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プロローグ
刹那君異世界に来る
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「んあ‥?」
あれぇ。いつの間に社から出たんだろ?。俺寝癖悪いからなぁ。とりあえず起きよ。
「んーー‥よく寝た~。て、やば。あいつら来る前に社に戻らないと折檻され‥‥わーーお!!」
後ろに何もねぇ!!。あたり一面クソ緑じゃんか。どうなってんだこりゃ?。着てる服は‥祭事用の白着物だ。なるほど、俺分かっちゃいました。
「これあれだ!!神隠しだ!!!」
とうとう来たか。来ちまったか‥。神隠しがよ。つまりあれだ。うん。俺はこれから自由の身なんだな
「イヤッホーーー!!」
やった。やったーー!。これから俺は自由に生きるんだぁ。うし。そうと決まればやる事は一つ。山を降りて思いっきり遊ぶぞ。
「唸れ!!俺の両足!!イェーイ!!」
両手を広げて山を降りていく。石階段や鳥居もない。整備されていない山だ。耳を澄ませばチョロチョロと聞こえる水の流れる音。独特な鳴き声をした鳥の声。そして、俺の荒い呼吸音と心臓の鼓動。嬉しい。嬉しい。楽しい。やっと、やっと手に入れた自由なんだ!!。
「‥‥?何あれ」
なんかいる。かびた饅頭見たいな色した‥‥人?。いや、あれ人なのかな?。腰に皮布一枚で手に棍棒持ってるぞあいつら。うわぁ‥舌も変に長いし。あ、こっち見た。
「ぐヒャヒャヒャ!!!」
「ぎひひひひ!!」
何だあの笑い方。変なの。喉に何か詰まってんのかな。唾液もダラダラ溢れてるしばちぃな。
「ギヒヒヒ‥」
「何でこっち来んの?」
ジリジリ近寄って来るじゃんあの二人?。本当に何か詰まってて助けて欲しいのかな。困ったな、箸とか持ってないぞ俺。
「ぐひゃゃ!!」
「わーーー!すっげぇ!!飛んだ!!」
小さい背をした小太りの人が一気に俺眼前に落ちてきた。すげぇ。あれかなサカス?あ、サーカスだ!!。そこで働いてる人かな。ならこれは【ぼでいぺいんと】‥てやつかな。
「ギィヤァァァ!!」
「え?」
唾を飛ばしながら小太りの人が俺の腹に鋭く尖った爪を突き立ててくる。痛い。昔悪ふざけで自分の腕に"爪楊枝を刺した"時とおんなじくらい痛い。
「こんの!!」
腹がたったから思い切り拳骨を食らわせる。。パキと軽い音が鳴った。────あれ?頭に腕が入っちゃった。
うぇぇ‥。なんか気持ち悪りぃ。何この柔らかいの。
腕を引っこ抜くと青い液体が付着した白子見たいなのを握っていた。よく見ると白子には沢山の青と赤い線がいくつもぶら下がってるな。えい。
引っ張るとブチブチ。て奇妙な音を鳴らし千切れる。青い液体が吹き出し小太りの人が小さく体を震わせた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
その様子を見て大男が声を上げる。目から涙を流しており絶叫しているようにも思える。‥‥‥もしかして
「こ、これ‥次の小道具て奴だったのか?!す、すんまんせん!!別に壊すつもりはいや、あったけど‥まさか。軽いパンチで穴開くなんて思ってなくって!!」
「ヴアアアアアア」
おいおい!!。めちゃくちゃご立腹だぞ?!。棍棒上に上げながらこっちに走って来る!!。ど、どうしよう。ていうかデカ!!。え?何身長300くらいあるんじゃないこの人?!。
「バァァァァァァ!!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
無意識に拳を突きただす。パァン!!と何かが破裂する音が聞こえ薄目で音がした方を見る。そこには"下半身"があった。周囲には肉やモツが散らばっており生臭い。あたり一面青く染まっており俺の手も真っ青だ。他にもピンク色をしたゼリー状の物が付着しているが。───何だ。二つとも"出し物か"
「あー‥。どうしよ。壊しちゃった。バレたら怒られるよな。‥‥うし。逃げるか」
そうと決まれば走れ、走れ!!。‥‥くっっせ!!。好奇心に負けて匂ってみたけど臭すぎるだろこの液体。手についたゼリーも妙に油を含んでて気持ち悪いし‥。どんな材料使ったんだよ。
「にしても出し物でよかったぁ~」
"青い血"が人のわけないしな。川探そ。臭くてたまらん、鼻が曲がりそうだ。
あれぇ。いつの間に社から出たんだろ?。俺寝癖悪いからなぁ。とりあえず起きよ。
「んーー‥よく寝た~。て、やば。あいつら来る前に社に戻らないと折檻され‥‥わーーお!!」
後ろに何もねぇ!!。あたり一面クソ緑じゃんか。どうなってんだこりゃ?。着てる服は‥祭事用の白着物だ。なるほど、俺分かっちゃいました。
「これあれだ!!神隠しだ!!!」
とうとう来たか。来ちまったか‥。神隠しがよ。つまりあれだ。うん。俺はこれから自由の身なんだな
「イヤッホーーー!!」
やった。やったーー!。これから俺は自由に生きるんだぁ。うし。そうと決まればやる事は一つ。山を降りて思いっきり遊ぶぞ。
「唸れ!!俺の両足!!イェーイ!!」
両手を広げて山を降りていく。石階段や鳥居もない。整備されていない山だ。耳を澄ませばチョロチョロと聞こえる水の流れる音。独特な鳴き声をした鳥の声。そして、俺の荒い呼吸音と心臓の鼓動。嬉しい。嬉しい。楽しい。やっと、やっと手に入れた自由なんだ!!。
「‥‥?何あれ」
なんかいる。かびた饅頭見たいな色した‥‥人?。いや、あれ人なのかな?。腰に皮布一枚で手に棍棒持ってるぞあいつら。うわぁ‥舌も変に長いし。あ、こっち見た。
「ぐヒャヒャヒャ!!!」
「ぎひひひひ!!」
何だあの笑い方。変なの。喉に何か詰まってんのかな。唾液もダラダラ溢れてるしばちぃな。
「ギヒヒヒ‥」
「何でこっち来んの?」
ジリジリ近寄って来るじゃんあの二人?。本当に何か詰まってて助けて欲しいのかな。困ったな、箸とか持ってないぞ俺。
「ぐひゃゃ!!」
「わーーー!すっげぇ!!飛んだ!!」
小さい背をした小太りの人が一気に俺眼前に落ちてきた。すげぇ。あれかなサカス?あ、サーカスだ!!。そこで働いてる人かな。ならこれは【ぼでいぺいんと】‥てやつかな。
「ギィヤァァァ!!」
「え?」
唾を飛ばしながら小太りの人が俺の腹に鋭く尖った爪を突き立ててくる。痛い。昔悪ふざけで自分の腕に"爪楊枝を刺した"時とおんなじくらい痛い。
「こんの!!」
腹がたったから思い切り拳骨を食らわせる。。パキと軽い音が鳴った。────あれ?頭に腕が入っちゃった。
うぇぇ‥。なんか気持ち悪りぃ。何この柔らかいの。
腕を引っこ抜くと青い液体が付着した白子見たいなのを握っていた。よく見ると白子には沢山の青と赤い線がいくつもぶら下がってるな。えい。
引っ張るとブチブチ。て奇妙な音を鳴らし千切れる。青い液体が吹き出し小太りの人が小さく体を震わせた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
その様子を見て大男が声を上げる。目から涙を流しており絶叫しているようにも思える。‥‥‥もしかして
「こ、これ‥次の小道具て奴だったのか?!す、すんまんせん!!別に壊すつもりはいや、あったけど‥まさか。軽いパンチで穴開くなんて思ってなくって!!」
「ヴアアアアアア」
おいおい!!。めちゃくちゃご立腹だぞ?!。棍棒上に上げながらこっちに走って来る!!。ど、どうしよう。ていうかデカ!!。え?何身長300くらいあるんじゃないこの人?!。
「バァァァァァァ!!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
無意識に拳を突きただす。パァン!!と何かが破裂する音が聞こえ薄目で音がした方を見る。そこには"下半身"があった。周囲には肉やモツが散らばっており生臭い。あたり一面青く染まっており俺の手も真っ青だ。他にもピンク色をしたゼリー状の物が付着しているが。───何だ。二つとも"出し物か"
「あー‥。どうしよ。壊しちゃった。バレたら怒られるよな。‥‥うし。逃げるか」
そうと決まれば走れ、走れ!!。‥‥くっっせ!!。好奇心に負けて匂ってみたけど臭すぎるだろこの液体。手についたゼリーも妙に油を含んでて気持ち悪いし‥。どんな材料使ったんだよ。
「にしても出し物でよかったぁ~」
"青い血"が人のわけないしな。川探そ。臭くてたまらん、鼻が曲がりそうだ。
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