思いがけず聖女になってしまったので、吸血鬼の義兄には黙っていようと思います

薄影メガネ

文字の大きさ
上 下
5 / 32
本編

03 眠れる王子様と目覚めのキス

しおりを挟む
「素直に渡してくれるなら、俺たちはお嬢さんに危害を加える気はない」
「……あなたたちは……」

 五、六人はいるだろうか。中でも先程から話しかけてくるリーダー格とおぼしき男が手にしている鈍色にびいろ得物えものには……赤い血がしたたっている。公爵様を傷つけた刃物だと気付いて、途端、全身にゾッと震えが走った。

「それ以上こっちに来ないでっ!」

 制止をものともせず、ジリジリと近づいてくる男たち。私は反射的に倒れている公爵様をかばうように抱き寄せた。どうしようっ! どうすればいいの?
 
「公爵様っ公爵様! お願いです起きてください!」

 やはり公爵様はピクリとも動かない。手に血についた公爵様の血と、氷のように冷たい公爵様の体……怖い。でも渡してはいけない。と思った。

「──っ! 公爵さっ……──せ、セオドア様っ!!」

 意を決して恐れ多くも名前を呼び、揺さぶり、必死の呼び掛ける。すると、閉じられていた瞳がうっすらと開いて、アイスブルーの虹彩こうさいのぞいた。

貴女あなた、は……」
「ああっ良かった! 気が付かれたのですね。セオドア様、私はエリカです。リアード、様の……妹の……」

 こうするのが一番手っ取り早い。妹と名乗るのはおこがましいが、仕方なかった。

「ならば僕に構わず……逃げなさい……」
「セオドア様!?」
「はや、く……」

 事切れるように言って、再びセオドア様は意識を失ってしまった。

「ダメですセオドア様っセオドア様っ!」

 強く揺さぶって、けれど今度こそ完全にセオドア様が目覚める気配はない。

「お嬢さん、諦めてさっさとそいつを渡すんだな」
「そんな……」

 絶望的な状況に青ざめる。
 確かに、セオドア様は大切な兄と自分を引き離した仇敵きゅうてきだ。自分が入れてもらえなかった家族の輪に、積年せきねんの感情を持ち出せば切りがないけれど、彼はリアードの大切な家族なのだ。
 十四年前に味わった家族を失う苦しみを、意趣返いしゅがえしで彼らに味わわせていいという気にはとてもなれなかった。

「そいつも言っていただろう? 大人しく言うことを聞いた方が身のためだ。俺たちも騒ぎを大きくはしたくない。それに無駄な血は流さない主義なんでな」

 ──さあ、とっととそいつを引き渡しな。お嬢さん。

 禍々まがまがしい、血に濡れた手を差し出される。私に逃げろと言った、セオドア様の顔と男の手を交互に見つめて……そして心は決まった。

「……嫌、です」
「何だと?」

 男の顔が不快な色に染まった。きっと、抵抗すれば殺される。けれど私は──リアードの大切な人を……リアードの家族を守りたかった。そのためには……
 今だけでもいい。心の中にあった一切のわだかまりを消し去って、決意の引き金トリガーを引く。カチンと、音がしたような気がした。

「セオドア様をお渡しすることはできません」

 男を見据みすえ、今度こそキッパリと言い切る。先程からずっと、胸元に抱えているセオドア様よりも青い顔をして、体はガタガタと震え続けているのに、不思議と声は震えていなかった。

「お嬢さん……死にたいのか?」

 黒衣の男が剣を持ち代えたのが見えた。こちらに向けられる切っ先を見つめながら、私は十字を切り、胸元で十字架を握り締め、祈るように手を組み合わせ──そして願った。


 ──私の命と引き換えにしてもいい。彼を、大切な家族リアードの元に返せるだけの力を私にください。神様……


 すると、

「──イタッ!」

 急に胸元がチリチリと熱くなった。それが徐々に火のように熱く、急速に熱を帯び始めている。
 私は咄嗟とっさに胸元のボタンを外しにかかった。はしたないという意識はあったが、それどころではない。肌が焼けるのではないかというほどの強烈な熱さに、男の前で服を脱ぐ羞恥しゅうちを頭の片隅に追いやって、私は大急ぎで衣服の前をはだける。
 途端、あらわになった胸元に出現した何か・・に、男たちはひるんだ。

「あれはまさか……」
「……赤い十字の紋様だとっ!?」
「チッ、冗談じゃねーぞ!」

 息をみ、吐き捨てるように動揺を口にして、男たちが後退していく。
 更には胸元そこに浮き上がる赤い十字の紋様を中心に、発生した光が夜闇を明るく照らし、膨れ上がっていく。真白ましろな光の膨脹はとどまるところをしらない。

「これはっ!? 不味い! 引き上げるんだ……!」

 次々離脱していく男たち。そして──

「きゃあ!」

 事実、光が爆発したように、辺り一帯が吹っ飛んだのだ。


****


 爆発から五時間ほどが経過して、時刻はすっかり深夜から早朝へと移り変わっている。

 ここは孤児院から数ブロック先の診療所の二階。角部屋かどべやにある個室を与えられて──その窓際に立ち、閉じきったカーテンを小指の先ほど開けて、隙間越しに外の様子を見る。
 辺りを巡回する王都からやってきた近衛兵このえへいと、その回りをガヤガヤと囲うようにして噂する町の人たち。
 何故、王を警護する彼らが下町の孤児院へ出張でばってきたのかというと、事態を重く見た国王自らが動いているからだ。

 それもそのはず、
 シンフォルース五大公爵家当主の一人で、国王の重臣じゅうしんでもあるセオドア・フォンベッシュバルト公が支援する孤児院が突如爆発して、辺り一帯が半壊したのだ。それにたまたま視察に訪れていたフォンベッシュバルト公が巻き込まれて行方知れず。
 ともなれば、事態の深刻さはただの庶民である私にも容易よういに分かる。──が、
 おおやけにはされていないがその行方不明扱いされているフォンベッシュバルト公は、意識不明の状態で診療所に運び込まれて、今は窓際に立っている私のすぐ後方のベッドで静かな寝息を立てている。

「綺麗な顔……」

 長く美しい銀髪に、白く透明な肌。閉じられた目蓋まぶたの奥にひそむアイスブルーの瞳に完璧を絵に描いたような整った肢体したい──眠れる王子様、と言っても過言ではない。
 その誰もがうらやむほどの美貌びぼうの持ち主、吸血鬼のセオドア様が日の光に触れないようにとの配慮で、日はすっかり昇っているのに部屋の中は薄暗く保たれ、蝋燭ろうそくともされている。

 目前のベッドで静かに眠っているセオドア様と、無傷の私……

「今さらどうして……私の前に現れたのですか……?」

 震える声で、思っていた疑問を口にする。ポツリとつぶやくようにたずねたが、やはりセオドア様の反応はなかった。

 彼はあれからずっと、眠り続けている。
 爆発の後、セオドア様は意識を完全に失っていた。そして負っていた傷も、いつの間にか全て治っていた。吸血鬼の治癒能力なのか、それとも……

「可能性があるとしたらきっと、これのせい、よね……」

 胸元のボタンを外すと現れたのは赤い十字の紋様。

「聖女の聖痕せいこん……」

 この紋様の正体が何なのか、仮にも聖職者となる身で分からないわけがなかった。
 何度も見たことがあるどころか、十字架に次いで、教本の裏表紙を飾っているほど有名な紋様なのだ。この聖女が持つとされている聖痕は。
 それと全く同じ紋様が、爆発の後も消えずに胸元に残っている。

「はあ……」

 それにしても、シンフォルースの五大公爵家当主の一人で超エリート貴族、その上吸血鬼で強いはずのセオドア様がどうして人間に追われていたのか……
 それも酷い手傷を負っていた。

 瀕死ひんしの体で、何故、孤児院に来たのか……分からないことだらけだけれど、とにかくセオドア様が無事で良かったと安堵あんどのため息をつく。

 ここは院長先生が孤児院の他に経営している診療所。
 院長先生は実家がお医者様で、医学の知識にも精通している、孤児院の経営者でお医者様でもあるのだ。この診療所の窓際からは半壊した孤児院は少し離れていて、あまり見えないけれど、
 今、あの爆発があった付近は孤児院を中心に、辺り一帯が瓦礫がれきの山と化している。
 爆発により、瓦礫が散乱する孤児院の外壁は焦げていた。幸い半壊した孤児院の隣近所は空き家で、人的被害もなく、孤児院の義兄弟姉妹たちもあちこち服は焦げていたけれど、全員無事だった。
 それというのも、副院長先生を呼びに行ってくれたアヒルちゃんのお手柄で、
 アヒルちゃんに呼ばれて私とセオドア様の様子を見に来て事態を把握した副院長先生が、こっそり孤児院のみんなを避難させてくれていたのだ。

 その後、一時避難していた副院長先生が、孤児院の半壊した入り口で呆然ぼうぜんとセオドア様を抱えている私を見つけて……お陰でセオドア様をここまで秘密裏に運ぶことができたのだ。

 あの爆発の爆風にさらされて、私の全身は舞い上がった砂塵さじんすすまみれだった。汚れを落として綺麗さっぱり、着替えた私の今の格好は奉仕服ではなく、普通の村娘Aの格好をしている。そう、至って普通の村人だ。
 セオドア様も血で汚れた衣服を簡易的な患者用の衣服に着替えさせられている。なのに、普通の村人には到底おさまらない。
 やはり顔面力がものを言うようだ、どこからどうみても、負傷した育ちのよい高貴なお貴族様が、田舎いなかの診療所に緊急搬送はんそうされたお姿だ。自力じりきが違う……。
 そしてもちろん、セオドア様を着替えさせたのは私じゃない。
 そんなことしたら……男性の裸などみたら即刻、失神してしまいそうだ。
 でも今は眠っているし、少し近づくくらいならいいかな……と、おそるおそる近寄って、セオドア様の頬にかかった長い銀髪をできる限り静かに、そおっとはらう。その美しい顔を眺めながら、私は懐かしさに目を細めた。

 何度見ても、セオドア様は十四年前と少しも変わらない。まるであのときのまま生きているようだ。


『必要なのは彼だけです。貴女ではない。貴女は当家の基準を満たしてはいないのですよ』


 今でもハッキリ覚えている。だから彼とリアードの前から静かに姿を消えてしまおうと、そう決めたのに……なぜか今、短い人生の中で最も近寄りがたい、近づいてはいけない人物ナンバーワンの彼と一緒にいる。

 目を覚ましたら、またこっぴどく拒絶の言葉を吐かれるのかしらね……そしてまた、あの綺麗なアイスブルーの瞳にうつることすら許されないのかしら……

 今なら理解できる。私は眼中がんちゅうにない、ということが。
 それも一言でいうと、セオドア様にとって私はリアードの汚点……。

 でも、孤児院の門前で血を流して倒れていたセオドア様に、自分に構わず逃げろと言われたあのとき、公爵様を……セオドア様を家族リアードの元に無事返したいと思った。返さなきゃいけないと思った。
 昔を思い出し、彼の視界に入れてもらえない寂しさに胸は痛むけれど、それでもいい。だってセオドア様はリアードの大切な……大切な本当の家族なんだもの……血がつながっていても家族の資格がない私とは違う。
 
 そう、落ち込んでる場合じゃないのよ。しっかりしなきゃ! メソメソしないんだから!

 少し身をかがめてセオドア様の顔をのぞき込む。誓いを立てるように胸元で指と指とを組み合わせ、祈る。今はとにかく、セオドア様が一刻も早く目をまされますように……。

 かたわらで眠っているセオドア様を起こさないように、極力小声で気合いを入れ直す。

「よしっガンバロー」

 爆発直後の、今から数時間前、
 私はセオドア様を診療所ここへ運び込むと、副院長先生に何があったのかを全て話した。
 そして偶然、診療所へ調査に訪れた近衛兵の隊長に、事態を重くみた副院長先生が報告を入れると、深刻な顔つきに変わった彼らはしばらく診療所の別室にこもって話し込んでいた。
 それから少しして出てきた彼らから、今回の件に関わる全ての情報は他言無用──伏せっておくようにとの、通達が下された。国王陛下が動いていることもあり、事は慎重しんちょうすようだ。

 セオドア様を狙っていた男たちの遺体もないことから、セオドア様はきっとまだ命を狙われている。どうやらそう判断したようなのだ。
 私が聖女になってしまったことも、セオドア様が怪我をして倒れていたことも、正体不明の男たちがいたことも伏せられている。セオドア様の生存は公表されず、おおやけには行方不明。そして、爆発の原因が私ということも、当然伏せられている。

 表向きには賊が火薬か魔法を使って五大公爵家の当主、フォンベッシュバルト公の支援の厚い孤児院を襲撃、爆発を引き起こしたことになっているが、
 民衆の間では、国王の重臣である彼に手を出したということは、国王の治世に不満を持った反政府勢力による攻撃──と、みなされている。
 そうして全てを内密に処理されて、現在にいたるのだが──

 …………バタバタバタバタバタバタバタバタ

 なんだか物凄い羽音と足音が聞こえてきた。

「……ん? あ、そういえば、あの騒動ですっかりアヒルちゃんと離れ離れにな……──っっ!?」

 確かアヒルちゃんもみんな同様、爆風にまれたものの、真っ白な鳥羽とりばねの先っちょはチリチリ焦げていたが焼き鳥にもならず、無事生還。無傷で気絶していたところを副院長先生に保護されて、その後もイビキをかいて元気に気絶中とのお話を聞いて安心していたのだが……どうやら目を覚ましたらしい。

 私はアヒルちゃんの無事を副院長先生から聞いていたけれど、アヒルちゃんは人間の言葉を全部理解できるわけもなく、
 いつもと違う寝床ねどこで目を覚まして、その上、起きたときに飼い主の姿がない。それも自分の焦げた姿に混乱したアヒルちゃんは当然、飼い主を探し求め、こうなった……

 水掻きのついた足であちこち走り回り、そしてついに……! ドアを蹴破り、私の姿を発見した半泣きのアヒルちゃんは、「飼い主~~っ! 無事だったのかー!」と言わんばかりに、セオドア様をのぞき込んでいる私の腰めがけて猛突進──というか、はじかれた弾丸だんがんのごとくふっ飛んできた。何故か頭から。

 ──ドガァッ! と、究極の飛び技、頭突きダイビングヘッドバットを人ではなく、アヒルから受けた腰を中心に、ビリビリと全身に衝撃が走る。

 セオドア様の前で体をかがめていた私は、当然重力の法則にのっとり、彼の上に落ちた。
 ふんわりと口に当たる感触──私よりも少し体温の低いそれは、想像していたよりも柔らかい。女の私よりも白いセオドア様の肌に、はらりと自分の茶色の髪が落ちて、その綺麗な頬をかすめた。

 恐れ多くも、ゆっくりと、その甘く柔らかな唇から離れて、それから──

「君は……誰……?」

 開かれたアイスブルーの瞳。
 声は昔聞いたものと変わらない。けれどその口調は……純真な、見た目年齢通りの、十八の成人を迎えたばかりの青年のような響きだった。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

契約妻ですが極甘御曹司の執愛に溺れそうです

冬野まゆ
恋愛
経営難に陥った実家の酒造を救うため、最悪の縁談を受けてしまったOLの千春。そんな彼女を助けてくれたのは、密かに思いを寄せていた大企業の御曹司・涼弥だった。結婚に関する面倒事を避けたい彼から、援助と引き換えの契約結婚を提案された千春は、藁にも縋る思いでそれを了承する。しかし旧知の仲とはいえ、本来なら結ばれるはずのない雲の上の人。たとえ愛されなくても彼の良き妻になろうと決意する千春だったが……「可愛い千春。もっと俺のことだけ考えて」いざ始まった新婚生活は至れり尽くせりの溺愛の日々で!? 拗らせ両片思い夫婦の、じれじれすれ違いラブ!

処理中です...