勇者召喚されて召喚先で人生終えたら、召喚前の人生に勇者能力引き継いでたんだけど！？

交差し始める想い

大会前の連休

カゲと会ってる時に珍しくカゲの携帯が着信音を鳴らした、その後に俺の携帯にも連絡が来た。

カゲが誰からの連絡なのか気になりつつも、俺は携帯を手に連絡を確認した。

「……ヒカルとゴウキが遊びに来る？会いたいって…。こういう事前連絡って嬉しいな」

俺は嬉しさの余り声に出していた。

「……4人で会いたいか？北が行くから飯奢れって言って来た。会いたいなら橋本の食いたいの食いに行くか？」

カゲへの連絡がゴウキからだと、安堵した……？安堵って？俺は首傾げながらも4人で会いたいって頷いた。

カゲがゴウキとは会話にならないからと、俺とヒカルで話し合って食いたい物を決めろと言われて、俺はヒカルと話す事になった。


ヒカルとは先日、話した事もあって飯食いに行くのは俺とヒカルで好きな所で話し合って決めろと言われた事を告げて、俺はヒカルとゴウキに会えて話せるなら何でもいいって思うからってヒカルに伝えた。

ヒカルはその言葉が嬉しいって言いながらも、俺がカゲと食いに行って美味かった肉の店が良いって言ってきた。

ヒカルにそんな話はしていなかったから、ゴウキの希望かな？って考えながらもどこの肉だろって考えたがわからなかったけど、ヒカルがゴウキ経由で俺が送った美味かった肉の画像を添付してくれた。

確かに、ここは美味かった肉。でも……ゴウキの食う量の肉をカゲが支払う？？カゲの財布事情を考えたら、やめてほしいって思った。
俺は、美味い肉買って俺とゴウキが作るからとヒカルに提案したらヒカルはすぐに了承してくれた。

その後、珍しく……と言うよりも、初めてゴウキから画像以外の連絡が来た。

ヒカルに美味い肉料理食わせる為に一緒に頑張ろうなって、どんな肉料理がいいかって大量のレシピと共にゴウキの語りが始まっていた。


カゲには、俺とゴウキが一緒に肉料理作るから材料の購入をと頼むとカゲに微笑まれ好きなだけ買っていいと言われ、俺はゴウキとレシピの話になり。

ヒカルとは手料理なら独り暮らしのカゲの家かと問われたが、俺がカゲの家は4人だと狭いから、キッチンも狭く2人で作るならカゲの家よりも俺の家でと誘った。

ついでに、ヒカルとゴウキも俺の家に泊まれば良いと提案もした。


カゲの家……に、俺以外の人を入れて欲しくなかった。
俺が知らない間に入ってるかもだけど、知りたくない。嫌なものは嫌だから……それが、なんなのか…何て思いの答え何て出したくなかった。