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光と透①
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透は光がゆかりと付き合っている訳じゃないなら、望みはあるかもと考えだして、ゆかりを呼び出してゆかりの気持ちを聞くことにした。
「何?透くん用事って?」
ゆかりは呼び出された校舎裏に来て既に待っていた透に聞いた。
「間宮先輩好きな人いますか?それ誰ですか」
透は唐突に要件のみ質問した。
ゆかりは驚きながらも照れていた。
「どうして、そんな事が知りたいの?」
「気になるからです」
透が言うとゆかりはその言葉を誤解して受け取った。
「本当に?」
嬉しそうに聞き返し
「はい、誰ですか」
透は再度聞いた。
「……透くんだよ」
照れながら言われ
「俺がなにか?」
名を言われ首傾げ聞き返し
「透くんが好き」
顔を真っ赤にしてゆかりに言われ、透は驚いたが、これで光は失恋だと思い、自分にもチャンスがあると考えた。
「わかりました。俺の用事はすみました」
透は礼をいい、ゆかりに背を向けて歩き出した。
ゆかりは勘違いをした両思いと、そしてゆかりは透の側にいる事が多くなった。
それに気づいた光が透の家を訪ねると、透はゆかりが付きまとう理由は知らないと言うが、光に追求されてゆかりに告白された状況を説明した。
「透…ゆかりの事好きなのか?」
不安げに光に聞かれ
「全然」
悪びれずに透は答えた。
「それ、誤解されてるぞ。お前もゆかりを好きだと…。何故、そんな事聞いたんだ、そしてその後の態度だ!」
光は呆れながら言った。
「光兄が好きだって言うから、気になって聞いたんだ。それを聞いたから用事がすんだ、どうして悪いんだ?」
全く解らず首傾げた。
「あのな…じゃあ、お前が誰を好きかは知らないが、もし好きな奴に好きな人が気になるって言われたら期待しないか?」
光が説明しながら問いかける
透は少し考えて答えた。
「……する」
「同じだろ。ゆかりに謝れ」
「そうする」
透の返事を聞き、光は呆れながら帰った。
光はゆかりの好きな人の事を考えて少し落ち込んでいた。
「何?透くん用事って?」
ゆかりは呼び出された校舎裏に来て既に待っていた透に聞いた。
「間宮先輩好きな人いますか?それ誰ですか」
透は唐突に要件のみ質問した。
ゆかりは驚きながらも照れていた。
「どうして、そんな事が知りたいの?」
「気になるからです」
透が言うとゆかりはその言葉を誤解して受け取った。
「本当に?」
嬉しそうに聞き返し
「はい、誰ですか」
透は再度聞いた。
「……透くんだよ」
照れながら言われ
「俺がなにか?」
名を言われ首傾げ聞き返し
「透くんが好き」
顔を真っ赤にしてゆかりに言われ、透は驚いたが、これで光は失恋だと思い、自分にもチャンスがあると考えた。
「わかりました。俺の用事はすみました」
透は礼をいい、ゆかりに背を向けて歩き出した。
ゆかりは勘違いをした両思いと、そしてゆかりは透の側にいる事が多くなった。
それに気づいた光が透の家を訪ねると、透はゆかりが付きまとう理由は知らないと言うが、光に追求されてゆかりに告白された状況を説明した。
「透…ゆかりの事好きなのか?」
不安げに光に聞かれ
「全然」
悪びれずに透は答えた。
「それ、誤解されてるぞ。お前もゆかりを好きだと…。何故、そんな事聞いたんだ、そしてその後の態度だ!」
光は呆れながら言った。
「光兄が好きだって言うから、気になって聞いたんだ。それを聞いたから用事がすんだ、どうして悪いんだ?」
全く解らず首傾げた。
「あのな…じゃあ、お前が誰を好きかは知らないが、もし好きな奴に好きな人が気になるって言われたら期待しないか?」
光が説明しながら問いかける
透は少し考えて答えた。
「……する」
「同じだろ。ゆかりに謝れ」
「そうする」
透の返事を聞き、光は呆れながら帰った。
光はゆかりの好きな人の事を考えて少し落ち込んでいた。
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