406 / 709
高学院二年目
217ー1 ブラックドラゴンー1
しおりを挟む
それは目を覆いたくなる惨状だった。
ホバーロフ王国側に生息しているグレードラゴンは、間違いなく人間を食料だと認識している。
その上、腹を満たすだけではなく、目の前のやや小さなグレードラゴンは、狩りの練習というか襲うことだけを考えて人間を蹂躙していた。
食料として……というより、子供が遊びを楽しんでいるかのようだった。
先程の成獣が既に狩りをしていたようで、遺体らしきものの数は30を越えているし、今現在もその数を増やしている。
逃げ惑う人間を追いかけて踏みつぶしたり、口にくわえて投げ捨てたりと、恐怖というより現実の出来事だと信じたくない思いに支配されそうになる。
「ランドル、素材は要らない」と、目を逸らしそうになる気持ちを叱咤して、ランドルに指示を出した。
『了解』と短く応えたランドルは、逃げていた最後の人間が踏みつぶされたのを確認し、子供のグレードラゴンの背後から炎の攻撃を放った。
いつもより大きな炎は、一瞬にして子供のグレードラゴンの全身を包み、いつものグギャーッという耳障りな鳴き声を発する間もなく燃え上がった。
あの高温の炎では、骨の一部くらいしか残らないだろう。
囚人と思われるボロボロの服を着た男たちが、建物の陰に隠れてグレードラゴンが燃えていく様を震えながら見ている。
建物の奥には、鉱山の入り口らしき穴が見える。
「どうして坑道に避難しなかったのでしょうか?」
直ぐ側に避難できる場所があるのに、何故逃げ込まなかったのだろうかと、ボンテンクは首を捻る。
兵士らしき遺体の傍らには剣や弓が落ちているが、まさかグレードラゴンと戦おうとしたのか?
もしかしたら簡単な魔法攻撃を仕掛けたかもしれないが、それはあまりにも無謀だろう。
「お前たち何をしている! 次こそは捕えるんだ! 今度は、あの金色のドラゴンを逃がすなー。ドラゴンの素材は高値で売れるんだぞ! 戦え! このゴミどもがー!」
坑道の入り口に姿を現した派手で華美な服を着た貴族らしい男が、信じられないことを大声で怒鳴っている。
すると坑道の中から、スコップやツルハシを手にした囚人や看守らしき男たちが、震えながら出てきたではないか・・・
……これがホバーロフ王国の腐った貴族の現実か。
「ランドル、調査に戻るぞ」
怒りの感情に支配される前に、俺はこの場から去ることにして指示を出した。
ランドルは何も言わず、わざと坑道の方に体を向け、いつもより大きく翼を動かして上昇する。
坑道から出ていた貴族や看守数人が、強い風に煽られて飛ばされていく。
突然の突風に囚人の多くは体を伏せたり、ツルハシを地面に突き刺し飛ばされないように身を守った。
だが、何も手に持っていなかった貴族や看守は、吹き飛ばされて坑道入り口の壁に激突した。
「自業自得だな」と、冷たく低い声でボンテンクが呟いた。
『囚人の命なんて何とも思っていないんだろうね。
あれは偶然ドラゴンに襲われて死んだのか、ドラゴンを意図的に狩ろうとして死んだのか……どっちにしても、ドラゴンのことを知らなすぎる』
ボンテンクの契約妖精ライム君が出てきて、腕を組みプンプン怒る。
嫌なものを見たせいか全く空腹を感じないが、ランドルに休憩や食事を与えるため、グレードラゴンの巣がない岩場に降りて休憩する。
いつの間にか雨は止んでおり、眼下に広がるホバーロフ王国の景色は美しかった。
ミルダの町の宿の夫婦が気合を入れて作ってくれたお弁当を広げ、ランドル用には俺のマジックバッグの中に収納してあった上位魔獣を取り出して与える。
は~っと特大の溜め息が出てしまったが、折角だからお弁当を食べよう。
妖精たちも全員出てきて、好きなものを選んで食べていく。
空に大きな虹が架かって、ちょっとだけ皆の気持ちが洗われていく。
俺は政治に干渉したくないし、ホバーロフ王国を正そうとも思わない。
俺が強大な王を目指していたら、ホバーロフ王国の王族を倒し王になればいい。でも俺の目標は大商人だ。
「そう遠くない未来に、現在のホバーロフ国王は倒される気がします。
反国王派の公爵は、奴隷制度廃止や国民に対する圧政を止めると公言しているらしいです」
ボンテンクは、集めた情報からそうなる可能性が高いだろうと言う。
本当にそうなるなら、それが一番理想的だ。
……俺にできることがあるとしたら、反国王派が勝利した後、生まれ変わろうとするホバーロフ王国の商人と取引を始めることくらいだ。
昼食後は、順調に調査を続けることができた。
ティー山脈のホバーロフ王国側には、結局4か所の巣があった。
全ての巣は、4頭から8頭くらいで構成されており、それ以上に大きな巣は見当たらなかった。
午前中に発見した巣と、レイム領の国境に近い場所に在った巣のグレードラゴンは、人間を餌だと認識して襲撃していることが明らかになった。
今後コルランドル王国側にも飛んでくる可能性があるので、冒険者ギルドに報告しておかねばならない。
夕方、次の目的地であるアホール山の麓にある町に到着した。
アホール山の登山口は二箇所で、南側の登山口はレイム領の北端の町にあり、西側の登山口はワートン領の東端にあった。
今夜泊まるのはワートン領の東端の町で、この町の冒険者ギルドには何度かお邪魔したことがある。
初めて来たのは高学院に入学する前で、【宵闇の狼】のメンバーと一緒だった。
アホール山に住んでいるグレードラゴンは、西側の大きな岩場に巣を作っていて、時々町の近くまで下りてきて人間を脅すが、まだ食料になったという報告はない。
ホバーロフ王国側に生息しているグレードラゴンは、間違いなく人間を食料だと認識している。
その上、腹を満たすだけではなく、目の前のやや小さなグレードラゴンは、狩りの練習というか襲うことだけを考えて人間を蹂躙していた。
食料として……というより、子供が遊びを楽しんでいるかのようだった。
先程の成獣が既に狩りをしていたようで、遺体らしきものの数は30を越えているし、今現在もその数を増やしている。
逃げ惑う人間を追いかけて踏みつぶしたり、口にくわえて投げ捨てたりと、恐怖というより現実の出来事だと信じたくない思いに支配されそうになる。
「ランドル、素材は要らない」と、目を逸らしそうになる気持ちを叱咤して、ランドルに指示を出した。
『了解』と短く応えたランドルは、逃げていた最後の人間が踏みつぶされたのを確認し、子供のグレードラゴンの背後から炎の攻撃を放った。
いつもより大きな炎は、一瞬にして子供のグレードラゴンの全身を包み、いつものグギャーッという耳障りな鳴き声を発する間もなく燃え上がった。
あの高温の炎では、骨の一部くらいしか残らないだろう。
囚人と思われるボロボロの服を着た男たちが、建物の陰に隠れてグレードラゴンが燃えていく様を震えながら見ている。
建物の奥には、鉱山の入り口らしき穴が見える。
「どうして坑道に避難しなかったのでしょうか?」
直ぐ側に避難できる場所があるのに、何故逃げ込まなかったのだろうかと、ボンテンクは首を捻る。
兵士らしき遺体の傍らには剣や弓が落ちているが、まさかグレードラゴンと戦おうとしたのか?
もしかしたら簡単な魔法攻撃を仕掛けたかもしれないが、それはあまりにも無謀だろう。
「お前たち何をしている! 次こそは捕えるんだ! 今度は、あの金色のドラゴンを逃がすなー。ドラゴンの素材は高値で売れるんだぞ! 戦え! このゴミどもがー!」
坑道の入り口に姿を現した派手で華美な服を着た貴族らしい男が、信じられないことを大声で怒鳴っている。
すると坑道の中から、スコップやツルハシを手にした囚人や看守らしき男たちが、震えながら出てきたではないか・・・
……これがホバーロフ王国の腐った貴族の現実か。
「ランドル、調査に戻るぞ」
怒りの感情に支配される前に、俺はこの場から去ることにして指示を出した。
ランドルは何も言わず、わざと坑道の方に体を向け、いつもより大きく翼を動かして上昇する。
坑道から出ていた貴族や看守数人が、強い風に煽られて飛ばされていく。
突然の突風に囚人の多くは体を伏せたり、ツルハシを地面に突き刺し飛ばされないように身を守った。
だが、何も手に持っていなかった貴族や看守は、吹き飛ばされて坑道入り口の壁に激突した。
「自業自得だな」と、冷たく低い声でボンテンクが呟いた。
『囚人の命なんて何とも思っていないんだろうね。
あれは偶然ドラゴンに襲われて死んだのか、ドラゴンを意図的に狩ろうとして死んだのか……どっちにしても、ドラゴンのことを知らなすぎる』
ボンテンクの契約妖精ライム君が出てきて、腕を組みプンプン怒る。
嫌なものを見たせいか全く空腹を感じないが、ランドルに休憩や食事を与えるため、グレードラゴンの巣がない岩場に降りて休憩する。
いつの間にか雨は止んでおり、眼下に広がるホバーロフ王国の景色は美しかった。
ミルダの町の宿の夫婦が気合を入れて作ってくれたお弁当を広げ、ランドル用には俺のマジックバッグの中に収納してあった上位魔獣を取り出して与える。
は~っと特大の溜め息が出てしまったが、折角だからお弁当を食べよう。
妖精たちも全員出てきて、好きなものを選んで食べていく。
空に大きな虹が架かって、ちょっとだけ皆の気持ちが洗われていく。
俺は政治に干渉したくないし、ホバーロフ王国を正そうとも思わない。
俺が強大な王を目指していたら、ホバーロフ王国の王族を倒し王になればいい。でも俺の目標は大商人だ。
「そう遠くない未来に、現在のホバーロフ国王は倒される気がします。
反国王派の公爵は、奴隷制度廃止や国民に対する圧政を止めると公言しているらしいです」
ボンテンクは、集めた情報からそうなる可能性が高いだろうと言う。
本当にそうなるなら、それが一番理想的だ。
……俺にできることがあるとしたら、反国王派が勝利した後、生まれ変わろうとするホバーロフ王国の商人と取引を始めることくらいだ。
昼食後は、順調に調査を続けることができた。
ティー山脈のホバーロフ王国側には、結局4か所の巣があった。
全ての巣は、4頭から8頭くらいで構成されており、それ以上に大きな巣は見当たらなかった。
午前中に発見した巣と、レイム領の国境に近い場所に在った巣のグレードラゴンは、人間を餌だと認識して襲撃していることが明らかになった。
今後コルランドル王国側にも飛んでくる可能性があるので、冒険者ギルドに報告しておかねばならない。
夕方、次の目的地であるアホール山の麓にある町に到着した。
アホール山の登山口は二箇所で、南側の登山口はレイム領の北端の町にあり、西側の登山口はワートン領の東端にあった。
今夜泊まるのはワートン領の東端の町で、この町の冒険者ギルドには何度かお邪魔したことがある。
初めて来たのは高学院に入学する前で、【宵闇の狼】のメンバーと一緒だった。
アホール山に住んでいるグレードラゴンは、西側の大きな岩場に巣を作っていて、時々町の近くまで下りてきて人間を脅すが、まだ食料になったという報告はない。
2
お気に入りに追加
311
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
どこかで見たような異世界物語
PIAS
ファンタジー
現代日本で暮らす特に共通点を持たない者達が、突如として異世界「ティルリンティ」へと飛ばされてしまう。
飛ばされた先はダンジョン内と思しき部屋の一室。
互いの思惑も分からぬまま協力体制を取ることになった彼らは、一先ずダンジョンからの脱出を目指す。
これは、右も左も分からない異世界に飛ばされ「異邦人」となってしまった彼らの織り成す物語。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる