタジェット兄様とはどうなったかというと…
結論から言うと、まだ最後までしていない。
あのタジェット兄様からしたら凄い耐えていると思うけど、その分イチャイチャっていうのかな?そういうのはしている。
例えば僕が兄様の上に跨って騎乗位みたいな体勢になり、僕のモノと兄様のモノを握って扱き合う。暫くするとその手の上から兄様の手が覆い、僕の手ごと扱いてくる。
あと、最近覚えたのはフェラすること。
最初は兄様のモノを間近に見て、絶対無理!となり諦めていたが、僕も少しずつ成長している為、口には入り切らないけど舌や唇、手を使ってどうにかしている。
生前の記憶のお陰でだいたい触られて気持ちいいところは分かっているのでその辺りを集中的に狙うとなんとか最近は兄様をイかせられるようになった。
僕からしたら兄様の言う"僕の先走りが美味しい"というのはよくわからない。だってしょっぱいだけだもん。
そして…兄様に僕のモノを剥いてもらった。
僕が「痛い、痛い!」と泣くもんだから兄様はかなり時間をかけてやってくれたと思う。結局1ヶ月以上かかった。まぁ兄様は剥きながら痛がっている僕を嬉しそうに見てたんだけどね。泣き顔がそそるのかな?
それもついこの間のことなので、まだ射精はしていない。
兄様は早く僕の精子が甘いか試したいらしく、その期待が怖くもあるけど…。
僕は兄様がそんななので自分でする自慰行為はしたことがない。
だって、したら兄様に怒られそうだから。兄様にも剥く行為を1人で禁止されていたのできっと自慰行為も禁止なんだろう。兄様が討伐とかでいない場合は問題ないだろうけど、元々、僕は淡白なのでこれから兄様が忙しくなり、なかなか一緒にいれなくても自慰行為をすることはほとんどなさそうだ。
コンコンッ
あっ…
色々考えてたらタジェット兄様が来たみたい。
「はーい。」と返事をすると僕の隣に腰掛けて髪にキスしてきた。
「フェル、さっき部屋を出るとき、元気がなかったけどどうしたの?」
と早速聞かれた。
「(さすが兄様…あの一瞬で気付いたんだ!)
あっ…うん…もうすぐ誕生日パーティーだなぁ…って思って。」
「緊張する?」
と兄様は僕の髪を撫でる。
「そりゃあ緊張するよ。兄様みたいにキチンと言えないと思うし…。」
とモジモジと言うと、
「フェル、私の言ってたこと覚えてるの…?」
とビックリしていた。
「(あっ!マズイ…!僕あの時1歳だった…!普通なら覚えてるわけないし…!早くごまかさなくっちゃ…!)
…なんとなくだけど覚えてるよ。内容とかは覚えてないけど、結構長く話してたよね?」
と苦し紛れに言い訳すると、
「うん!そうだよ。フェルは本当に頭もいいし記憶力もいいんだね。あの時は事前に言うことを書き出して暗記してたんだ。私だってあの時いきなり話すなんてできないよ。」
と騙されてくれた。
「(兄様…簡単過ぎる…!もっと僕を疑った方がいいよ…。)」と内心謝っていた。
なんとロザリーナ姉様に子供ができ、ついこの間生まれたからだ。
性別は男の子、名前はリーフ君。
もう可愛くて可愛くて仕方がない。
会えるものなら毎日でも逢いたいが、さすがにそれは難しいので1ヶ月に1回のペースでタジェット兄様の火竜に乗って会いに行き、その時には姉様に腐的な何かを報告しようとも思っている。
きっと首を長くして待っているだろうから…。
そして話は戻るが、ラーチさんとオットーさんをくっ付ける計画も実行中だ。
未だに1ヶ月に2回、施療院で光魔法の訓練をしている僕は退院したはずのラーチさんを施療院に呼んだり、逆にオットーさんを街に誘ってラーチさんと3人で食事をしたりしている。
退院したラーチさんを施療院に呼ぶ理由を考えなければならなかったが、そこは領主様の息子として現状を知ってもらいたいから!とか言って来てもらっている。
そんなしょっちゅうじゃないよ?
3ヶ月に1回くらい…。
ラーチさんも納得して来てくれてるからそこはありがたいかな。
最初はオットーさんも恥ずかしそうにしていたが、だんだんと心を開いてくれるようになり、まだラーチさんと2人で食事に行ったりはしてないみたいだけど、2人でお喋りをしているのは見かけた。
よし!このままくっついちゃえ~!と思っているがなかなか難しい…。
オットーさんが言うみたいに施療院で勤めている人は恋愛禁止なので、ラーチさんと付き合うのならオットーさんは施療院を辞めなくちゃいけない。
そこで、ラーチさんに私のところに嫁いでおいで!とばかりにプロポーズしてもらえば、オットーさんも次の仕事のこととか考えずにラーチさんの元へと行けると思ったんだ。
でも、あれから2年…格段に2人は仲良くなっているはずのに恋愛まではいっていない…僕、こんな頑張ってるのに…。
いつも間には僕がいて、3人で横並びになる時もいつも僕が真ん中だ。
僕が気を遣って端に行こうとするとオットーさんにグイッと腕を引かれて真ん中にさせられる…よって僕の計画は未だに成功はしていない。
でも、いつかは成功させてやる!と計画中だ。
そしてタジェット兄様とはどうなったかというと…
結論から言うと、まだ最後までしていない。
あのタジェット兄様からしたら凄い耐えていると思うけど、その分イチャイチャっていうのかな?そういうのはしている。
例えば僕が兄様の上に跨って騎乗位みたいな体勢になり、僕のモノと兄様のモノを握って扱き合う。暫くするとその手の上から兄様の手が覆い、僕の手ごと扱いてくる。
あと、最近覚えたのはフェラすること。
最初は兄様のモノを間近に見て、絶対無理!となり諦めていたが、僕も少しずつ成長している為、口には入り切らないけど舌や唇、手を使ってどうにかしている。
生前の記憶のお陰でだいたい触られて気持ちいいところは分かっているのでその辺りを集中的に狙うとなんとか最近は兄様をイかせられるようになった。
僕からしたら兄様の言う"僕の先走りが美味しい"というのはよくわからない。だってしょっぱいだけだもん。
そして…兄様に僕のモノを剥いてもらった。
僕が「痛い、痛い!」と泣くもんだから兄様はかなり時間をかけてやってくれたと思う。結局1ヶ月以上かかった。まぁ兄様は剥きながら痛がっている僕を嬉しそうに見てたんだけどね。泣き顔がそそるのかな?
それもついこの間のことなので、まだ射精はしていない。
兄様は早く僕の精子が甘いか試したいらしく、その期待が怖くもあるけど…。
僕は兄様がそんななので自分でする自慰行為はしたことがない。
だって、したら兄様に怒られそうだから。兄様にも剥く行為を1人で禁止されていたのできっと自慰行為も禁止なんだろう。兄様が討伐とかでいない場合は問題ないだろうけど、元々、僕は淡白なのでこれから兄様が忙しくなり、なかなか一緒にいれなくても自慰行為をすることはほとんどなさそうだ。
コンコンッ
あっ…
色々考えてたらタジェット兄様が来たみたい。
「はーい。」と返事をすると僕の隣に腰掛けて髪にキスしてきた。
「フェル、さっき部屋を出るとき、元気がなかったけどどうしたの?」
と早速聞かれた。
「(さすが兄様…あの一瞬で気付いたんだ!)
あっ…うん…もうすぐ誕生日パーティーだなぁ…って思って。」
「緊張する?」
と兄様は僕の髪を撫でる。
「そりゃあ緊張するよ。兄様みたいにキチンと言えないと思うし…。」
とモジモジと言うと、
「フェル、私の言ってたこと覚えてるの…?」
とビックリしていた。
「(あっ!マズイ…!僕あの時1歳だった…!普通なら覚えてるわけないし…!早くごまかさなくっちゃ…!)
…なんとなくだけど覚えてるよ。内容とかは覚えてないけど、結構長く話してたよね?」
と苦し紛れに言い訳すると、
「うん!そうだよ。フェルは本当に頭もいいし記憶力もいいんだね。あの時は事前に言うことを書き出して暗記してたんだ。私だってあの時いきなり話すなんてできないよ。」
と騙されてくれた。
「(兄様…簡単過ぎる…!もっと僕を疑った方がいいよ…。)」と内心謝っていた。
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