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番外編【ディル編】
5. 王妃生活2*
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ファーは従者達に無言で目線を送ると彼等は大人しく部屋を後にする。そして2人きりになると我慢出来ないとばかりに私に口付けた。
「あっ…ん…ファー、海は?」
「はぁ…ディル…長旅で疲れているだろうから今日はベッドでゆっくりしよう?」
「えっ…でも…。」
彼に身体を弄られながら珍しく渋る返事をする。これを拒否しないとこんな真昼間から夜中コースになってしまう。
「ダメ…?」
ファーは甘えた声を出しながら縋ってくる。
「…ダメじゃない…でも、せっかく来たから楽しみたい…。」
控えめに頼むと彼は観念した様に「…そうだね。」と呟く。「(やった…!勝った…!)」と思った矢先「じゃあコレを収めてもらっていい?」と指をさされる。
「…。」
私は仕方ないと渋々跪くと彼のズボンに手を掛け、前を寛げる。そして彼のいきり勃ったモノに手を添えながら上下に擦り、上目遣いに彼の様子を眺めた。
「んっ…はぁ…ディル…。」
彼は嬉しそうに熱い吐息を零しながら私の頭を撫で「舐めて。」と言う。私は彼の溢れ出る先走りをペロッと舐めると見せつける様に舌を絡ませた。
じゅっ…じゅる…ちゅっ…
そして口一杯にモノを頬張ると上下に擦りながら吸い上げる。
「あぁ…気持ちいいよ、ディル…。」
彼は見下ろしながら、瞳で私を愛しいと物語る。私も負けじと目元だけ笑みを返した。
じゅる…じゅぽっ…ちゅる…
彼の勃立がビクビクッと動き、終わりが近いことが分かる。
「ゔっ…はぁ…ディル…出るから離して。」
漸く彼からそう言われ、口を離そうと思ったが少し意地悪心が働き、より深く吸い上げた。
「あっ!だっ…駄目だ!ディル…ゔぅっ!!!」
彼の苦しげな声を聞いた瞬間、咥内にあの独特の苦味が広がり、思わず噎(む)せる。
「すっすまない、ディル!すぐに拭くものを用意しよう!」
ファーは慌ててタオルを用意すると私の口に押し当てた。
「んんっ私もゴメンね…離してって言ったのに。」
「いや、嬉しいよ。最後までしようとしてくれたんだろう?」
「うん…。」
ファーは私をギュッと抱き締めると舌を絡めるキスをする。
「…ディルがこんなにも頑張ってくれたんだ、私も君のお願いを聞こう。」
ようやく私は外に出れるらしい。
「あっ…ん…ファー、海は?」
「はぁ…ディル…長旅で疲れているだろうから今日はベッドでゆっくりしよう?」
「えっ…でも…。」
彼に身体を弄られながら珍しく渋る返事をする。これを拒否しないとこんな真昼間から夜中コースになってしまう。
「ダメ…?」
ファーは甘えた声を出しながら縋ってくる。
「…ダメじゃない…でも、せっかく来たから楽しみたい…。」
控えめに頼むと彼は観念した様に「…そうだね。」と呟く。「(やった…!勝った…!)」と思った矢先「じゃあコレを収めてもらっていい?」と指をさされる。
「…。」
私は仕方ないと渋々跪くと彼のズボンに手を掛け、前を寛げる。そして彼のいきり勃ったモノに手を添えながら上下に擦り、上目遣いに彼の様子を眺めた。
「んっ…はぁ…ディル…。」
彼は嬉しそうに熱い吐息を零しながら私の頭を撫で「舐めて。」と言う。私は彼の溢れ出る先走りをペロッと舐めると見せつける様に舌を絡ませた。
じゅっ…じゅる…ちゅっ…
そして口一杯にモノを頬張ると上下に擦りながら吸い上げる。
「あぁ…気持ちいいよ、ディル…。」
彼は見下ろしながら、瞳で私を愛しいと物語る。私も負けじと目元だけ笑みを返した。
じゅる…じゅぽっ…ちゅる…
彼の勃立がビクビクッと動き、終わりが近いことが分かる。
「ゔっ…はぁ…ディル…出るから離して。」
漸く彼からそう言われ、口を離そうと思ったが少し意地悪心が働き、より深く吸い上げた。
「あっ!だっ…駄目だ!ディル…ゔぅっ!!!」
彼の苦しげな声を聞いた瞬間、咥内にあの独特の苦味が広がり、思わず噎(む)せる。
「すっすまない、ディル!すぐに拭くものを用意しよう!」
ファーは慌ててタオルを用意すると私の口に押し当てた。
「んんっ私もゴメンね…離してって言ったのに。」
「いや、嬉しいよ。最後までしようとしてくれたんだろう?」
「うん…。」
ファーは私をギュッと抱き締めると舌を絡めるキスをする。
「…ディルがこんなにも頑張ってくれたんだ、私も君のお願いを聞こう。」
ようやく私は外に出れるらしい。
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