208 / 215
番外編【ディル編】
5. 王妃生活2*
しおりを挟む
ファーは従者達に無言で目線を送ると彼等は大人しく部屋を後にする。そして2人きりになると我慢出来ないとばかりに私に口付けた。
「あっ…ん…ファー、海は?」
「はぁ…ディル…長旅で疲れているだろうから今日はベッドでゆっくりしよう?」
「えっ…でも…。」
彼に身体を弄られながら珍しく渋る返事をする。これを拒否しないとこんな真昼間から夜中コースになってしまう。
「ダメ…?」
ファーは甘えた声を出しながら縋ってくる。
「…ダメじゃない…でも、せっかく来たから楽しみたい…。」
控えめに頼むと彼は観念した様に「…そうだね。」と呟く。「(やった…!勝った…!)」と思った矢先「じゃあコレを収めてもらっていい?」と指をさされる。
「…。」
私は仕方ないと渋々跪くと彼のズボンに手を掛け、前を寛げる。そして彼のいきり勃ったモノに手を添えながら上下に擦り、上目遣いに彼の様子を眺めた。
「んっ…はぁ…ディル…。」
彼は嬉しそうに熱い吐息を零しながら私の頭を撫で「舐めて。」と言う。私は彼の溢れ出る先走りをペロッと舐めると見せつける様に舌を絡ませた。
じゅっ…じゅる…ちゅっ…
そして口一杯にモノを頬張ると上下に擦りながら吸い上げる。
「あぁ…気持ちいいよ、ディル…。」
彼は見下ろしながら、瞳で私を愛しいと物語る。私も負けじと目元だけ笑みを返した。
じゅる…じゅぽっ…ちゅる…
彼の勃立がビクビクッと動き、終わりが近いことが分かる。
「ゔっ…はぁ…ディル…出るから離して。」
漸く彼からそう言われ、口を離そうと思ったが少し意地悪心が働き、より深く吸い上げた。
「あっ!だっ…駄目だ!ディル…ゔぅっ!!!」
彼の苦しげな声を聞いた瞬間、咥内にあの独特の苦味が広がり、思わず噎(む)せる。
「すっすまない、ディル!すぐに拭くものを用意しよう!」
ファーは慌ててタオルを用意すると私の口に押し当てた。
「んんっ私もゴメンね…離してって言ったのに。」
「いや、嬉しいよ。最後までしようとしてくれたんだろう?」
「うん…。」
ファーは私をギュッと抱き締めると舌を絡めるキスをする。
「…ディルがこんなにも頑張ってくれたんだ、私も君のお願いを聞こう。」
ようやく私は外に出れるらしい。
「あっ…ん…ファー、海は?」
「はぁ…ディル…長旅で疲れているだろうから今日はベッドでゆっくりしよう?」
「えっ…でも…。」
彼に身体を弄られながら珍しく渋る返事をする。これを拒否しないとこんな真昼間から夜中コースになってしまう。
「ダメ…?」
ファーは甘えた声を出しながら縋ってくる。
「…ダメじゃない…でも、せっかく来たから楽しみたい…。」
控えめに頼むと彼は観念した様に「…そうだね。」と呟く。「(やった…!勝った…!)」と思った矢先「じゃあコレを収めてもらっていい?」と指をさされる。
「…。」
私は仕方ないと渋々跪くと彼のズボンに手を掛け、前を寛げる。そして彼のいきり勃ったモノに手を添えながら上下に擦り、上目遣いに彼の様子を眺めた。
「んっ…はぁ…ディル…。」
彼は嬉しそうに熱い吐息を零しながら私の頭を撫で「舐めて。」と言う。私は彼の溢れ出る先走りをペロッと舐めると見せつける様に舌を絡ませた。
じゅっ…じゅる…ちゅっ…
そして口一杯にモノを頬張ると上下に擦りながら吸い上げる。
「あぁ…気持ちいいよ、ディル…。」
彼は見下ろしながら、瞳で私を愛しいと物語る。私も負けじと目元だけ笑みを返した。
じゅる…じゅぽっ…ちゅる…
彼の勃立がビクビクッと動き、終わりが近いことが分かる。
「ゔっ…はぁ…ディル…出るから離して。」
漸く彼からそう言われ、口を離そうと思ったが少し意地悪心が働き、より深く吸い上げた。
「あっ!だっ…駄目だ!ディル…ゔぅっ!!!」
彼の苦しげな声を聞いた瞬間、咥内にあの独特の苦味が広がり、思わず噎(む)せる。
「すっすまない、ディル!すぐに拭くものを用意しよう!」
ファーは慌ててタオルを用意すると私の口に押し当てた。
「んんっ私もゴメンね…離してって言ったのに。」
「いや、嬉しいよ。最後までしようとしてくれたんだろう?」
「うん…。」
ファーは私をギュッと抱き締めると舌を絡めるキスをする。
「…ディルがこんなにも頑張ってくれたんだ、私も君のお願いを聞こう。」
ようやく私は外に出れるらしい。
4
お気に入りに追加
4,609
あなたにおすすめの小説

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。


悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?
「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。
王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り
更新頻度=適当

異世界転生して病んじゃったコの話
るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。
これからどうしよう…
あれ、僕嫌われてる…?
あ、れ…?
もう、わかんないや。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
異世界転生して、病んじゃったコの話
嫌われ→総愛され
性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

超絶美形な俺がBLゲームに転生した件
抹茶ごはん
BL
同性婚が当たり前に認められている世界観のBLゲーム、『白い薔薇は愛の象徴となり得るか』略して白薔薇の攻略対象キャラである第二王子、その婚約者でありゲームでは名前も出てこないモブキャラだったミレクシア・サンダルフォンに生まれ変わった美麗は憤怒した。
何故なら第二王子は婚約者がいながらゲームの主人公にひとめぼれし、第二王子ルートだろうが他のルートだろうが勝手に婚約破棄、ゲームの主人公にアピールしまくる恋愛モンスターになるのだ。…俺はこんなに美形なのに!!
別に第二王子のことなんて好きでもなんでもないけれど、美形ゆえにプライドが高く婚約破棄を受け入れられない本作主人公が奮闘する話。
この作品はフィクションです。実際のあらゆるものと関係ありません。

俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。

無自覚な
ネオン
BL
小さい頃に母が再婚した相手には連れ子がいた。
1つ上の義兄と1つ下の義弟、どちらも幼いながらに
イケメンで運動もでき勉強もできる完璧な義兄弟だった。
それに比べて僕は周りの同級生や1つ下の義弟よりも小さくて
いじめられやすく、母に教えられた料理や裁縫以外
何をやっても平凡だった。
そんな僕も花の高校2年生、1年生の頃と変わらず平和に過ごしてる
それに比べて義兄弟達は学校で知らない人はいない
そんな存在にまで上り積めていた。
こんな僕でも優しくしてくれる義兄と
僕のことを嫌ってる義弟。
でも最近みんなの様子が変で困ってます
無自覚美少年主人公が義兄弟や周りに愛される話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる