4 / 77
第4話 野盗たちの襲撃
しおりを挟む
現れたのは数人の男たち。皆、いかにも荒くれ者といった風貌だ。十人が十人とも、奴らを野盗だと指差すだろう。
荷馬車のおじさんが言ってたことは正しかったな。くそ。
「ほーぅ」
先頭に立つスキンヘッドの男が笑った。手には刃こぼれしたごつい剣を握っている。
「まだ生きてる女がいると聞いて戻ってきてみたが、女の代わりに金目のものができあがってやがる。おいガキ、その馬車はお前のものか?」
俺が黙っていると、スキンヘッドは地面に唾を吐いた。
「だんまりか。まあいいさ。もう一度バラせばいいことだ。ガキは――そうだな、なかなかイイ面してるから、殺さずに連れていくとするかね」
――お前らにカオを褒められても嬉しくも何ともない。
俺の反抗的な表情で逆に興が乗ったのか、スキンヘッドの男はわざわざ笑顔まで浮かべて言った。
「安心しなー。お前みたいな野郎でも需要ってもんがあるんだ。俺たち優しいだろう? よかったなぁ、ん?」
スキンヘッドの後ろで仲間の野盗たちが笑っている。
ああ反吐が出る。
『ラクター様。お逃げください。彼らは危険です』
アルマディアが警告してきた。
『馬車を襲った者たちです。しかも相手の数が多い。ラクター様はまだ【楽園創造者】の力に目覚めて間がありません。ここはお逃げを』
「アルマディア。奴らがあんたを馬車の下敷きにしたんだな?」
彼女の警告をさえぎり、問いかける。
同時に、護身用のナイフを取り出した。野盗たちの表情が険しくなる。
アルマディアが慌てた。
『まさか、迎え撃つおつもりですか!?』
「ああ。奴隷として売った勇者たちも大概だが、あいつらもあんたを一度は見捨てたんだ。しかもまだ、分捕ろうとしてやがる。ああいう奴に好き放題されるのはもう御免なんだよ」
『勝算が、あるのですか?』
「たぶんな。いま、思いついた」
先頭のスキンヘッドが近づいてきた。他の野盗たちも俺の逃げ道を塞ぐように走り出す。
スキンヘッドが突然、雄叫びをあげる。それが奴らの合図だった。
野太い声で相手が怯んだ隙に、いっせいに襲う。慣れた手口だった。
『ラクター様ッ!』
「もっと近づいてこい」
俺はつぶやき、同時に胸の奥に意識を向けた。
馬車を生まれ変わらせた神力の流れ。それを思い出す。再現する。
――楽園創造。
光の粒子が、俺を中心とした同心円状に広がる。
野盗たちがひるんだ。その隙に、肉薄していた一人のアゴに掌底を叩き込む。
扱いはさんざんだったが、こっちは勇者パーティで揉まれた経験があるんだよ。
それに――。
「ちっ、ガキめ! 虚仮威しかっ、クソ生意気な!」
自分たちの身体になんの変化もないと気付いたスキンヘッドたちは、激昂して武器を振り上げた。
四方から剣が襲う。
俺はそれらを、無防備に食らった。
――甲高い音が、した。
「な……にっ!?」
スキンヘッドが息を呑む。奴は、折れて使い物にならなくなった剣を見て驚いている。
俺は口角を引き上げた。
思ったとおりだ。
今このとき、ここは俺だけが無敵の楽園に変化した。
知っているか、野盗ども。
俺は元々、人が苦手なんだ。
特に、お前らみたいなゲスな野郎は嫌いなんだよ。
「さあ、ここからずっと俺のターンだ」
反撃、開始。
◆◇◆
数十分後――。
俺は街道から離れた森の中で、清流の水を飲んでいた。
「ふう。だいぶ楽になった」
『大丈夫ですか、ラクター様』
「ああ、平気だ。神力切れって結構キツいのな」
俺は胸に手を当てながら苦笑した。
――野盗どもの襲撃。
【楽園創造者】の力により、俺に一方的にやられるだけとなった奴らは、形勢不利を悟るなり脱兎のごとく逃げ出した。
命あっての物種、ということだろう。まあ、懸命な判断だと思う。
捨て台詞もナシだったのは徹底しているなと逆に感心してしまった。
奴らの判断が早かったおかげで、俺は神力切れでへたり込む姿を見せずに済んだ。あれはマジにキツイ。インフルエンザに船酔いが合体したみたいだった。
「しかし助かったよ。アルマディアが代わりに俺の身体を動かしてくれなかったら、あのキラキラ馬車の中でぶっ倒れてるしかなかった。あんな目立つところに留まっているのは危険だったからな」
『お役に立ててよかったです』
アルマディアはほっとしていた。
彼女が言うには、あのときの俺が意識朦朧だったので全身を代わりに動かすことができたらしい。通常は俺の意識が邪魔をして、うまくいかないのだとか。
『それにしてもラクター様はすごいですね。まさか、【楽園創造者】の力をあんな風に使うなんて』
「ま、咄嗟の思いつきにしてはうまくいったな」
あのとき俺が創り出した『楽園』――それは、効果範囲にいる間だけ俺自身をあらゆる攻撃から守るというものだった。俺だけ絶対無敵な空間というやつだ。なんて中二的な響き。今、思い出すと背筋がゾワゾワする。
イメージが大雑把すぎてうまくいくか正直五分五分だったが、野盗を殴り返したときに痛みがまったくなかったのを知って成功を確信した。あとは「ずっと俺のターン」だ。
【楽園創造者】。すごい力だ。
とはいえ、まだまだ不安定なところもある。
最初に馬車を再生させた『楽園』はしばらく効果が続いていたが、俺を絶対無敵にする『楽園』の方は神力切れを起こすと同時に消えてしまった。
アルマディア曰く、『一言で言えば経験不足』とのこと。
これからもっとたくさんの楽園を創っていけば、おのずと力も安定してくると彼女は言った。
今後はもう少し考えて力を使おうと思う。
『ラクター様。あんな『怖い』力の使い方はどうか控えてくださいな』
「前言撤回、かな?」
『そうです。前言撤回です。心配で仕方ありません』
もし身体があったなら、アルマディアは頬を膨らませていただろう。
俺は表情を引き締めた。
「そうも言ってられない。これから、アルマディアの眷属を救わなきゃいけないからな」
『ラクター様……』
森の奥を見つめる。
さっきの野盗たちが逃げ込んだ先。
そこは、アルマディアの眷属たちが暮らす領域のすぐ近くなのだという。
もし野盗のねぐらがそこにあるなら、厄介だ。
アルマディアと眷属たちのためにも、解放しなければ。
「行こう。道案内を頼む。アルマディア」
荷馬車のおじさんが言ってたことは正しかったな。くそ。
「ほーぅ」
先頭に立つスキンヘッドの男が笑った。手には刃こぼれしたごつい剣を握っている。
「まだ生きてる女がいると聞いて戻ってきてみたが、女の代わりに金目のものができあがってやがる。おいガキ、その馬車はお前のものか?」
俺が黙っていると、スキンヘッドは地面に唾を吐いた。
「だんまりか。まあいいさ。もう一度バラせばいいことだ。ガキは――そうだな、なかなかイイ面してるから、殺さずに連れていくとするかね」
――お前らにカオを褒められても嬉しくも何ともない。
俺の反抗的な表情で逆に興が乗ったのか、スキンヘッドの男はわざわざ笑顔まで浮かべて言った。
「安心しなー。お前みたいな野郎でも需要ってもんがあるんだ。俺たち優しいだろう? よかったなぁ、ん?」
スキンヘッドの後ろで仲間の野盗たちが笑っている。
ああ反吐が出る。
『ラクター様。お逃げください。彼らは危険です』
アルマディアが警告してきた。
『馬車を襲った者たちです。しかも相手の数が多い。ラクター様はまだ【楽園創造者】の力に目覚めて間がありません。ここはお逃げを』
「アルマディア。奴らがあんたを馬車の下敷きにしたんだな?」
彼女の警告をさえぎり、問いかける。
同時に、護身用のナイフを取り出した。野盗たちの表情が険しくなる。
アルマディアが慌てた。
『まさか、迎え撃つおつもりですか!?』
「ああ。奴隷として売った勇者たちも大概だが、あいつらもあんたを一度は見捨てたんだ。しかもまだ、分捕ろうとしてやがる。ああいう奴に好き放題されるのはもう御免なんだよ」
『勝算が、あるのですか?』
「たぶんな。いま、思いついた」
先頭のスキンヘッドが近づいてきた。他の野盗たちも俺の逃げ道を塞ぐように走り出す。
スキンヘッドが突然、雄叫びをあげる。それが奴らの合図だった。
野太い声で相手が怯んだ隙に、いっせいに襲う。慣れた手口だった。
『ラクター様ッ!』
「もっと近づいてこい」
俺はつぶやき、同時に胸の奥に意識を向けた。
馬車を生まれ変わらせた神力の流れ。それを思い出す。再現する。
――楽園創造。
光の粒子が、俺を中心とした同心円状に広がる。
野盗たちがひるんだ。その隙に、肉薄していた一人のアゴに掌底を叩き込む。
扱いはさんざんだったが、こっちは勇者パーティで揉まれた経験があるんだよ。
それに――。
「ちっ、ガキめ! 虚仮威しかっ、クソ生意気な!」
自分たちの身体になんの変化もないと気付いたスキンヘッドたちは、激昂して武器を振り上げた。
四方から剣が襲う。
俺はそれらを、無防備に食らった。
――甲高い音が、した。
「な……にっ!?」
スキンヘッドが息を呑む。奴は、折れて使い物にならなくなった剣を見て驚いている。
俺は口角を引き上げた。
思ったとおりだ。
今このとき、ここは俺だけが無敵の楽園に変化した。
知っているか、野盗ども。
俺は元々、人が苦手なんだ。
特に、お前らみたいなゲスな野郎は嫌いなんだよ。
「さあ、ここからずっと俺のターンだ」
反撃、開始。
◆◇◆
数十分後――。
俺は街道から離れた森の中で、清流の水を飲んでいた。
「ふう。だいぶ楽になった」
『大丈夫ですか、ラクター様』
「ああ、平気だ。神力切れって結構キツいのな」
俺は胸に手を当てながら苦笑した。
――野盗どもの襲撃。
【楽園創造者】の力により、俺に一方的にやられるだけとなった奴らは、形勢不利を悟るなり脱兎のごとく逃げ出した。
命あっての物種、ということだろう。まあ、懸命な判断だと思う。
捨て台詞もナシだったのは徹底しているなと逆に感心してしまった。
奴らの判断が早かったおかげで、俺は神力切れでへたり込む姿を見せずに済んだ。あれはマジにキツイ。インフルエンザに船酔いが合体したみたいだった。
「しかし助かったよ。アルマディアが代わりに俺の身体を動かしてくれなかったら、あのキラキラ馬車の中でぶっ倒れてるしかなかった。あんな目立つところに留まっているのは危険だったからな」
『お役に立ててよかったです』
アルマディアはほっとしていた。
彼女が言うには、あのときの俺が意識朦朧だったので全身を代わりに動かすことができたらしい。通常は俺の意識が邪魔をして、うまくいかないのだとか。
『それにしてもラクター様はすごいですね。まさか、【楽園創造者】の力をあんな風に使うなんて』
「ま、咄嗟の思いつきにしてはうまくいったな」
あのとき俺が創り出した『楽園』――それは、効果範囲にいる間だけ俺自身をあらゆる攻撃から守るというものだった。俺だけ絶対無敵な空間というやつだ。なんて中二的な響き。今、思い出すと背筋がゾワゾワする。
イメージが大雑把すぎてうまくいくか正直五分五分だったが、野盗を殴り返したときに痛みがまったくなかったのを知って成功を確信した。あとは「ずっと俺のターン」だ。
【楽園創造者】。すごい力だ。
とはいえ、まだまだ不安定なところもある。
最初に馬車を再生させた『楽園』はしばらく効果が続いていたが、俺を絶対無敵にする『楽園』の方は神力切れを起こすと同時に消えてしまった。
アルマディア曰く、『一言で言えば経験不足』とのこと。
これからもっとたくさんの楽園を創っていけば、おのずと力も安定してくると彼女は言った。
今後はもう少し考えて力を使おうと思う。
『ラクター様。あんな『怖い』力の使い方はどうか控えてくださいな』
「前言撤回、かな?」
『そうです。前言撤回です。心配で仕方ありません』
もし身体があったなら、アルマディアは頬を膨らませていただろう。
俺は表情を引き締めた。
「そうも言ってられない。これから、アルマディアの眷属を救わなきゃいけないからな」
『ラクター様……』
森の奥を見つめる。
さっきの野盗たちが逃げ込んだ先。
そこは、アルマディアの眷属たちが暮らす領域のすぐ近くなのだという。
もし野盗のねぐらがそこにあるなら、厄介だ。
アルマディアと眷属たちのためにも、解放しなければ。
「行こう。道案内を頼む。アルマディア」
13
お気に入りに追加
2,055
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる