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交差し始める想い
久しぶりの対面
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俺はカゲの後について行った。
ヒカルとゴウキ以外の魔王とレオには久しぶりだった。
レオに対しては久しぶりに会えた嬉しさがあったけど、魔王に対してはカゲが好きでいつも俺がカゲと一緒にいる時間を邪魔してきて、それに今日の試合だって楽しみにしてたのに…前半戦出場しないのは後からチーム的な何か理由があるのかもしれないって思ったけど、最後のミスは許せなかった魔王なら、あんなミスするはずないのにって思ったから。
俺は悔しさ残った試合結果の事を思い返して魔王に冷たい視線を向けていた様で、隣にいたカゲに頭撫でられた。
「そんな顔するな。……確かに精神面が弱っていた結果なんだが…。東山が呼んだから来たが、春風は話あるんだろ話せるなら話せ」
カゲに着いてきた俺だから、……別にカゲに撫でられて嬉しくて魔王を向けていた冷たい視線をやめた訳じゃないけど…。
ヒカルがカゲを呼んだ理由も気になったから俺は大人しく待つ事にした。
魔王は俺が大人しくカゲの後ろで待っていたけど何も言わずに俯いていた。
「……舞桜もこんなに大人数だと話せないと思うから、そうだ。僕と橋本…洸か豪騎のどっちかと僕と橋本とこの場から離れないか?」
レオが何も話さない魔王の為の提案だと思うけど…、俺は魔王とカゲを残してこの場から離れたくなかったから思わずレオの提案に驚いた。
「……あ~、じゃあ俺が残るから玲桜は豪騎を連れてって。…橋本が不安になる様な事にはならない様にするから、豪騎の事頼むな?」
ヒカルは俺とレオに言うとその場に残ると言った。
俺はヒカルを信じてゴウキとレオとその場を後にした。
ヒカルとゴウキ以外の魔王とレオには久しぶりだった。
レオに対しては久しぶりに会えた嬉しさがあったけど、魔王に対してはカゲが好きでいつも俺がカゲと一緒にいる時間を邪魔してきて、それに今日の試合だって楽しみにしてたのに…前半戦出場しないのは後からチーム的な何か理由があるのかもしれないって思ったけど、最後のミスは許せなかった魔王なら、あんなミスするはずないのにって思ったから。
俺は悔しさ残った試合結果の事を思い返して魔王に冷たい視線を向けていた様で、隣にいたカゲに頭撫でられた。
「そんな顔するな。……確かに精神面が弱っていた結果なんだが…。東山が呼んだから来たが、春風は話あるんだろ話せるなら話せ」
カゲに着いてきた俺だから、……別にカゲに撫でられて嬉しくて魔王を向けていた冷たい視線をやめた訳じゃないけど…。
ヒカルがカゲを呼んだ理由も気になったから俺は大人しく待つ事にした。
魔王は俺が大人しくカゲの後ろで待っていたけど何も言わずに俯いていた。
「……舞桜もこんなに大人数だと話せないと思うから、そうだ。僕と橋本…洸か豪騎のどっちかと僕と橋本とこの場から離れないか?」
レオが何も話さない魔王の為の提案だと思うけど…、俺は魔王とカゲを残してこの場から離れたくなかったから思わずレオの提案に驚いた。
「……あ~、じゃあ俺が残るから玲桜は豪騎を連れてって。…橋本が不安になる様な事にはならない様にするから、豪騎の事頼むな?」
ヒカルは俺とレオに言うとその場に残ると言った。
俺はヒカルを信じてゴウキとレオとその場を後にした。
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