払暁の風
幕末の江戸。旗本の弟でありながら自由で好奇心旺盛な頼藤慶仁と幼馴染の鳥羽哲之助は、伸び伸びと暮らしていた。だが、時代の流れや出自によって、否応なく争いに巻き込まれて行く。
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夜明け前の魑魅魍魎が暗躍する様子が手に取るように伝わってきました。
幕府や朝廷だけではなく、普通の市民も巻き込まれ、夜明けをまっている。どのように明けるのか、それは読み手の人生が決める事。グズグズしていては夜が明ける。しっかり生きろと背中を押された。
ありがとうございます。新しい時代の前は混乱するもの。受け身で待っていても、流されるだけ。そういうしたたかな考えの人が、時代を切り開いて来たんでしょうね。
最初は無邪気な、またはいかにも時代劇風なエピソードが綴られていた物語が二人の成長と共に風雲を増し、ついに幕末の嵐に突入しようかという展開、大変楽しめました。
ありがとうございます。とても、嬉しいです!
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