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第1章
22. 着替え
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「あの…お兄様、僕一人で着替えれますので廊下で待っていていただけませんか?」
恐る恐る口にすると彼は「えっ、なんで?」と僕の腰を撫でる。
「あっ、ちょっ、お兄様くすぐったいです…!」
「だってオリバーが出て行ってなんて言うんだもん、私は悲しいなぁ~。」
そう言ってニヤニヤと笑っている。僕はそれを確信犯だと分かりながらも大事なお兄様を振り解くことが出来ない。
「あの、ホントに一人で出来ますから…!」
やんわりとお兄様の腕を掴みながら離れてもらえるように促すとお兄様から「お願いだよ、オリバー!こうやって触れるのは最後かもしれないんだよ、想い出に少し手伝わせて?」と切実に懇願される。潤々と目に涙を溜めてお願いされるとなかなか断れない。
結局、触りたいだけなんじゃ…?
そんな思いは否めないが仕方なく了承する。
「やった!じゃあ私がオリバーの服を脱がせるからオリバーはじっとしててね。」
愉しげに僕の服を脱がせていくお兄様だったが、こうもマジマジと身体を見つめられていては居た堪れない。
「おっお兄様…あんまり見ないで下さい…。」
「なんで?見ないと服は脱がせられないよ。」
彼の言っていることは最もなのだが手つきがなんかこうエロい。僕は必死にそれを気にしないように目を瞑っていたがとうとう彼の手がベルトに伸びる。パチリと目を開けるといつのまにか僕の上半身はアンダーシャツ1枚になっており後は下半身だけとなっている。
僕は慌ててベルトを外そうとする彼の手を握り「あの、お兄様、先に上着を着てから下を脱いだ方が良いのではないですか、一気に脱がなくても…。」と告げたが「いや、全部脱いでから着た方がいいよ、経験者の私が言うんだから信じて。」と僕の発言は一蹴された。
結局、そのままベルトとスラックスがゆっくりと脱がされ、全裸ではないものの心許ない格好となる。
お兄様は僕の身体をマジマジと見つめながら「うん、やはりオリバーの肌はきめ細かいね。それに肌も焼けてないし女性みたいだ。」と僕の肩を擦る。
全然、嬉しくない…!
そんな思いに苛まれながらお兄様の着替えは続いた。
恐る恐る口にすると彼は「えっ、なんで?」と僕の腰を撫でる。
「あっ、ちょっ、お兄様くすぐったいです…!」
「だってオリバーが出て行ってなんて言うんだもん、私は悲しいなぁ~。」
そう言ってニヤニヤと笑っている。僕はそれを確信犯だと分かりながらも大事なお兄様を振り解くことが出来ない。
「あの、ホントに一人で出来ますから…!」
やんわりとお兄様の腕を掴みながら離れてもらえるように促すとお兄様から「お願いだよ、オリバー!こうやって触れるのは最後かもしれないんだよ、想い出に少し手伝わせて?」と切実に懇願される。潤々と目に涙を溜めてお願いされるとなかなか断れない。
結局、触りたいだけなんじゃ…?
そんな思いは否めないが仕方なく了承する。
「やった!じゃあ私がオリバーの服を脱がせるからオリバーはじっとしててね。」
愉しげに僕の服を脱がせていくお兄様だったが、こうもマジマジと身体を見つめられていては居た堪れない。
「おっお兄様…あんまり見ないで下さい…。」
「なんで?見ないと服は脱がせられないよ。」
彼の言っていることは最もなのだが手つきがなんかこうエロい。僕は必死にそれを気にしないように目を瞑っていたがとうとう彼の手がベルトに伸びる。パチリと目を開けるといつのまにか僕の上半身はアンダーシャツ1枚になっており後は下半身だけとなっている。
僕は慌ててベルトを外そうとする彼の手を握り「あの、お兄様、先に上着を着てから下を脱いだ方が良いのではないですか、一気に脱がなくても…。」と告げたが「いや、全部脱いでから着た方がいいよ、経験者の私が言うんだから信じて。」と僕の発言は一蹴された。
結局、そのままベルトとスラックスがゆっくりと脱がされ、全裸ではないものの心許ない格好となる。
お兄様は僕の身体をマジマジと見つめながら「うん、やはりオリバーの肌はきめ細かいね。それに肌も焼けてないし女性みたいだ。」と僕の肩を擦る。
全然、嬉しくない…!
そんな思いに苛まれながらお兄様の着替えは続いた。
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