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プロローグ
不満だらけの異世界導入
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俺の名前は海界アスト。年は15歳。高校1年生。身長、体重はこの平均なんじゃねぇかな?。あと、こう見えて鍛えてるから腹筋はしっかり割れてるんだぜ。髪型は日本人特有の黒髪。髪型は動きやすさとカッコよさ重視でツートンブロックだ。肌は小麦みたいな色してて皆んなから健康的て褒められた事があるぜ。あとは──
「アスト!!」
「へ?ふぁい‥?」
「「ハハハハ!!!」」
‥‥やべ寝てた。うわぁやっちまった。昨日徹夜で勉強してたのに居眠りしてたら本末転倒じゃねぇか俺。
「全く。続けるぞ」
先生は何事もないかのように授業を進めていく。けれど後ろの奴は俺がまだクスクスと笑ってやがる。んだよ、そんなに笑わなくたって良いだろ~。はぁ‥早く放課後になれーー!!。
~三時間後~
「それじゃ明日は小テあるからしっかり予習するように」
おっわったー。くぅぅ~長かった。明日、少テストかやだな。まあ、ヤマはれば行けるだろ。うしさっさと荷物持って帰るべ。周りの皆さんは「何処行く~」とか「買い食いして帰ろうぜ」と楽しそうに話しておりますね。‥いいなぁ。
「‥はぁ」
出来るだけ背筋を伸ばして帰る。廊下から見えるグランドは運動部達が走ったり高跳びしていたりしてる。階段近くの音楽室では色んな楽器の音が聞こえて来る。そういえば、もう少しでコンクールがどうのこうのて聞いたな。
「部活‥部活かぁ‥」
部活入れば友達出来っかな。無理かな、殆どグループ作ってるし。はぁ‥何でこうなっちまったかなぁ。俺てば本当に度胸なさすぎるだろ。
「はぁ‥」
ため息をつきながらトボトボと学校を後にする。どうせ家に帰っても、母ちゃんは男連れ込んでるから居心地悪いし、かといって父ちゃんは性格が色々終わってるから会いたくないし。じっちゃとばっちゃに会いたいけど二人とも老人会の旅行でいないし‥
「帰りたくねぇ」
赤とんぼが飛んでいる空を見上げる。真っ赤な夕明けが綺麗だ。このまま時間何処かで潰そう。18時くらいになればあの男帰ってるだろうな。うん、そうし───
『へぇ‥家に帰りたくないんだ。ちょうどいいわ』
「へ?え?なに?」
パチンと耳元で音がなり俺は意識を失った。
◇
「ん?」
「おはよーさん」
ん?んん?めっちゃドリルみたいな髪型した美人なねーちゃんがいる‥?!。足組みながら、キラキラ光ってる紫色の髪をぐるぐるいじってる。ていうか、あれ?何で俺──縛られてるの?
「ん?あ、目覚ました?」
「‥えーと貴方は?」
「まず、自分から名乗りな。礼儀でしょ」
この姉ちゃん怖い!!。やばいって人を殺す眼光してるって!!。まってつか、この黒い空間は何処?。俺さっきまで、赤とんぼと綺麗な夕焼け空の下トボトボ歩いてたよね?!。
「はよ、名乗れ」
「え、あ。海界アストです‥!!」
「海界アスト、海界アスト‥‥いたいた」
え?光の中からフワッと古い茶色の紙が出てきた?!。こ、これって、これって!!もしかして、もしかしなくても?!
「ん~‥。ま、いっか。君異世界転生ね」
「‥‥へ?」
「異世界転生。君くらいの年はこういうの好きでしょ」
「いや、あの。‥ほ、本当に?俺トラックとかに引かれてないっすよ?」
「‥‥‥あ~。死にたいのか。オケオケ」
「いや!!死にたくないです!!」
マジで異世界転生の導入なのかこれ?!。なら、この怖い姉ちゃんが女神?!。えぇ‥もっとフワフワで優しさ溢れる女神が良かったなぁ俺。
「説明とかだりぃからささっと送るわ」
「え?え?あの!!超強いパワーとかは?!」
「はぁ?贅沢言うなし。あるわけないだろ。んなもん」
「え?え?じゃあ俺どうすれば?!」
「戸籍と家と金はやるから後は適当に暮らして。んじゃがんば」
「はぁ?!おい!ちょ、ま───」
アクトは光に包まれその場から消える。女神はそのまま背伸びしを再度、手元の書類を確認する。
「海界アスト。転生者ランク─E。祝福《ギフト》上げないと死ぬかもだけど、家と金と戸籍やったんだから良いでしょ。うーーん。これで当分は、働かなくて済む~はぁ‥サイコー」
「アスト!!」
「へ?ふぁい‥?」
「「ハハハハ!!!」」
‥‥やべ寝てた。うわぁやっちまった。昨日徹夜で勉強してたのに居眠りしてたら本末転倒じゃねぇか俺。
「全く。続けるぞ」
先生は何事もないかのように授業を進めていく。けれど後ろの奴は俺がまだクスクスと笑ってやがる。んだよ、そんなに笑わなくたって良いだろ~。はぁ‥早く放課後になれーー!!。
~三時間後~
「それじゃ明日は小テあるからしっかり予習するように」
おっわったー。くぅぅ~長かった。明日、少テストかやだな。まあ、ヤマはれば行けるだろ。うしさっさと荷物持って帰るべ。周りの皆さんは「何処行く~」とか「買い食いして帰ろうぜ」と楽しそうに話しておりますね。‥いいなぁ。
「‥はぁ」
出来るだけ背筋を伸ばして帰る。廊下から見えるグランドは運動部達が走ったり高跳びしていたりしてる。階段近くの音楽室では色んな楽器の音が聞こえて来る。そういえば、もう少しでコンクールがどうのこうのて聞いたな。
「部活‥部活かぁ‥」
部活入れば友達出来っかな。無理かな、殆どグループ作ってるし。はぁ‥何でこうなっちまったかなぁ。俺てば本当に度胸なさすぎるだろ。
「はぁ‥」
ため息をつきながらトボトボと学校を後にする。どうせ家に帰っても、母ちゃんは男連れ込んでるから居心地悪いし、かといって父ちゃんは性格が色々終わってるから会いたくないし。じっちゃとばっちゃに会いたいけど二人とも老人会の旅行でいないし‥
「帰りたくねぇ」
赤とんぼが飛んでいる空を見上げる。真っ赤な夕明けが綺麗だ。このまま時間何処かで潰そう。18時くらいになればあの男帰ってるだろうな。うん、そうし───
『へぇ‥家に帰りたくないんだ。ちょうどいいわ』
「へ?え?なに?」
パチンと耳元で音がなり俺は意識を失った。
◇
「ん?」
「おはよーさん」
ん?んん?めっちゃドリルみたいな髪型した美人なねーちゃんがいる‥?!。足組みながら、キラキラ光ってる紫色の髪をぐるぐるいじってる。ていうか、あれ?何で俺──縛られてるの?
「ん?あ、目覚ました?」
「‥えーと貴方は?」
「まず、自分から名乗りな。礼儀でしょ」
この姉ちゃん怖い!!。やばいって人を殺す眼光してるって!!。まってつか、この黒い空間は何処?。俺さっきまで、赤とんぼと綺麗な夕焼け空の下トボトボ歩いてたよね?!。
「はよ、名乗れ」
「え、あ。海界アストです‥!!」
「海界アスト、海界アスト‥‥いたいた」
え?光の中からフワッと古い茶色の紙が出てきた?!。こ、これって、これって!!もしかして、もしかしなくても?!
「ん~‥。ま、いっか。君異世界転生ね」
「‥‥へ?」
「異世界転生。君くらいの年はこういうの好きでしょ」
「いや、あの。‥ほ、本当に?俺トラックとかに引かれてないっすよ?」
「‥‥‥あ~。死にたいのか。オケオケ」
「いや!!死にたくないです!!」
マジで異世界転生の導入なのかこれ?!。なら、この怖い姉ちゃんが女神?!。えぇ‥もっとフワフワで優しさ溢れる女神が良かったなぁ俺。
「説明とかだりぃからささっと送るわ」
「え?え?あの!!超強いパワーとかは?!」
「はぁ?贅沢言うなし。あるわけないだろ。んなもん」
「え?え?じゃあ俺どうすれば?!」
「戸籍と家と金はやるから後は適当に暮らして。んじゃがんば」
「はぁ?!おい!ちょ、ま───」
アクトは光に包まれその場から消える。女神はそのまま背伸びしを再度、手元の書類を確認する。
「海界アスト。転生者ランク─E。祝福《ギフト》上げないと死ぬかもだけど、家と金と戸籍やったんだから良いでしょ。うーーん。これで当分は、働かなくて済む~はぁ‥サイコー」
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