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番外編
落ちたその先
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カインは階段から落ち目が覚め痛み残る体を起こすと、何故か心配そうな表情のアンリとアベルとグレンがいた。
「良かった目が覚めて、階段から落ちたのは覚えてるかな?」
カインはアベルに問われ頷いた。何故かアンリが嬉しそうに手を握りしめていた事には内心驚きながらも、長いはずの髪が短くなっていた事と、窓に映る姿に困惑しつつも状況を整理した。
短い髪、青い瞳、鍛えていない体、そしてあるはずの魔力量がないこと。
「大丈夫か?どこか痛めて動けないとか?」
話さず動かずにいた為、グレンに心配され答える事にした。
「私なら大丈夫だ。…何故、ここにアンリがいるんだ?ディアはどこだ、ディアに会いたいんだが」
「何故って?記憶混乱してるのか?それにディアって…もしかしてディアンナの事?」
カインは何かがおかしいと思いつつ、確認の為に問いかけた。
「ああ、ディアンナだ。ディアンナはどこにいる?」
グレンはアベルに視線向け困惑の表情浮かべながらも答えた。
「ディアンナなら家にいるよ。まだ学園に入学してないから。なあ、どうしてディアンナを愛称呼びしたのか聞いてもいいか?」
ディアンナが入学していないという事におかしいと思うも、何か違うと思い問う事はやめておいた。
「何故、愛称呼びかと言われたら…、1つだけ聞きたいんだが?ディアンナに婚約者はいるのか?」
「さっきから、変だよ?ディアンナに婚約者はいないよ」
「そうか。ディアンナと婚約したいと言ったら承諾してくれるか?」
「何言ってんの?アンリがいるのに、ディアンナと婚約してどうすんの?」
グレンは驚き問い返し、アベルはずっと黙り話を聞いていた。
「アンリにはエドワードがいるだろ?私はディアンナが誰よりも愛しく大事に思う」
エドワードの名にグレンとアベルは首を傾げた。
「どうしてカインがエドを知ってるのかわからないけど。エドはただの幼なじみだよ」
アンリが不安げにカインの手を握りしめ何もないことを説明した。
カインは親しげに手を握るアンリから手をほどき離した。
「ねえ、カイン?頭ぶつけて混乱してるのかな?アンリは君の恋人だよ。どうして、グレンの妹と婚約したいなんて言ってるの?」
アベルの問いにカインは首を横に振った。
「混乱はしていない。私はディアが…ディアンナが好きなんだ」
「……ディアンナと婚約しても、ディアンナに好かれないと思うんだけどな?ディアンナは剣術の強い人を好むから」
「剣術なら…鍛える!そして婚約を申し込む、それならいいか?」
カインは剣術なら問題ないと言おうとしたが、何故か落ちている筋肉に鍛え直そうと思い告げた。
「カイン!!君にはアンリがいるだろ!!」
アベルに声を荒げられ叱責された。
「違う、私にはディアだけだ!」
「頭ぶつけて混乱しているんだよ。もう少し休んで落ち着いてから話そうね?」
アベルは恋人だと否定されているアンリを気づかい連れて出ていった。
「なあ、カインどうしたの?あんなにアンリを好きで大事にしてたのに…。ディアンナと婚約したいなら俺には何も言えないけど、ディアンナや両親の判断に任せるとしか言えないから。もう少し休んで落ち着いてから考えなおしてみろよ?」
グレンもそう言い保健室を出て行った。カインは痛みのある体に回復魔法をかけ治し、ベットから起き上がり体を鍛える事と父親にディアンナと婚約したいと話すために行動を始めた。
婚約したいという希望は騎士団長の娘という事もあり、父親は承諾してくれ婚約をしたいと伝えてくれた。
カインは鍛える為に、ディアンナとの対面までの間に体を鍛え続けたが、以前の様な体型には及ばないながらも鍛え続けるからとディアンナと対面し、婚約を了承して貰った。
ディアンナが誰よりも愛しくて大事だから、ディアンナに好かれたいという思いからカインはひたすらに体を鍛え続けた。
そんなカインをディアンナは影から見守っていた。
ある日、学園近くの鍛練場で鍛えていたカインが休憩中にアンリが近づき抱きついてきた。
「カイン、どうして婚約なんてしたの?」
「ディアが誰よりも愛しくて大事だから、ディアを誰にも渡したくない」
「ねえ、カインは私を好きだって言ったじゃない?」
「…記憶にはない。私はディアが誰よりも愛しく思う、ディアの為なら何でもする。それくらいディアが大事なんだ」
カインに抱きつくアンリをいつの間にか側にいたエドワードが引き離す様に背後から抱き寄せ。
「カインさん…アンリを悲しませるならアンリは渡しません!僕の大事な幼なじみを…大事な人を悲しませるなら許せませんから」
アンリはエドワードの言葉に驚き見ていた。
影から見守り見ていたはずのディアンナがカインがアンリに抱きつかれたのを見て近づき、カインの腕の服を軽く引いていた。
「カイン様がアンリ様を好きでお付き合いしていたのはお兄様から聞いて知っています。でも、こんなに私を想ってくれているのは嬉しいです」
ディアンナにそう言われカインは嬉しくディアンナを抱きしめ様としたが、鍛え過ぎたせいかふらつき意識を失いディアンナに凭れる様に気を失った。
カインが意識をなくした後、ディアンナとエドワードはお互いに、カインとアンリと共に手を取り生涯を歩む事を約束した。
アンリはカインへの想いがあるが、エドワードの手をとる事を決めた。
「良かった目が覚めて、階段から落ちたのは覚えてるかな?」
カインはアベルに問われ頷いた。何故かアンリが嬉しそうに手を握りしめていた事には内心驚きながらも、長いはずの髪が短くなっていた事と、窓に映る姿に困惑しつつも状況を整理した。
短い髪、青い瞳、鍛えていない体、そしてあるはずの魔力量がないこと。
「大丈夫か?どこか痛めて動けないとか?」
話さず動かずにいた為、グレンに心配され答える事にした。
「私なら大丈夫だ。…何故、ここにアンリがいるんだ?ディアはどこだ、ディアに会いたいんだが」
「何故って?記憶混乱してるのか?それにディアって…もしかしてディアンナの事?」
カインは何かがおかしいと思いつつ、確認の為に問いかけた。
「ああ、ディアンナだ。ディアンナはどこにいる?」
グレンはアベルに視線向け困惑の表情浮かべながらも答えた。
「ディアンナなら家にいるよ。まだ学園に入学してないから。なあ、どうしてディアンナを愛称呼びしたのか聞いてもいいか?」
ディアンナが入学していないという事におかしいと思うも、何か違うと思い問う事はやめておいた。
「何故、愛称呼びかと言われたら…、1つだけ聞きたいんだが?ディアンナに婚約者はいるのか?」
「さっきから、変だよ?ディアンナに婚約者はいないよ」
「そうか。ディアンナと婚約したいと言ったら承諾してくれるか?」
「何言ってんの?アンリがいるのに、ディアンナと婚約してどうすんの?」
グレンは驚き問い返し、アベルはずっと黙り話を聞いていた。
「アンリにはエドワードがいるだろ?私はディアンナが誰よりも愛しく大事に思う」
エドワードの名にグレンとアベルは首を傾げた。
「どうしてカインがエドを知ってるのかわからないけど。エドはただの幼なじみだよ」
アンリが不安げにカインの手を握りしめ何もないことを説明した。
カインは親しげに手を握るアンリから手をほどき離した。
「ねえ、カイン?頭ぶつけて混乱してるのかな?アンリは君の恋人だよ。どうして、グレンの妹と婚約したいなんて言ってるの?」
アベルの問いにカインは首を横に振った。
「混乱はしていない。私はディアが…ディアンナが好きなんだ」
「……ディアンナと婚約しても、ディアンナに好かれないと思うんだけどな?ディアンナは剣術の強い人を好むから」
「剣術なら…鍛える!そして婚約を申し込む、それならいいか?」
カインは剣術なら問題ないと言おうとしたが、何故か落ちている筋肉に鍛え直そうと思い告げた。
「カイン!!君にはアンリがいるだろ!!」
アベルに声を荒げられ叱責された。
「違う、私にはディアだけだ!」
「頭ぶつけて混乱しているんだよ。もう少し休んで落ち着いてから話そうね?」
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「なあ、カインどうしたの?あんなにアンリを好きで大事にしてたのに…。ディアンナと婚約したいなら俺には何も言えないけど、ディアンナや両親の判断に任せるとしか言えないから。もう少し休んで落ち着いてから考えなおしてみろよ?」
グレンもそう言い保健室を出て行った。カインは痛みのある体に回復魔法をかけ治し、ベットから起き上がり体を鍛える事と父親にディアンナと婚約したいと話すために行動を始めた。
婚約したいという希望は騎士団長の娘という事もあり、父親は承諾してくれ婚約をしたいと伝えてくれた。
カインは鍛える為に、ディアンナとの対面までの間に体を鍛え続けたが、以前の様な体型には及ばないながらも鍛え続けるからとディアンナと対面し、婚約を了承して貰った。
ディアンナが誰よりも愛しくて大事だから、ディアンナに好かれたいという思いからカインはひたすらに体を鍛え続けた。
そんなカインをディアンナは影から見守っていた。
ある日、学園近くの鍛練場で鍛えていたカインが休憩中にアンリが近づき抱きついてきた。
「カイン、どうして婚約なんてしたの?」
「ディアが誰よりも愛しくて大事だから、ディアを誰にも渡したくない」
「ねえ、カインは私を好きだって言ったじゃない?」
「…記憶にはない。私はディアが誰よりも愛しく思う、ディアの為なら何でもする。それくらいディアが大事なんだ」
カインに抱きつくアンリをいつの間にか側にいたエドワードが引き離す様に背後から抱き寄せ。
「カインさん…アンリを悲しませるならアンリは渡しません!僕の大事な幼なじみを…大事な人を悲しませるなら許せませんから」
アンリはエドワードの言葉に驚き見ていた。
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「カイン様がアンリ様を好きでお付き合いしていたのはお兄様から聞いて知っています。でも、こんなに私を想ってくれているのは嬉しいです」
ディアンナにそう言われカインは嬉しくディアンナを抱きしめ様としたが、鍛え過ぎたせいかふらつき意識を失いディアンナに凭れる様に気を失った。
カインが意識をなくした後、ディアンナとエドワードはお互いに、カインとアンリと共に手を取り生涯を歩む事を約束した。
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