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第三章~新妻扱編~

068 入り浸る理由

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 朝の日差しのまぶしさに私は目を覚ました。ゆっくりと開けた視界の先には金髪の綺麗な男性の姿がある。均整きんせいのとれた大柄な肢体したいは分厚い筋肉に包まれていて、そのたくましい両腕で私を抱きながら無防備な顔を見せて眠っている。

 手を伸ばしてその見事なサラサラと流れる金髪に触れながら、見た目よりも柔らかい髪の感触に愛おしさを感じてゆっくりと優しくでてもその人は微動だにしない。安心しきった様子で静かな寝息を立てているその人の唇に唇を寄せてそっと口づけると、身体に回されている手がピクッと動いた。少しだけ上体じょうたいを起こして眉尻にある大きな古傷に唇を押し当てて顔を寄せるとますます身体を強く抱き寄せられる。
 夫婦となった今では先に起きることが多い私が、そうして顔にキスすることが朝起きた時にする私の習慣になっている。寝ていても身体を常に抱き寄せて離さない夫の腕の中で、こうして温かくて優しい抱擁と幸せな時間が流れる寝起きのこの時間帯が何より私は好きだった。

「好き……」

 もう見慣れたはずのその姿が愛しすぎて困る。その言葉を今までにも何度、眠っている時にこっそり告げただろうか。私は自分の左手の薬指に光るおそろいの金の指輪を一瞥いちべつして、それから夫となった人の左耳に光る透明なクリスタルのような輝きを宿している感情石エフェメリスのピアスに目をやった。
 それは身に付けた人の感情に反応して色を変える特殊な貴石きせき。今は寝ていることもあって特に色を変えず朝の日差しに光が乱反射してシャンデリアのような輝きを放っている。最近増えたおそろいの一つであるそれは、この静かに寝息を立てている綺麗な人が私のものであるという印。そういう意味合いとして身に付けてもらった物で、私も同等の物を右耳に身に付けている。
 
 夫が寝ている姿をそこそこ堪能して満足した私は再びその逞しい胸元の奥深くへと体を滑り込ませた。そうして定位置に戻って安心した私がそのぬくもりの中で再び幸せにひたっていると。大柄な肢体したいがようやく動いた。

「……起きた、のか……? 月瑠……」

 そう言ってゆっくりと開けた瞳の色は紫の混じった宝石のように綺麗な青い瞳。その吸い込まれそうな美しさに、私は何時いつも魅了されてしまう。

「フェルディナンおはよう」
「おはよう……月瑠はいつも朝が早いな……」
「フェルディナンはいつも朝に弱いよね?」
「そうだな……」
「寝ぼけてて可愛い」
「それは、言われたくない……」
「寝起きのフェルディナンはボーッとしてて可愛いから好きなの」
「……本当に君は……困った人だな」

 フェルディナンはとても眠たそうに重い目蓋まぶたを開けながら私の長い黒髪をでている。国王となった今でも黒将軍くろしょうぐんとして将軍職を辞さず、黒衣の軍を統率するフェルディナンは身長180㎝を優に超える美丈夫びじょうぶで、軽く他者を圧巻する文武両道のカリスマ性を持ち合わせた誰もが憧れる存在だ。
 そんな人がこんなに穏やかで無防備な顔を惜しげもなくさらして隣で寝ているなんて、そんな贅沢が出来るとはこの乙女ゲーム世界に来た当初はとても考えられなかった。そもそもそんな人と恋に落ちて結婚するまでになるなんて想像もしていなかった。 

 フェルディナがあまりにも綺麗な容姿をした旦那様なのに、一方の私は肩まである黒髪と黒い瞳そして十人並みの普通の容姿をした日本人で、モブキャラ要素しか持ち合わせていない。そんな私のどこにれたというのか……説明されても未だに納得がいかないというか。理解出来ないというか。未だに不思議でならない部分だ。フェルディナンが私のことを溺愛できあいしてくれているのは身に染みてよく分かっているけれど。

「と、言うことで相変わらず朝が苦手なフェルディナンも可愛くてとっても好きなんだけど。私はちょっと散歩にでも出かけるので、フェルディナンはまだ寝ててね? ってあれっ? ――きゃぁっ!」

 フェルディナンの腕の中から出ようと離れたら、フェルディナンが私の腕を引いてグイッと自身の方へ引き寄せて、腕の中から出られないようにガッチリと胸元に抱き締められて監禁かんきんされてしまう。それも脱出しようとした途端にフェルディナンは朝の起き抜けボーッとモードを解除してパッチリと目を覚ましてしまった。
 
「君はいったい何処へ行く気だ?」
「フェルディナン! どうして起きちゃうの?」
「どうしてもなにも君のせいだろう……」
「もうっ! とにかく、何でもいいからは~な~し~て~!」
「断る」

 私が抗議の声を上げても、フェルディナンはまったく聞き入れてくれない。

「まったく……手がかかる人だな。俺が良いというまではベッドから出るな。君はその事を何度言えば覚えてくれるんだ? 何度身体に覚え込ませればいい?」
「…………」
「月瑠?」
「でもいつも通りに地味な格好していけばそんなに目立たないから大丈夫だよ?」
「何時も通りだと? 君はまだそんな事をしているのか? というよりも君が言う散歩とは城内での散歩ではなく、城外でのお忍び行為をすることを言っているのか?」
「えっとぉその、ね? だってやっぱり外に出た方が気分転換にな……」
「とにかく、部屋から出るな。それについては後で話をしよう」
「フェルディナン~!」
「そんな顔しても駄目だ」
「でもっ! 私はモブキャラだし……」
「こんなに綺麗な身体をしていて俺の下に組み敷かれながら可愛い声で鳴く君が外で無防備にしているかと思うと胃が痛くなる。第一、俺は君ほど可愛い生き物を今迄見たことがない。そう何度言わせれば気が済むんだ」
「だからっ! それはちょっと認識がおかしいと思うの!」
「可笑しくないから安心してくれ」 
「おかしいんだってば~っ!」
「それにそのモブキャラという言葉を聞く度にこの身体に思い知らせたくなる」
「お、おもいしらせる?」

 何をですか? と恐々した様子でフェルディナンを見ると、フェルディナンはふっと楽しそうに笑った。

「そもそも何処へ行く気だ? またあのククル・リリーホワイトの所へ行く気か?」
「うっうん……」
「どうしてそんなに彼にこだわる?」
「だってかわいぃから……」
「君は可愛ければ200歳の子供でもいいのか?」
「うん」
「そこは即答しないで欲しいんだが……」 
「だってね。ククルちゃん可愛いし何だかとっても面白いんだよ?」
「月瑠」
「……はい」
「とにかく、駄目だ」
「どうしても?」
「月瑠、それ以上駄々をこねるなら抱くぞ?」
「っ!?」
「疲れさせれば少なくとも外出出来なくなるしな。幸い俺は体力がある分君より先に疲れ切って眠ることはない」
「な、な、なっ~~~~~~!」

 何てこと言ってくれるんだと、フェルディナンの台詞せりふに私は思わず赤面せきめんして口元を押さえた。フェルディナンはトドメとばかりに私のおでこにおでこをくっつけて、甘い台詞せりふを連発した。

「月瑠は俺のものだと言っただろう? 本当だったら誰の目にも触れないところに閉じ込めて鎖でつないでおきたいのを我慢しているんだぞ? それともそれを今から実行しても構わないんだが」
「ふぇ、フェルディナン……」
「君をでるのは俺一人でいい」

 ふにゃっと泣きそうな顔をした私の唇にフェルディナンが軽く唇を重ねてきた。

「が、やっぱり眠い……そうしたいところだが俺はこのまま少し眠る。だが起きた時に俺の腕の中から消えていたら、罰として今日は一日中抱くぞ? 夜も眠らせず延々、明日の朝までずっと鳴かせるつもりだから覚悟しておくんだな」
「……あのそれは本当に勘弁して下さい」
「なら大人しくしていることだ。こうでもしないと月瑠はぐどこかへ行ってしまうから、捕まえておくのが大変だ。心配するこっちの身にも、なって、くれ……」
「それに関しては返す言葉もないですけど――ってフェルディナン?」

 どうやらフェルディナンは話をしながら眠ってしまったようだ。

「ホントに寝起き弱いよね……」

 さっきまであんなにハッキリと話しをしていたのに、こんなにすんなり眠れるなんてと感心する。まるで子供のように無邪気な顔をして眠るフェルディナンの頭をでながら私はその腕の中で、フェルディナンが目覚めるのを大人しく待つことにした。
 私をからかうのを一通り楽しんで満足そうな笑みを浮かべながら眠りに付いているフェルディナンの黒将軍くろしょうぐん異名いみょう伊達だてじゃない。その有り余る体力は底知れず。この一年間何度許しをう事態に陥ってきたことだろう。
 ちなみにフェルディナンは今言った言葉通りのことを既に私に実践じっせん済みだ。そしてとても厄介やっかいなことに。フェルディナン言う言葉は例え冗談交じりだったとしても総じてすべて本気だったりすることが多い。

 その朝の会話通りの展開が怖いので私は仕方なくフェルディナンが起きるのを大人しく待ってそれからククルの元を訪れた。



*******

 

 そんな朝の会話をしてから数週間がち。あの朝の会話以降もずっと私はククルの元へ通う日々を送っていた。もちろんフェルディナンには相変わらず内緒というか無断での外出を続けていて。もうすっかり常習犯となっている。
 そして警護の役をになっているシャノンだけでなく、不味いことに警護役を外れたはずのイリヤまでもが心配して私にくっついてくるようになった。バートランドは相変わらず私に置いてきぼりを食らっているけれど、居場所はバレバレなので最終的にお迎えに来るのがバートランドの仕事のような形になってしまい。それが日常化してきて、心の中で不味いよねとは思いつつも、そんな感覚すらも段々と麻痺しはじめてきた頃だった。
 想定してなかったと言えば嘘になるが、想定以上の怒りというか落雷というか嵐が訪れた……



「ふわ~、やっぱりいい~癒やされるぅ~」
「お姉さんは鳥好きなんですか?」
「うんっ! でもね、鳥と言うよりもククルちゃんが好きなの~」
「僕もお姉さん大好きです~」
 
 シャノンにククルを紹介されて以来毎日のようにお店に通うようになって、そんな緩い会話が成立するくらい仲良くなった私とククルは、初めて会ったときと同様の膝上抱っこスタイルが一緒にいるときの形になってしまっていた。結果的にイリヤの想像していた通りの事態となってしまい。もうすっかり入り浸り状態となり。イリヤが頭を抱えて悩む日々が続いている。

「……頼むからさ、本当に勘弁してくれないかな? 本当にそろそろ不味いんだよ」
「い~やっ!」
 
 いつもの店内にあるカウンター席に腰掛けて、ククルを膝上に抱っこしながら店の中を見回すようにグルグルと回転式の椅子を回して全く言うことを聞かない私に、イリヤが溜息交じりにお小言を言い出した。

「毎日毎日、こうも入り浸ったらこの人だって迷惑だろう? それにフェルディナンが日に日に不機嫌になってるの気付いてないのかよ? バートランドのことは相変わらずまいちまうし、まあシャノンはあんまりというか全く気にしてなさそうだけどな……」

 心労が重なる毎に段々とイリヤの口調がおじさんっぽくなって来ているのは気のせいだろうか? いまお店の中には私とイリヤとククルしかいない。シャノンは呼べば出てきてくれるけれど、相変わらず陰日向にという元のポジションに戻ってしまった。

「ククルちゃん私に来られたら迷惑? やっぱりイヤだった?」
「そんなことないですよ。僕お姉さん大好きですから~」
「うん、わたしもククルちゃん大好き! はわーやっぱりかわいいなぁ~」
「月瑠! あのさ、本当に不味いってば」
「そんなにフェルディナン不機嫌だった?」
「フェルディナンが不機嫌になってきてるの、月瑠も少しくらい気付いてるでしょ?」
「うん……なんとなくは分かってる。分かってるよ。けど……」
「何でそんなにこの人に会いたいんだよ? ちゃんと説明してくれればフェルディナンに隠れてこそこそする必要なくなると思うんだけど?」
「…………」
「それともよっぽど言い出しづらい理由な訳?」
「……うん」
「ねえ月瑠それでもさ、言わないとフェルディナンは心配するし月瑠が無断外出繰り返してることあの様子だと絶対気づいてるはずだし、むしろどうして未だにフェルディナンが大人しくしてるのか俺としては不思議なくらいなんだけど……」
「フェルディナンは一緒にいても特になにも聞いてこないよ?」
「月瑠から理由話してくれるの待ってるんじゃないの? と言っても理由言うにしてはもう大分だいぶというかかなり遅い気もするけど……」
「それでもわたしやっぱり言えない……言いたくないの……」

 それはフェルディナンに不安を抱かせるようなことだったからどうしても理由は言えなかった。
 こうしてイリヤと私が深刻そうな話をしている間も、我関せずで私の膝元でのんびりくつろいで緑の小さな翼をパタパタと伸ばしているククルを、少ししんみりとした顔でキュッと抱き締めると、どうしたのかな? と言う顔でククルが私を見上げてきた。

「でもさ、一国の王妃様がいつまでも町中の道具屋に入り浸ってるのって不味いだろう?」
「うん……分かってる。分かってるけど、でも……」
「月瑠にとってこの場所がそんなに必要だったら、フェルディナンの傍を離れて心配させても続けるくらい必要な理由があるのならやっぱりフェルディナンには話さないと不味いと思うけどな」
「…………」
「月瑠?」

 こうして無断外出を続けることでみんなに心配をかけているのは分かっている。でもどうしても理由は言えない。だから本当に困り果てて心の中に色んな迷いが生じた時、お店の入り口が開くドアベルのカランという音がした。

「――また此処ここにいたのか」

 聞き慣れた声。それも本来だったらこんな町中の道具屋さんに来るような身分ではない人が直々じきじきに足を運んできてしまった。大通りから外れているとはいえ一等地にあるククルの屋敷は、外観はかなり豪勢に作られているし広々とした新緑のある庭には常に花々が咲き乱れていて、ちょっとした避暑地の雰囲気がある。ではあるけれど、やはりこの人が来るにはちょっと向かない場所な気がした。

「あーあ、ついに王様が直々じきじきに来ちゃったよ……」

 イリヤのなげく声が聞こえて、私はおそるおそる振り返った。

「……フェルディナン」

 不味い、と言う顔をして見るとフェルディナンは眉根まゆねひそめて私と、そして私の膝上にチョコンと座っているククルをにらみ付けている。

「あ、あのね。ククルちゃんは悪くないの……」
「そうだな」
「わたしがまた無断で来ただけなのだから、その……」
「月瑠」
「は、はい!」
「君は王城に帰りなさい」
「で、でもね!」
「帰りなさい」

 いつになく怖い。凄い迫力で言い渡されて私はフェルディナンにこれ以上逆らうことが出来なかった。そろそろ不味いかな? とは正直思っていた。思ってはいたものの、どうしてもククルの元に来たくなって止められなかった。言い訳出来ないくらいにやらかしたのは十分に分かっている。それでもそうと分かっていてもククルの元を訪れてしまったのは、ひとえにククルと一緒にいると久しぶりに元の世界にいたときと同じ、ほんわかした時間を取り戻せたような懐かしさがあってどうしても離れがたかったからだ。だからククルが可愛いというのを差し引いても話をしたくなってしまった。傍で一緒に過ごしていると元の世界の事を思い出す寂しさが少し紛れた気がした。残してきた人のことを思い出す瞬間が、罪悪感に似た感情が薄れて楽になれた。

 もちろん、フェルディナンの傍にいるのは安心するし。誰よりも何よりも大切な存在で。それは変えようのない事実だけれど。それとククルとはまったく垣根が違う。そういう微妙な感覚だったからこそ、どう説明していいのか分からなかったし、説明出来なかった。

 元の世界を思い出すから来てました何て絶対に言えないよね……

 怒っているフェルディナンの顔をチラッと見ると、また鋭い眼差しを向けられて身がすくむ。

「フェルディナンあの、……」
「帰りなさい」
「フェルディナンはどうするの?」
「私はこの人と話がある」
「ククルちゃんと? あのっ、でもね。ククルちゃんは悪くないの! わたしが勝手に」
「帰れと言っている!」
 
 最後は怒鳴られてビクッと身体を強張らせるとイリヤがほらっと背中を優しく押した。一緒に帰ろうと気遣うようなイリヤの表情を見ながら申し訳ないとは思った。けれどフェルディナンが怖くて半ば涙ぐみながらも、こんな状況でククルを置いて戻るなんて出来ない。そう思っていたらそっと小さい手に頭をでられた。

「……ククルちゃん?」
「お姉さん、大丈夫ですよ」
「でも……」
「僕は大丈夫ですから、お姉さんは王様の言う通りお城に帰って下さい。一応これでもお姉さんより100歳以上年上ですから~。本当に僕のことは気にしなくて大丈夫ですよ?」

 この緊迫した重苦しい雰囲気に似つかわしくないのんびりした口調でククルが優しくその小さな手でよしよしと慰めてくれるから。これ以上ここに留まることは出来なかった。

「うん……ごめんね」

 私はしょんぼりと肩を落として立ち上がるとククルとフェルディナンを店内に残したまま、イリヤに連れられて王城に戻った。
 そうして自室に戻って怒ったフェルディナンがククルと何の話をしているのか。気になって仕方がなかったけれど、どうにも出来ない状況に無力感と自身への失望にさいなまれて胸の辺りがシクシクと痛くなってくる。胸元に枕を抱えて泣きながら私はフェルディナンが帰ってくるのを待っていた。
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