51 / 60
異世界再び
嫉妬
しおりを挟む
俺の希望通りにカゲは勇者の前に姿を見せない様に、隠密スキルを磨いていた。
今でも十分とは思うけどな?俺も魔王には隠密バレるから磨かないとって思ってカゲと一緒に隠密スキルを高める為に磨く事にした。
カゲには、それ以上隠密を高めて欲しくないと言われたけど。魔王にだけバレるのは嫌だって気づかれるならカゲにだけがいいからって伝えたら、嬉しそうにしてくれた。
俺の我儘で、勇者と会わないでなんて言ったのに受け入れてくれるのが嬉しくて、俺にもカゲの為に出来る事はないかと尋ねた。
「気にするな。俺はイチが側にいるならそれでいい………。ああ、そういえばイチはジュニア様の真名は知ってるんだよな?というか魔王様の真名もだよな?」
「…えっと、あの。ジュニア様の真名は覚えてはいたんだけど…その、魔王様の真名は忘れてるんだよな?魔王呼びしてたせいなのかわかんないけど、覚えてる必要性もないからいいかなとは思ってるけど」
俺が答えると魔王の真名を覚えていない事には安心していたみたいだけど、ジュニアの真名を知っている事は不服そうだった。
「なぁ、前に俺さカゲに真名言いかけてたけど俺の真名を今なら聞いてくれるか?」
カゲは驚いて俺を見つめた。魔族にとって真名は大事なのは充分教えられたから知ってるけどカゲになら教えてもいいって思うって伝えた。
「……それは、俺がジュニア様に嫉妬してるから教えるって事か?」
不安そうに聞き返すカゲが可愛くて愛しくて俺は首を横に振った。
「違うよ。俺はカゲだからカゲにだけは知っていて欲しいんだ。別に教えるからカゲの真名を教えろとは言わないから安心しろよ?」
カゲは慌てて否定をしてきた。
「違う!教えてくれるのは嬉しく思うし、俺の真名だって教える。俺はイチがいてくれるだけでも嬉しいから俺が出来る事なら何でもするから、俺から離れて欲しくない側にいて欲しい…」
「そっか。俺はイチカ・ブリッジブック。愛称とそれ程変わらないけどな?」
俺は照れくさくて笑って告げた。
「ありがとな。俺も教えるから、イチは俺の生涯の伴侶だ、二度と離さねぇから覚えておくんだ。俺はシャドウ・ウェストールだ」
そう言ってカゲは俺を抱きしめて、真名を教え合うって擽ったくて嬉しくて、言葉にするのは難しい位だったけど…。
俺とカゲが真名を教え合ったと四天王には告げた。カゲがレオへの牽制したかったみたいだけど、ヒカルとゴウキは俺の頭を良かったなと撫でてくれた。
「えっ!ズルい、ワタシもレオじゃなくてレオンってイチに呼んで欲しいわ」
「ふざけんな!その他大勢に呼ばせる愛称以外は許さねぇ、イチは俺のだから呼ばせるわけないだろ!!」
カゲはレオを羽交い締めにして俺に近づかないようにしていた。
そんな光景を俺とヒカル、ゴウキは笑って見ていた。
「あのさ、軽々しく呼べって言うならレオの真名じゃないんだよなレオンって?」
「そうだな。真名なら俺らがいる前で言わないと思うから。レオの場合は転生前とも違う呼び方されたいってのもあるんじゃないかな?イチは俺らにも慣れてきてくれたから前世よりの口調で話してくれるから、前世じゃなくて今を見て欲しいって理由もあるんじゃないかな?レオじゃないからわかんないけどな?」
俺は、ヒカルの言葉にそういう見解もあるんだなってヒカルは周囲をよくみてるなって関心した。
今でも十分とは思うけどな?俺も魔王には隠密バレるから磨かないとって思ってカゲと一緒に隠密スキルを高める為に磨く事にした。
カゲには、それ以上隠密を高めて欲しくないと言われたけど。魔王にだけバレるのは嫌だって気づかれるならカゲにだけがいいからって伝えたら、嬉しそうにしてくれた。
俺の我儘で、勇者と会わないでなんて言ったのに受け入れてくれるのが嬉しくて、俺にもカゲの為に出来る事はないかと尋ねた。
「気にするな。俺はイチが側にいるならそれでいい………。ああ、そういえばイチはジュニア様の真名は知ってるんだよな?というか魔王様の真名もだよな?」
「…えっと、あの。ジュニア様の真名は覚えてはいたんだけど…その、魔王様の真名は忘れてるんだよな?魔王呼びしてたせいなのかわかんないけど、覚えてる必要性もないからいいかなとは思ってるけど」
俺が答えると魔王の真名を覚えていない事には安心していたみたいだけど、ジュニアの真名を知っている事は不服そうだった。
「なぁ、前に俺さカゲに真名言いかけてたけど俺の真名を今なら聞いてくれるか?」
カゲは驚いて俺を見つめた。魔族にとって真名は大事なのは充分教えられたから知ってるけどカゲになら教えてもいいって思うって伝えた。
「……それは、俺がジュニア様に嫉妬してるから教えるって事か?」
不安そうに聞き返すカゲが可愛くて愛しくて俺は首を横に振った。
「違うよ。俺はカゲだからカゲにだけは知っていて欲しいんだ。別に教えるからカゲの真名を教えろとは言わないから安心しろよ?」
カゲは慌てて否定をしてきた。
「違う!教えてくれるのは嬉しく思うし、俺の真名だって教える。俺はイチがいてくれるだけでも嬉しいから俺が出来る事なら何でもするから、俺から離れて欲しくない側にいて欲しい…」
「そっか。俺はイチカ・ブリッジブック。愛称とそれ程変わらないけどな?」
俺は照れくさくて笑って告げた。
「ありがとな。俺も教えるから、イチは俺の生涯の伴侶だ、二度と離さねぇから覚えておくんだ。俺はシャドウ・ウェストールだ」
そう言ってカゲは俺を抱きしめて、真名を教え合うって擽ったくて嬉しくて、言葉にするのは難しい位だったけど…。
俺とカゲが真名を教え合ったと四天王には告げた。カゲがレオへの牽制したかったみたいだけど、ヒカルとゴウキは俺の頭を良かったなと撫でてくれた。
「えっ!ズルい、ワタシもレオじゃなくてレオンってイチに呼んで欲しいわ」
「ふざけんな!その他大勢に呼ばせる愛称以外は許さねぇ、イチは俺のだから呼ばせるわけないだろ!!」
カゲはレオを羽交い締めにして俺に近づかないようにしていた。
そんな光景を俺とヒカル、ゴウキは笑って見ていた。
「あのさ、軽々しく呼べって言うならレオの真名じゃないんだよなレオンって?」
「そうだな。真名なら俺らがいる前で言わないと思うから。レオの場合は転生前とも違う呼び方されたいってのもあるんじゃないかな?イチは俺らにも慣れてきてくれたから前世よりの口調で話してくれるから、前世じゃなくて今を見て欲しいって理由もあるんじゃないかな?レオじゃないからわかんないけどな?」
俺は、ヒカルの言葉にそういう見解もあるんだなってヒカルは周囲をよくみてるなって関心した。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説

異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
兎森りんこ
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
青い炎
瑞原唯子
BL
今日、僕は同時にふたつの失恋をした——。
もともと叶うことのない想いだった。
にもかかわらず、胸の内で静かな激情の炎を燃やし続けてきた。
これからもこの想いを燻らせていくのだろう。
仲睦まじい二人を誰よりも近くで見守りながら。

学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。

【完結】元騎士は相棒の元剣闘士となんでも屋さん営業中
きよひ
BL
ここはドラゴンや魔獣が住み、冒険者や魔術師が職業として存在する世界。
カズユキはある国のある領のある街で「なんでも屋」を営んでいた。
家庭教師に家業の手伝い、貴族の護衛に魔獣退治もなんでもござれ。
そんなある日、相棒のコウが気絶したオッドアイの少年、ミナトを連れて帰ってくる。
この話は、お互い想い合いながらも10年間硬直状態だったふたりが、純真な少年との関わりや事件によって動き出す物語。
※コウ(黒髪長髪/褐色肌/青目/超高身長/無口美形)×カズユキ(金髪短髪/色白/赤目/高身長/美形)←ミナト(赤髪ベリーショート/金と黒のオッドアイ/細身で元気な15歳)
※受けのカズユキは性に奔放な設定のため、攻めのコウ以外との体の関係を仄めかす表現があります。
※同性婚が認められている世界観です。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
【完結】 魔王討伐のために勇者召喚されたんだが、チートスキル【未来予知】は戦闘向きではない件〜城から追放されて始まる異世界生活〜
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
町中高校二年B組の生徒十人は勇者召喚の対象者として、異世界に転移させられた。
生徒たちはそれぞれに異なるスキルを有した状態になり、召喚の儀を行った王様に魔王討伐を懇願される。
しかし、そこで魔王の襲撃を受けて生徒たちは散り散りになる。
生徒の一人、吉永海斗は危機的状況を予測する魔眼で難を逃れるが、魔王を倒すに値しないスキルと見なされて城から放り出される。
右も左も分からない状況でギルドを頼るものの、門前払いになって途方に暮れる。
そんな彼がたどり着いたのは、深紅の旅団と呼ばれる多種族の集まりだった。
旅団の創設にはある目的があり、やがて海斗は協力するか否かを迫られる。

ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる