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盗賊団でござる
出立
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ばあやは警戒していた。
(あの佐奈様が、大人しくしているわけがない。
でも、流石に事が事だし、自重されるか……)
ちらりと覗くと、拗ねたように部屋にいた。
(まあ、見送りくらいは大目に見ても良いか……)
仏心を出し、ばあやは部屋の中へ向かって声をかけた。
「いつまでそうしているのです。童でもあるまいし」
「……」
「そろそろご出立でしょうかねえ」
「……」
「ばあやも鬼ではありませぬよ。今更の事。お見送りくらいなさってはいかがです?」
「……」
「おひい様?」
「……」
ばあやの勘が、警報をがなり立てる。
勢いよく立ち上がるとつかつかと佐奈の所に行き、被っている打掛をバッとはいだ。
現れたのは、涙目の侍女だった。
「――!!」
「さ、佐奈様がぁ」
ばあやは一瞬貧血で倒れそうになり、根性で踏ん張った。倒れている場合ではない。
「殿ぉ!殿ぉ!!」
行儀にうるさいばあやが、と語り草になる勢いで、走って行くのだった。
旅装の4人の若侍が、街道を歩いていた。
中の1人は死にそうな顔で歩き、中の1人は上機嫌で物珍しそうに景色などを見て歩く。もう1人は諦め顔で、残る1人は、面白そうに、上機嫌の若侍に色々と解説してやっていた。
最初から順に、宗二郎、佐之輔、光三郎、秀克だ。
「休憩しよう。先はまだ長いからな」
前方に茶店を見付けて、秀克が皆に言う。
「おお、団子か!」
「佐之輔は善哉がいいか?」
「そうしよう。
光三郎と宗二郎はどうする?えらく疲れた顔だな。甘いものを摂った方が良いぞ?」
「疲れた顔は誰のせいだよ、佐之」
3人で出立したはいいが、宿場町に着く頃、何か見たような人がいるなあと思っていたら、先回りして待っていた佐之輔だったのだ。
あっけらかんと、
「よく似た侍女に替え玉を頼んで来たので安心せよ。危ない時はうつる可能性のある病だと言って面会いたすなと言ってあるから大丈夫だ」
と言う。
唖然とするやら恐ろしいやらで、宗二郎と光三郎は引き返すべきかと迷った。
が、秀克が
「来たものは仕方が無い。替え玉とばあや殿に期待しよう。
むしろ我々は、早く事態を収束させて、江戸へ戻れるように尽力する方がいい」
と言い出し、こういう事態になっているのだ。
「知らないからね」
「いつまでもうじうじいたすな。ほれ。甘いものでも食べて元気を出せ、宗二郎」
当の本人ににこにことして言われ、宗二郎は溜め息をついて善哉の椀と箸を取った。
どうせ、いつも最後に折れるのは宗二郎なのだ。
「しかしあれだな。似た者同士というか……」
光三郎が串団子をくわえて言う。
「ええ。秀克って、意外にも砕けてますよね」
「ああ。品行方正なお坊ちゃんな顔でな」
ぼそぼそと言い合う宗二郎と光三郎だった。
宿場町を過ぎ、名物を食べ、数日かけて国許へとようやくたどり着く。
中心の町は色んな店が軒を連ね、活気がある。旅人も多く見られ、まずまずの賑わいを見せていた。山は黄金色や紅色がちりばめられたような美しさで、民の顔色は良い。
佐之輔はその事にホッとした。
「山に登ると海の向こうまで見渡せるぞ。それに、山のものも海のものも豊富で美味い」
「いい所だな。私はこれまで自分の国許を知りたいと願っておったが、ようやく叶った。
うむ。何としても、守らねばならぬ」
「その前に、父に会おう。報告と殿から拝命した盗賊団対策の話をして、お預かりした書状を渡さねばな」
「ああ、秀克。佐之輔の事はどうする。伏せるのか?」
光三郎が言う。
「……まあ、打ち明けておいた方がいいだろうな」
秀克が言い、佐之輔はソワソワとし始めた。
「舅様か。緊張するな。どのような方だ?」
「……真面目でお堅くて真っ直ぐな方だ」
光三郎が言い、皆、少し不安を感じた。
「何とかなるだろう」
秀克が言い、皆はそれに縋るような気持ちで、上戸家へ向かった。
家臣に出迎えられ、奥へとすぐに通され、ドキドキしながら国家老との対面を待つ。
「楽しみだな!」
「佐奈のその漢らしさが羨ましいよ」
「怖いものはないのか?」
「強いて言えばばあやかな。説教が長くてな」
「うちにもそういうばあやがいるな」
「では、ばあやというものは皆ああいうものなのかも知れんなあ」
呑気にそんな事をひそひそと言っていると、上戸が姿を見せた。がっしりとして背も高く、意志の強さが目と口元に出ている感じだ。
「上戸秀克、林原光三郎、殿からのご下命にて参りました。まずは、お預かりいたしました書状を」
「うむ」
恭しく上戸は秀克から書状を受け取り、中に目をやり、ギョッとしたように目を見張り、一同を見回した。
(……あれ?バレてる?)
誰もがそんな予感を抱いた。
「さ、佐奈様――」
「シイーッ」
4人から一斉にシイーッとされ、上戸は口を押えた。
「書いてございましたか」
秀克が落ち着いて訊くのに、上戸が答えた。
「う、うむ。盗賊団の件をお前たちに任せるので協力せよと。それと、恐らく佐奈様が同行しているのでよろしく頼むと」
光三郎は思わず唸った。
「書状をお預かりしたのは、出立より前だったのに?」
佐之輔は頷いた。
「行動が読まれておったか。悔しいが、流石は父上」
それで上戸は上座から降りようとしたが、佐之輔に止められた。
「お待ちくだされ。この格好の時は、志村左之輔と申す秀克が剣友。そのおつもりでお願い申し上げたい」
「しかし」
「父上。バレれば一大事です」
上戸、光三郎、宗二郎の顔からさあっと血の気が引く。
「あいわかった。では、この件に関しては、わしのみが知る秘密としよう」
「佐奈様としての対面は、またいずれという事に。その時は、上手く誤魔化して下さい、父上」
「わかっておる」
上戸は、敢えて口にしなかった『お転婆だけどよろしく』というような内容を思い返し、
(お転婆どころの騒ぎではあるまいに)
と内心で嘆息した。
「今日の所は、皆ゆっくりと旅の疲れを癒されるが良い。情報を集めるよう手配いたす」
「はっ」
それで、対面は済んだ。
「まず、部屋に案内しよう。
光三郎は家に帰るのか?」
「そうだなあ。また明日、ここへ来るよ」
光三郎はそう言って家へ帰る事にし、佐之輔と宗二郎は秀克と共に席を立った。
(あの佐奈様が、大人しくしているわけがない。
でも、流石に事が事だし、自重されるか……)
ちらりと覗くと、拗ねたように部屋にいた。
(まあ、見送りくらいは大目に見ても良いか……)
仏心を出し、ばあやは部屋の中へ向かって声をかけた。
「いつまでそうしているのです。童でもあるまいし」
「……」
「そろそろご出立でしょうかねえ」
「……」
「ばあやも鬼ではありませぬよ。今更の事。お見送りくらいなさってはいかがです?」
「……」
「おひい様?」
「……」
ばあやの勘が、警報をがなり立てる。
勢いよく立ち上がるとつかつかと佐奈の所に行き、被っている打掛をバッとはいだ。
現れたのは、涙目の侍女だった。
「――!!」
「さ、佐奈様がぁ」
ばあやは一瞬貧血で倒れそうになり、根性で踏ん張った。倒れている場合ではない。
「殿ぉ!殿ぉ!!」
行儀にうるさいばあやが、と語り草になる勢いで、走って行くのだった。
旅装の4人の若侍が、街道を歩いていた。
中の1人は死にそうな顔で歩き、中の1人は上機嫌で物珍しそうに景色などを見て歩く。もう1人は諦め顔で、残る1人は、面白そうに、上機嫌の若侍に色々と解説してやっていた。
最初から順に、宗二郎、佐之輔、光三郎、秀克だ。
「休憩しよう。先はまだ長いからな」
前方に茶店を見付けて、秀克が皆に言う。
「おお、団子か!」
「佐之輔は善哉がいいか?」
「そうしよう。
光三郎と宗二郎はどうする?えらく疲れた顔だな。甘いものを摂った方が良いぞ?」
「疲れた顔は誰のせいだよ、佐之」
3人で出立したはいいが、宿場町に着く頃、何か見たような人がいるなあと思っていたら、先回りして待っていた佐之輔だったのだ。
あっけらかんと、
「よく似た侍女に替え玉を頼んで来たので安心せよ。危ない時はうつる可能性のある病だと言って面会いたすなと言ってあるから大丈夫だ」
と言う。
唖然とするやら恐ろしいやらで、宗二郎と光三郎は引き返すべきかと迷った。
が、秀克が
「来たものは仕方が無い。替え玉とばあや殿に期待しよう。
むしろ我々は、早く事態を収束させて、江戸へ戻れるように尽力する方がいい」
と言い出し、こういう事態になっているのだ。
「知らないからね」
「いつまでもうじうじいたすな。ほれ。甘いものでも食べて元気を出せ、宗二郎」
当の本人ににこにことして言われ、宗二郎は溜め息をついて善哉の椀と箸を取った。
どうせ、いつも最後に折れるのは宗二郎なのだ。
「しかしあれだな。似た者同士というか……」
光三郎が串団子をくわえて言う。
「ええ。秀克って、意外にも砕けてますよね」
「ああ。品行方正なお坊ちゃんな顔でな」
ぼそぼそと言い合う宗二郎と光三郎だった。
宿場町を過ぎ、名物を食べ、数日かけて国許へとようやくたどり着く。
中心の町は色んな店が軒を連ね、活気がある。旅人も多く見られ、まずまずの賑わいを見せていた。山は黄金色や紅色がちりばめられたような美しさで、民の顔色は良い。
佐之輔はその事にホッとした。
「山に登ると海の向こうまで見渡せるぞ。それに、山のものも海のものも豊富で美味い」
「いい所だな。私はこれまで自分の国許を知りたいと願っておったが、ようやく叶った。
うむ。何としても、守らねばならぬ」
「その前に、父に会おう。報告と殿から拝命した盗賊団対策の話をして、お預かりした書状を渡さねばな」
「ああ、秀克。佐之輔の事はどうする。伏せるのか?」
光三郎が言う。
「……まあ、打ち明けておいた方がいいだろうな」
秀克が言い、佐之輔はソワソワとし始めた。
「舅様か。緊張するな。どのような方だ?」
「……真面目でお堅くて真っ直ぐな方だ」
光三郎が言い、皆、少し不安を感じた。
「何とかなるだろう」
秀克が言い、皆はそれに縋るような気持ちで、上戸家へ向かった。
家臣に出迎えられ、奥へとすぐに通され、ドキドキしながら国家老との対面を待つ。
「楽しみだな!」
「佐奈のその漢らしさが羨ましいよ」
「怖いものはないのか?」
「強いて言えばばあやかな。説教が長くてな」
「うちにもそういうばあやがいるな」
「では、ばあやというものは皆ああいうものなのかも知れんなあ」
呑気にそんな事をひそひそと言っていると、上戸が姿を見せた。がっしりとして背も高く、意志の強さが目と口元に出ている感じだ。
「上戸秀克、林原光三郎、殿からのご下命にて参りました。まずは、お預かりいたしました書状を」
「うむ」
恭しく上戸は秀克から書状を受け取り、中に目をやり、ギョッとしたように目を見張り、一同を見回した。
(……あれ?バレてる?)
誰もがそんな予感を抱いた。
「さ、佐奈様――」
「シイーッ」
4人から一斉にシイーッとされ、上戸は口を押えた。
「書いてございましたか」
秀克が落ち着いて訊くのに、上戸が答えた。
「う、うむ。盗賊団の件をお前たちに任せるので協力せよと。それと、恐らく佐奈様が同行しているのでよろしく頼むと」
光三郎は思わず唸った。
「書状をお預かりしたのは、出立より前だったのに?」
佐之輔は頷いた。
「行動が読まれておったか。悔しいが、流石は父上」
それで上戸は上座から降りようとしたが、佐之輔に止められた。
「お待ちくだされ。この格好の時は、志村左之輔と申す秀克が剣友。そのおつもりでお願い申し上げたい」
「しかし」
「父上。バレれば一大事です」
上戸、光三郎、宗二郎の顔からさあっと血の気が引く。
「あいわかった。では、この件に関しては、わしのみが知る秘密としよう」
「佐奈様としての対面は、またいずれという事に。その時は、上手く誤魔化して下さい、父上」
「わかっておる」
上戸は、敢えて口にしなかった『お転婆だけどよろしく』というような内容を思い返し、
(お転婆どころの騒ぎではあるまいに)
と内心で嘆息した。
「今日の所は、皆ゆっくりと旅の疲れを癒されるが良い。情報を集めるよう手配いたす」
「はっ」
それで、対面は済んだ。
「まず、部屋に案内しよう。
光三郎は家に帰るのか?」
「そうだなあ。また明日、ここへ来るよ」
光三郎はそう言って家へ帰る事にし、佐之輔と宗二郎は秀克と共に席を立った。
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