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本編
17.作戦その2
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女の子とは複雑怪奇で取扱注意の難しい生き物だと言うことをジュードの頭に植え付けることになったとは露知らず。エルフリーデはあの下着姿の一件以降も懲りずにジュードを誘惑し続けては失敗を繰り返していた。ジュードがほとほと困り果てていることにも気付かずに。とにかく思いつくことをエルフリーデはとことんやってのけた。
「マリア~! もうっ! わたしはいったいどうすればいいのよ!? ジュードって頭が固いとは思ってたけど身持ちも堅すぎてガチガチの淑女じゃないのぉ~。あれって下手すれば修道女よりも身持ちが堅いわよ? 結婚式までもう1ヶ月もないっていうのに~!」
そう言ってエルフリーデは自分付きのメイド、マリアにまたも最終的に泣きついた。マリアの提案してくれた下着姿(勝負服)の一件は確かに相当ジュードを困らせたらしい。その後はジュードもさすがに不味いと思ったのか。更にガードを固く強化されて今ではもう手も足も出ない状況だった。
そして挙げ句はあの天使のように綺麗な顔にニッコリと笑みを浮かべながら……
「はい、ここまでだよ?」
「へっ? あの、ジュード?」
「僕はもう結婚式までリーを部屋に入れない」
「ええっ!? なんでそんないきなりっ!? えっ? ジュードぉ~~っ!?」
結婚するまでは入れないと言い渡されてバタンと鼻先でドアを閉められてしまった。
あの下着姿の一件で何をどう決断したのか。ジュードの部屋を訪れたエルフリーデは部屋に入ることを拒否されてしまい。その後もジュードは言葉の通りことごとくエルフリーデを門前払いした。それも毎回、あの天使のような容貌にニッコリと笑み(作り笑い)を浮かべながら……
それでも諦めずにエルフリーデが毎日のように王城にあるジュードの部屋に通っていたら、最終的には結婚するまで口もきかないという最終通告を受けて、エルフリーデはものすごく落ち込んだ。
それほどにあの一件はジュードを怒らせてしまったのだろうか? エルフリーデとあの後も会ってくれたときは最終通告を出しているときでさえ、ジュードは笑顔(ものすごく作り笑い)だったし。本当に怒っていたらあんな態度を取るものなのか。エルフリーデはとりあえずこれ以上ジュードの不興を買いたくないと大人しくしていた。
けれどそんな時に、社交界に参加しているジュードにたまたま遭遇して。これはわざとじゃないし大丈夫かな? と軽い気持ちで嬉々としてジュードに近づいたら問答無用でエルフリーデは馬車に押し込まれてそのまま家に帰される始末だった。
と、まあそんなこんなで2ヶ月ほどそんな事を繰り返していたら、結婚式まであと1ヶ月を切ってしまった……
「確かにジュード様は相当にお嬢様を拒絶されていらっしゃいますね」
「そう思うわよね?」
「はい」
「はぅ~やっぱりわたしジュードを相当に怒らせちゃったみたいなの」
「いえ、お嬢様。それは違うと思いますよ?」
「えっ? そうなの? ホントにそう思う?」
「はい、ジュード様は何というか……これ以上お嬢様に迫られるのを回避するためにお嬢様を近づけないようにしているのではないかと。けっしてお嬢様を怒っているわけではありませんわ」
「そっかぁ~良かったぁ~」
さすが旦那様持ちのメイドのマリア。一歳年下だけどしっかり者でお姉さんタイプのマリアはとても頼りになる。エルフリーデはマリアの心強い言葉に安心してその大きくて形の良い胸をなで下ろした。が、その後に続いたマリアの言葉にエルフリーデは心臓が飛び出しそうなほどの動悸を覚えることになる。
「ですので、ここは次の行動に出るときだと心得ました」
「へ? 何を心得たのマリア?」
「きっとジュード様はお嬢様が思っているよりも相当に追い込まれていらっしゃいます」
「そなの?」
「はい、ですのでここは押して駄目なら引いてみろですわ」
「といいますと?」
「お嬢様を避けてらっしゃるジュード様の要望通り、まずは一週間ほど完全にジュード様の前から消えて下さい」
「消える? えっと、それって……? どうするの?」
「気配を立つんです。お嬢様がこの世にいないくらいの気配立ちをして下さい」
気配立ちってなんだろーと、エルフリーデは思ったものの。とりあえず話の続きを聞いてみることにした。
「ふむふむ、それで? その後はどうするの?」
「そうして、お嬢様がもう諦めたとジュード様が油断したところで、夜這いをかけるんですっ!」
「よ、よばい──っ!?」
「はい、お嬢様。ビックリして大口開けている場合ではありませんよ? 一応ご説明しておきますが、夜這いというのは女性の方から男性の寝室に忍び込むという……」
「いえ、あの、マリア? わたしだって夜這いの意味は分かっているのよ? でもね。それはあまりにもあんまりなやり方だと思うのよ。ジュードだってビックリ通り越して唖然としちゃいそうなんだけど……」
「何をおっしゃっているんですかお嬢様! そんなに消極的では愛しい殿方の心をそう簡単に手に入れることは出来ませんわ! とにかく、そうと決まればさっそくわたくし色々と準備致しますからお嬢様はちゃんと心の準備をなさってくださいね?」
そうと決まってないし、エルフリーデは一言もやるともいってない。けれどもマリアはやる気だった(本人以上に)。そしてエルフリーデが引いている事にも気付かずに、マリアはもう一度エルフリーデに念押しした。
「お嬢様? ちゃんと心の準備、なさってくださいね?」
「……はい」
あのぉ~マリアさん? それは引くのではなく押しっぱなしと言うのではないでしょうか? とエルフリーデはこそっと思ったものの、恋愛に関して先輩の強気なマリアに押されてエルフリーデは何も文句を言えなかった。
「マリア~! もうっ! わたしはいったいどうすればいいのよ!? ジュードって頭が固いとは思ってたけど身持ちも堅すぎてガチガチの淑女じゃないのぉ~。あれって下手すれば修道女よりも身持ちが堅いわよ? 結婚式までもう1ヶ月もないっていうのに~!」
そう言ってエルフリーデは自分付きのメイド、マリアにまたも最終的に泣きついた。マリアの提案してくれた下着姿(勝負服)の一件は確かに相当ジュードを困らせたらしい。その後はジュードもさすがに不味いと思ったのか。更にガードを固く強化されて今ではもう手も足も出ない状況だった。
そして挙げ句はあの天使のように綺麗な顔にニッコリと笑みを浮かべながら……
「はい、ここまでだよ?」
「へっ? あの、ジュード?」
「僕はもう結婚式までリーを部屋に入れない」
「ええっ!? なんでそんないきなりっ!? えっ? ジュードぉ~~っ!?」
結婚するまでは入れないと言い渡されてバタンと鼻先でドアを閉められてしまった。
あの下着姿の一件で何をどう決断したのか。ジュードの部屋を訪れたエルフリーデは部屋に入ることを拒否されてしまい。その後もジュードは言葉の通りことごとくエルフリーデを門前払いした。それも毎回、あの天使のような容貌にニッコリと笑み(作り笑い)を浮かべながら……
それでも諦めずにエルフリーデが毎日のように王城にあるジュードの部屋に通っていたら、最終的には結婚するまで口もきかないという最終通告を受けて、エルフリーデはものすごく落ち込んだ。
それほどにあの一件はジュードを怒らせてしまったのだろうか? エルフリーデとあの後も会ってくれたときは最終通告を出しているときでさえ、ジュードは笑顔(ものすごく作り笑い)だったし。本当に怒っていたらあんな態度を取るものなのか。エルフリーデはとりあえずこれ以上ジュードの不興を買いたくないと大人しくしていた。
けれどそんな時に、社交界に参加しているジュードにたまたま遭遇して。これはわざとじゃないし大丈夫かな? と軽い気持ちで嬉々としてジュードに近づいたら問答無用でエルフリーデは馬車に押し込まれてそのまま家に帰される始末だった。
と、まあそんなこんなで2ヶ月ほどそんな事を繰り返していたら、結婚式まであと1ヶ月を切ってしまった……
「確かにジュード様は相当にお嬢様を拒絶されていらっしゃいますね」
「そう思うわよね?」
「はい」
「はぅ~やっぱりわたしジュードを相当に怒らせちゃったみたいなの」
「いえ、お嬢様。それは違うと思いますよ?」
「えっ? そうなの? ホントにそう思う?」
「はい、ジュード様は何というか……これ以上お嬢様に迫られるのを回避するためにお嬢様を近づけないようにしているのではないかと。けっしてお嬢様を怒っているわけではありませんわ」
「そっかぁ~良かったぁ~」
さすが旦那様持ちのメイドのマリア。一歳年下だけどしっかり者でお姉さんタイプのマリアはとても頼りになる。エルフリーデはマリアの心強い言葉に安心してその大きくて形の良い胸をなで下ろした。が、その後に続いたマリアの言葉にエルフリーデは心臓が飛び出しそうなほどの動悸を覚えることになる。
「ですので、ここは次の行動に出るときだと心得ました」
「へ? 何を心得たのマリア?」
「きっとジュード様はお嬢様が思っているよりも相当に追い込まれていらっしゃいます」
「そなの?」
「はい、ですのでここは押して駄目なら引いてみろですわ」
「といいますと?」
「お嬢様を避けてらっしゃるジュード様の要望通り、まずは一週間ほど完全にジュード様の前から消えて下さい」
「消える? えっと、それって……? どうするの?」
「気配を立つんです。お嬢様がこの世にいないくらいの気配立ちをして下さい」
気配立ちってなんだろーと、エルフリーデは思ったものの。とりあえず話の続きを聞いてみることにした。
「ふむふむ、それで? その後はどうするの?」
「そうして、お嬢様がもう諦めたとジュード様が油断したところで、夜這いをかけるんですっ!」
「よ、よばい──っ!?」
「はい、お嬢様。ビックリして大口開けている場合ではありませんよ? 一応ご説明しておきますが、夜這いというのは女性の方から男性の寝室に忍び込むという……」
「いえ、あの、マリア? わたしだって夜這いの意味は分かっているのよ? でもね。それはあまりにもあんまりなやり方だと思うのよ。ジュードだってビックリ通り越して唖然としちゃいそうなんだけど……」
「何をおっしゃっているんですかお嬢様! そんなに消極的では愛しい殿方の心をそう簡単に手に入れることは出来ませんわ! とにかく、そうと決まればさっそくわたくし色々と準備致しますからお嬢様はちゃんと心の準備をなさってくださいね?」
そうと決まってないし、エルフリーデは一言もやるともいってない。けれどもマリアはやる気だった(本人以上に)。そしてエルフリーデが引いている事にも気付かずに、マリアはもう一度エルフリーデに念押しした。
「お嬢様? ちゃんと心の準備、なさってくださいね?」
「……はい」
あのぉ~マリアさん? それは引くのではなく押しっぱなしと言うのではないでしょうか? とエルフリーデはこそっと思ったものの、恋愛に関して先輩の強気なマリアに押されてエルフリーデは何も文句を言えなかった。
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