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異世界再び

目撃情報(四天王side)

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レオとカゲはイチの情報共有をする事で探索をしていた。
まずは、見つける事を優先としていた。


「……同郷の男。消した方がいいんじゃないか?」

「ダメよ。唯一、イチとの接点を見つけたんだから……消すのはイチを見つけてからよ」

カゲとレオの会話にヒカルとゴウキは呆れていた。

「何で、勇者の護衛任務終えたのにイチは姿見せないんだ?」

「俺にもわかんないな。……でも、今なら時間もあるから一度家に帰ってみるか?」

数日間は勇者は魔王と城に滞在して話し合いがあるからと四天王に休暇が与えられていた。

「家に帰るの?ねぇ、そういえば二人はイチの失踪前に何か聞いてたりした?」

レオはヒカルとゴウキの会話に入ってきていた。

「何で、そんな事聞くんだよ?」

「『勇者の護衛任務終えたのに姿見せない』って、今言ってたじゃない?どういう意味?」

「……言ったな。レオとカゲのどっちも手助けはしないからな!ただ、イチはカゲが勇者の隣にいるのは見たくないって言ったから、勇者が魔王様の元に行くまで離れたらって話はしただけだ」

「おい!聞いてねぇんだけど?」

「そうよ。どこに行くとか聞いてないの?」

「さあ?(俺らの家に住めばとは進めただけだから)。なぁ、レオは強引だったけどイチに好意は伝えてたとは思うけど、カゲは伝えてたのか?想われてるって自惚れて愛想尽かされてたら仕方ないんじゃないか?」

ヒカルの言葉にレオは同意して、本気じゃないなら身を引けとカゲに言っていた。

「……別に、自惚れてた訳じゃねぇ。…引きずってて、気づかなかっただけだ。今は、もう……失いたくないんだ!尋問話し合いする、監禁する離さないつもりだ!」

「怖えって……」

ゴウキが引くように呟いた。
レオはどっちも選ばない場合は一緒に監禁しようって、話を持ちかけていた。


「……何か、この二人怖いな。イチに同情するんだけど」

ヒカルは呆れながらもイチが心配になってきていた。
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