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第1章
30. 危機3*
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「あっ、あっ…。」
久しぶりの刺激に腰が震える。
自分でするといっても僕の場合、人より性欲が弱いのか月に数回やるだけで満足で、むしろやらなくてもいいと思ってるほどだ。
なのに、それがこうやって他人の手でされるなんて…耐性の無い今の僕には辛すぎる。
「んっ…離し…!」
お兄様の手の動きが早くなり自分の勃立からジュポジュポという先走りが激しく音を立てる。
「オリバー…気持ちいいんだね?」
そう微笑むお兄様のその顔が今は恨めしい。
そしてだんだんと腰が浮き始め終わりを迎えようとしている。頭の中では兄の前で射精したくない思いと快感を求めもっともっとと感じる自分がいる。
やだ、やだ!もうイっちゃう!
「あっ、あぁっ…っ…!」
ギリギリまで耐えたもののやはりお兄様の手腕には敵わず僕は自分のお腹に白濁を飛び散らした。
「はぁ…はぁ…。」
なんでこんなことに…。
僕は自身のお腹を見ながら息を整える。
すると微笑みを浮かべたお兄様が「いっぱい出たね。」と呆然とする僕に口付けた。
「んっ⁉︎んん~!っ、はぁっ!んっ、あっ!」
最初は軽く口付けるだけだったが、すぐに舌をねじ込まれる。
「ん、ぁ…じゅる…ぴちゃ…。」
だんだんと深くなる口付けになすがままになる。しかしお兄様の行き過ぎた行為を苦痛でしか感じ取れない僕は空いている手でお兄様の背中を叩く。すると漸くこの体勢から解放された。
僕はハァハァと息を乱しながら起き上がりお兄様を睨みつける。
「お、兄様!っ急に何するんですか!」
「…何が?」
僕なりに怒ってますアピールをしたのだがお兄様には伝わらない。
「何故こんなことをするのか聞いているのです!わざわざ僕の…モノを抜く必要ないでしょう!」
あくまで一緒に寝るだけだったのに!
するとお兄様はエッ?と驚いた表情で「オリバー、まさか分かってないの?」と告げる。
「えっ、なっ何がですか⁉︎」
彼の反応に僕がなにか悪いことでもしたのかと不安になる。つい今の今まで怒っていたはずがまさかの彼の反応に次は困ってしまった。
僕が困り顔でお兄様の返答を待っていると彼は「はぁ~…。」と溜息を吐き「こんなに鈍感だったとは…。」と零す。
「オリバー、そりゃあ一緒に寝るだけだったらこんなことする必要はないよ。でもね、私には下心がある、だからこうやって君に"手を出した"んだ。」
「しっしたごころ…?」
「そう、私は君を兄弟としてではなく1人の人間として愛しているんだ。だから君とキスだってしたいし身体も重ねたい。」
「でっでも!僕達は兄弟ですよ!」
「…確かに私達は兄弟として育ってはきたけど本来は血が繋っていない、だったら別に問題はないだろう?」
ゔぅっ…。
久しぶりの刺激に腰が震える。
自分でするといっても僕の場合、人より性欲が弱いのか月に数回やるだけで満足で、むしろやらなくてもいいと思ってるほどだ。
なのに、それがこうやって他人の手でされるなんて…耐性の無い今の僕には辛すぎる。
「んっ…離し…!」
お兄様の手の動きが早くなり自分の勃立からジュポジュポという先走りが激しく音を立てる。
「オリバー…気持ちいいんだね?」
そう微笑むお兄様のその顔が今は恨めしい。
そしてだんだんと腰が浮き始め終わりを迎えようとしている。頭の中では兄の前で射精したくない思いと快感を求めもっともっとと感じる自分がいる。
やだ、やだ!もうイっちゃう!
「あっ、あぁっ…っ…!」
ギリギリまで耐えたもののやはりお兄様の手腕には敵わず僕は自分のお腹に白濁を飛び散らした。
「はぁ…はぁ…。」
なんでこんなことに…。
僕は自身のお腹を見ながら息を整える。
すると微笑みを浮かべたお兄様が「いっぱい出たね。」と呆然とする僕に口付けた。
「んっ⁉︎んん~!っ、はぁっ!んっ、あっ!」
最初は軽く口付けるだけだったが、すぐに舌をねじ込まれる。
「ん、ぁ…じゅる…ぴちゃ…。」
だんだんと深くなる口付けになすがままになる。しかしお兄様の行き過ぎた行為を苦痛でしか感じ取れない僕は空いている手でお兄様の背中を叩く。すると漸くこの体勢から解放された。
僕はハァハァと息を乱しながら起き上がりお兄様を睨みつける。
「お、兄様!っ急に何するんですか!」
「…何が?」
僕なりに怒ってますアピールをしたのだがお兄様には伝わらない。
「何故こんなことをするのか聞いているのです!わざわざ僕の…モノを抜く必要ないでしょう!」
あくまで一緒に寝るだけだったのに!
するとお兄様はエッ?と驚いた表情で「オリバー、まさか分かってないの?」と告げる。
「えっ、なっ何がですか⁉︎」
彼の反応に僕がなにか悪いことでもしたのかと不安になる。つい今の今まで怒っていたはずがまさかの彼の反応に次は困ってしまった。
僕が困り顔でお兄様の返答を待っていると彼は「はぁ~…。」と溜息を吐き「こんなに鈍感だったとは…。」と零す。
「オリバー、そりゃあ一緒に寝るだけだったらこんなことする必要はないよ。でもね、私には下心がある、だからこうやって君に"手を出した"んだ。」
「しっしたごころ…?」
「そう、私は君を兄弟としてではなく1人の人間として愛しているんだ。だから君とキスだってしたいし身体も重ねたい。」
「でっでも!僕達は兄弟ですよ!」
「…確かに私達は兄弟として育ってはきたけど本来は血が繋っていない、だったら別に問題はないだろう?」
ゔぅっ…。
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