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ずっと一緒(2)見守る親友
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おしゃれだ。店の内装も南フランス風なら、メニューも、なんとかのヴィクトリア宮殿庭園風とか、かんとかのセーヌの香りとかで、まあ、内容はよくわからないが、とにかく見た目は華やかだった。
そして、待ち合わせをした九条先輩も、制服とは違って、春らしい軽いワンピースとふんわりとしたミディアムロングの髪が、春から女子大生という感じでおしゃれである。
僕はホットコーヒーブルゴーニュの狩人という要はコーヒーを一口飲んで、むしろアメリカンだと思った。
隣の直はホットミルクティーアルザスの木こりで、一口飲んで、首を傾げていた。
そして先輩は、ホットハーブティーモンマルトルの乙女を一口飲んで、軽く眉を寄せた。
結論。名前負けだな、ここのメニューは。
「相談したいのは、友達の事なのよ。
河西真樹奈っていう、まあ仲良くしてた子と、その子の大親友の野沢美紀香っていう子がいたの。それが、卒業式の夜に野沢さんが事故で亡くなって、それから、どうも河西さんの様子がおかしいのよ」
「おかしいとは、具体的には」
「やけに疲れやすいみたいで、何か、誰かの視線というか気配みたいなものを感じるって言うの。
本当はここへ来る予定だったんだけど、部屋で待ってるの。出て行くのが疲れるって」
「では、そこに行きましょうか」
「そうね。案内するわ」
3人共、勿体ないので一応全部飲む。
僕はまだしも、直は微妙な顔で、先輩はハーブティーの後で水をゴクゴクと飲んで、
「行きましょう」
と爽やかな笑顔で言った。
思い出した。演劇部にいたな、確か。
河西先輩はこの春から親の転勤があって、一人暮らしをするそうだ。まだ新しいワンルームマンションで、交番のすぐ前にあった。
2階の端の部屋のドアをノックする。
「はあい」
と声がして、ややあってドアが開き、女性が顔を出した。
兄と外食した帰りにトンネルで見かけた人だ。
「彼女が河西真紀奈さんよ。
御崎君と町田君、連れて来たわよ」
「ありがとう。河西です。さあ、上がって」
そう言って笑う河西先輩の顔は貧血のようで、目の下には薄い隈がある。ジーンズにシャツというラフな格好をしていたが、何よりも目を引いたのは、やはり、ベッタリとくっついた霊だった。
1メートル四方のテーブルに座り、失礼にならない程度に観察する。
作り付けの家具のせいで部屋はスッキリとしていて、思ったよりも狭いという印象は無い。注意を引くのは、河西先輩本人に憑いた霊の他には、机の上の何か小物と、クローゼットの中から少し。
「これが野沢先輩」
直がこそっと、スマホで写真を見せて来た。体育祭の時のものか、ジャージ姿だ。
「間違いないな」
「だね」
憑いているのは、野沢先輩だ。
「お待たせ」
九条先輩が持って来たうぐいす餅と緑茶を、九条先輩と河西先輩の2人で運んで来る。
まずは世間話を少しして、それから、本題に入る。
「卒業式の夜に、野沢美紀香先輩が亡くなられたとか」
「ええ。親友よ。これからもずっと一緒って、昼間に言ったばかりだったわ。私と美紀香は違う大学に進学する予定だったけど、それでも、これからも仲良く一緒にいる筈だったのに」
涙声で、俯く。
「調子が悪いという事ですが」
「陸上で鍛えてきたからそんな筈ないと思うんだけど、すぐに疲れて、貧血になったし。それと、何か見られているような気がするの」
「端的に言えば、野沢先輩が憑いているせいです」
言うと、先輩2人はしばし固まった。
「予想はしてたけど……」
再起動は九条先輩が早かった。
「美紀香、見守っていてくれたのね」
「ああ……憑いているので、エネルギーが取られて、疲れやすくなったり貧血になったりするんです」
言い方が悪かったんだろうか。
「このままだと、命に関わる事にもなりかねませんよ」
直が、詳しく言い添える。
だが、河西先輩はニッコリとした。
「じゃあ、しっかり食べて、良く寝ないとね」
「へ?」
3人は絶句した。
「いや、真樹奈、あのね」
「嬉しいの、景子。美紀香はここにいたのよ。寂しくないわ」
「ええー……」
家族や親しい人と死に別れるのは寂しいものだ。一緒にいられるとなれば嬉しいかもしれない。
でもそれは、生者にとっても死者にとっても不自然な事である。今は良くても、この先、きっと困ることになって来るだろう。
「先輩、あの――」
「わかってるわ。言いたいことは」
3人は、続きを待った。
「でもあまりにも突然で、お別れも言えなかったのよ。せめて49日までとか、だめかしら」
深く、沈黙する。
「その人によるし、その霊によりますね」
言いようがない。
河西先輩の返事が嬉しかったのか、野沢先輩は笑って後ろから抱きつくようにした。
「怜、どうする?こんなケース」
「僕も初めてだ。
とにかく、ちょっとよく考えた方がいいと思いますよ。野沢先輩も、河西先輩が大事ならね」
きょとんとする河西先輩の背後で、野沢先輩がこちらを睨みつけた。
今日の所は帰ると言った僕達を送り、ついでに買い物に行くという河西先輩も一緒に、マンションを出る。
まあ、外に出かけて、ちゃんと食事もする気になったのはいい事だ。
「この辺、裏道になっているんですねえ」
直がノンビリと言う。
「そうよ。車も割と来るの」
言ってるそばから、スピードを出した車が走って来た。信号の無い交差点に差し掛かった時、子供が飛び出して来、それを避けようとして車が急ハンドルを切った。
こちらに向かって、突っ込んで来る。
運転していたお年寄りと目が合ったが、目を見開いて、硬直していた。
車の滑って来るラインからとにかく外れようと、横へ動く。
と、野沢先輩が車に向かって行って、車の方向を変えた。
数瞬後、車はベビーカーの母子をかすめて傍のブロック塀に激突し、子供は火が付いたように泣きじゃくり、母親はオロオロと子供を宥め、僕と直で、運転席でグッタリする運転手を引っ張り出した。
エアバッグのせいで頭は大丈夫そうだが、足を骨折しているかもしれない。この年での足の怪我は寝たきりの原因になりかねないので、大変だ。
ベビーカーの乳児は驚いているだけだし、母親にも、当たってはいない。飛び出して来た子供は、ただただ、目を見開いて固まっていた。
ようやく騒ぎに気付いて出て来た住人が、警察に電話をかけに家に入る。
河西先輩の後ろで笑っている野沢先輩を危険だと、そう感じた。
そして、待ち合わせをした九条先輩も、制服とは違って、春らしい軽いワンピースとふんわりとしたミディアムロングの髪が、春から女子大生という感じでおしゃれである。
僕はホットコーヒーブルゴーニュの狩人という要はコーヒーを一口飲んで、むしろアメリカンだと思った。
隣の直はホットミルクティーアルザスの木こりで、一口飲んで、首を傾げていた。
そして先輩は、ホットハーブティーモンマルトルの乙女を一口飲んで、軽く眉を寄せた。
結論。名前負けだな、ここのメニューは。
「相談したいのは、友達の事なのよ。
河西真樹奈っていう、まあ仲良くしてた子と、その子の大親友の野沢美紀香っていう子がいたの。それが、卒業式の夜に野沢さんが事故で亡くなって、それから、どうも河西さんの様子がおかしいのよ」
「おかしいとは、具体的には」
「やけに疲れやすいみたいで、何か、誰かの視線というか気配みたいなものを感じるって言うの。
本当はここへ来る予定だったんだけど、部屋で待ってるの。出て行くのが疲れるって」
「では、そこに行きましょうか」
「そうね。案内するわ」
3人共、勿体ないので一応全部飲む。
僕はまだしも、直は微妙な顔で、先輩はハーブティーの後で水をゴクゴクと飲んで、
「行きましょう」
と爽やかな笑顔で言った。
思い出した。演劇部にいたな、確か。
河西先輩はこの春から親の転勤があって、一人暮らしをするそうだ。まだ新しいワンルームマンションで、交番のすぐ前にあった。
2階の端の部屋のドアをノックする。
「はあい」
と声がして、ややあってドアが開き、女性が顔を出した。
兄と外食した帰りにトンネルで見かけた人だ。
「彼女が河西真紀奈さんよ。
御崎君と町田君、連れて来たわよ」
「ありがとう。河西です。さあ、上がって」
そう言って笑う河西先輩の顔は貧血のようで、目の下には薄い隈がある。ジーンズにシャツというラフな格好をしていたが、何よりも目を引いたのは、やはり、ベッタリとくっついた霊だった。
1メートル四方のテーブルに座り、失礼にならない程度に観察する。
作り付けの家具のせいで部屋はスッキリとしていて、思ったよりも狭いという印象は無い。注意を引くのは、河西先輩本人に憑いた霊の他には、机の上の何か小物と、クローゼットの中から少し。
「これが野沢先輩」
直がこそっと、スマホで写真を見せて来た。体育祭の時のものか、ジャージ姿だ。
「間違いないな」
「だね」
憑いているのは、野沢先輩だ。
「お待たせ」
九条先輩が持って来たうぐいす餅と緑茶を、九条先輩と河西先輩の2人で運んで来る。
まずは世間話を少しして、それから、本題に入る。
「卒業式の夜に、野沢美紀香先輩が亡くなられたとか」
「ええ。親友よ。これからもずっと一緒って、昼間に言ったばかりだったわ。私と美紀香は違う大学に進学する予定だったけど、それでも、これからも仲良く一緒にいる筈だったのに」
涙声で、俯く。
「調子が悪いという事ですが」
「陸上で鍛えてきたからそんな筈ないと思うんだけど、すぐに疲れて、貧血になったし。それと、何か見られているような気がするの」
「端的に言えば、野沢先輩が憑いているせいです」
言うと、先輩2人はしばし固まった。
「予想はしてたけど……」
再起動は九条先輩が早かった。
「美紀香、見守っていてくれたのね」
「ああ……憑いているので、エネルギーが取られて、疲れやすくなったり貧血になったりするんです」
言い方が悪かったんだろうか。
「このままだと、命に関わる事にもなりかねませんよ」
直が、詳しく言い添える。
だが、河西先輩はニッコリとした。
「じゃあ、しっかり食べて、良く寝ないとね」
「へ?」
3人は絶句した。
「いや、真樹奈、あのね」
「嬉しいの、景子。美紀香はここにいたのよ。寂しくないわ」
「ええー……」
家族や親しい人と死に別れるのは寂しいものだ。一緒にいられるとなれば嬉しいかもしれない。
でもそれは、生者にとっても死者にとっても不自然な事である。今は良くても、この先、きっと困ることになって来るだろう。
「先輩、あの――」
「わかってるわ。言いたいことは」
3人は、続きを待った。
「でもあまりにも突然で、お別れも言えなかったのよ。せめて49日までとか、だめかしら」
深く、沈黙する。
「その人によるし、その霊によりますね」
言いようがない。
河西先輩の返事が嬉しかったのか、野沢先輩は笑って後ろから抱きつくようにした。
「怜、どうする?こんなケース」
「僕も初めてだ。
とにかく、ちょっとよく考えた方がいいと思いますよ。野沢先輩も、河西先輩が大事ならね」
きょとんとする河西先輩の背後で、野沢先輩がこちらを睨みつけた。
今日の所は帰ると言った僕達を送り、ついでに買い物に行くという河西先輩も一緒に、マンションを出る。
まあ、外に出かけて、ちゃんと食事もする気になったのはいい事だ。
「この辺、裏道になっているんですねえ」
直がノンビリと言う。
「そうよ。車も割と来るの」
言ってるそばから、スピードを出した車が走って来た。信号の無い交差点に差し掛かった時、子供が飛び出して来、それを避けようとして車が急ハンドルを切った。
こちらに向かって、突っ込んで来る。
運転していたお年寄りと目が合ったが、目を見開いて、硬直していた。
車の滑って来るラインからとにかく外れようと、横へ動く。
と、野沢先輩が車に向かって行って、車の方向を変えた。
数瞬後、車はベビーカーの母子をかすめて傍のブロック塀に激突し、子供は火が付いたように泣きじゃくり、母親はオロオロと子供を宥め、僕と直で、運転席でグッタリする運転手を引っ張り出した。
エアバッグのせいで頭は大丈夫そうだが、足を骨折しているかもしれない。この年での足の怪我は寝たきりの原因になりかねないので、大変だ。
ベビーカーの乳児は驚いているだけだし、母親にも、当たってはいない。飛び出して来た子供は、ただただ、目を見開いて固まっていた。
ようやく騒ぎに気付いて出て来た住人が、警察に電話をかけに家に入る。
河西先輩の後ろで笑っている野沢先輩を危険だと、そう感じた。
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