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第2章
61. 仲直り2
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「僕がショウのこと、嫌いになると思ってるの⁉︎」
「えっ…でも僕のこと嫌いになったから目も合わせてくれないし話もしてくれなくなったんじゃ…?」
「違うよ!僕はどんなことがあってもショウのことを嫌いになったりしない!ショウが自分のこと以上に僕のことを大事に思ってくれてることは知ってる!それなのに嫌いになったりなんてしない…!」
顔を真っ赤にしながらモリオンが僕の為に声を荒げている。
そんなに僕のことを想ってくれてるなんて…。
「じゃあ、これからも一緒にいてくれる…?」
「当たり前だよ!嫌だって言っても一緒にいてもらうから!」
僕は嬉しくてポロポロと涙を流しながら「良かった…。」と零す。しかし、それと同時にモリオンといれるのはあと10年程だと再確認することになった。
それから僕はモリオンの「ご飯ちょうだい。」という言葉にドキドキしながらベッドに移動する。
「あっあの…モリオン…聞いてもいい?」
「何?」
モリオンが僕を跨ぎながら上目遣いに聞いてくる。
「この前は何で怒ってたの…?僕は自分だけ気持ち良くなったことで君が怒ってると思ってたんだけど、そうじゃないんだよね?」
きちんと理由を聞いておかないと僕はまたやらかしそうな気がする。
するとモリオンは再び顔を赤くすると「…ッ!ショウが色っぽいから悪いんだ!」と目線を逸らした。
「えっ?」
「この前、ショウが僕にご飯をあげる時の顔が凄く色っぽくて…僕、その時色々考えることがあったのにショウがお願いするから、もう訳が分からなくなってあんなこと言っちゃって…!後から凄い後悔したけど恥ずかしくて顔も合わせられないし…。そしたらショウが居なくなったってなって、僕のせいだと思って余計気まずくなって…ごめんなさい。」
モリオンは目元に涙を溜めながら謝ってくる。僕はやっとモリオンの気持ちが聞けてホッとしつつも「(色っぽいってなんだ⁉︎)」と戸惑っていた。
「…えっと…僕はこれからどうしたらいい?何かで顔を隠せばいいのかな?」
僕にはそんなことしか思い浮かばない。
「なんでそうなるの!ショウはそのままでいいんだよ!僕が慣れればいいんだから…!まぁ慣れることはないと思うけど…。」
「えっ、今なんて?」
最後の方が尻すぼみになって聞こえなかった。
「と・に・か・く!ショウはそのままでいいの!僕が気持ち良くさせるから素直に感じてて!」
「うぅ~…はい…。」
最後はモリオンに押し切られる形で僕達の食事が始まった。
「えっ…でも僕のこと嫌いになったから目も合わせてくれないし話もしてくれなくなったんじゃ…?」
「違うよ!僕はどんなことがあってもショウのことを嫌いになったりしない!ショウが自分のこと以上に僕のことを大事に思ってくれてることは知ってる!それなのに嫌いになったりなんてしない…!」
顔を真っ赤にしながらモリオンが僕の為に声を荒げている。
そんなに僕のことを想ってくれてるなんて…。
「じゃあ、これからも一緒にいてくれる…?」
「当たり前だよ!嫌だって言っても一緒にいてもらうから!」
僕は嬉しくてポロポロと涙を流しながら「良かった…。」と零す。しかし、それと同時にモリオンといれるのはあと10年程だと再確認することになった。
それから僕はモリオンの「ご飯ちょうだい。」という言葉にドキドキしながらベッドに移動する。
「あっあの…モリオン…聞いてもいい?」
「何?」
モリオンが僕を跨ぎながら上目遣いに聞いてくる。
「この前は何で怒ってたの…?僕は自分だけ気持ち良くなったことで君が怒ってると思ってたんだけど、そうじゃないんだよね?」
きちんと理由を聞いておかないと僕はまたやらかしそうな気がする。
するとモリオンは再び顔を赤くすると「…ッ!ショウが色っぽいから悪いんだ!」と目線を逸らした。
「えっ?」
「この前、ショウが僕にご飯をあげる時の顔が凄く色っぽくて…僕、その時色々考えることがあったのにショウがお願いするから、もう訳が分からなくなってあんなこと言っちゃって…!後から凄い後悔したけど恥ずかしくて顔も合わせられないし…。そしたらショウが居なくなったってなって、僕のせいだと思って余計気まずくなって…ごめんなさい。」
モリオンは目元に涙を溜めながら謝ってくる。僕はやっとモリオンの気持ちが聞けてホッとしつつも「(色っぽいってなんだ⁉︎)」と戸惑っていた。
「…えっと…僕はこれからどうしたらいい?何かで顔を隠せばいいのかな?」
僕にはそんなことしか思い浮かばない。
「なんでそうなるの!ショウはそのままでいいんだよ!僕が慣れればいいんだから…!まぁ慣れることはないと思うけど…。」
「えっ、今なんて?」
最後の方が尻すぼみになって聞こえなかった。
「と・に・か・く!ショウはそのままでいいの!僕が気持ち良くさせるから素直に感じてて!」
「うぅ~…はい…。」
最後はモリオンに押し切られる形で僕達の食事が始まった。
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