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交差し始める想い

待ち時間

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カゲ達から離れるようにレオに連れていかれて、ゴウキもヒカルを置いて着いてきてくれた。

レオは話が終わるまで、俺を服と化粧品の店を連れ回していた。

レオの趣味なのか今まで着たこと
もない、男女兼用の可愛い感じの色合いの服を試着させられて、レオは似合うと絶賛して着て帰ると購入し強引に押しつける様着て店を出て、その後は化粧品売場で俺の肌に合う色だからと口紅とファンデーションを購入して軽めのメイクもされた。

「橋本はやっぱり可愛いカッコウ似合うね?……これで女の子なら惚れるんだけどな」

俺はそんなに似合うのかとゴウキの方を見ると、ゴウキは首を横に振りながら。

「似合うかどうかは好みの問題じゃないか?玲桜は見た目に似合わず可愛い女好きだから、気にする必要ない」

「えっ?俺……もしかして変?」

「変じゃないよ。……女の子じゃないけど、よし僕とデートしよ?」
 
レオにゴウキを置いて行こうと手を引かれた。

「えっ、ちょっと待って!魔王と透さん待ってるんじゃないの?」

「玲桜は落ち着け。待ってるって言ってるんだから待てよ」

ゴウキに言われレオは諦めて手を離した。

「……橋本が男じゃなかったら良かったんだけどね」

「レオって、こんな奴だったんだな?」

「知らなかったんだな?女好き過ぎて、好みの子がいたら声かけ過ぎで少しでも落ち着けって意味で男子校の秋桜しゅうおうに親に入れられたんだぜ」

ゴウキに説明されて、レオは気配り出来て聞き上手だと思ってたけどたんに男の話は聞き流している部分も多かったみたいだった。

俺は秋桜しゅうおうの人達は色々なんだと思いながら、魔王とカゲが何を話しているのか気になった。

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