217 / 709
魔王と覇王
122ー2 金策と独立組織(1)ー2
しおりを挟む
「ちょ、ちょっと待ってもらっていいですか? 確認しますが、本当に覇王様が現れたのですか?」
サブギルマスらしくない言い回しで、俺じゃなくてエイト君の方を向いて確認する。
「はい? 先程から組織の代表だと名乗っておられましたし、資金はご自分で用意されるとお話しされていましたよ。えっ?」
なんでそんな質問をするの?ってエイト君は首を捻り、ボンテンク先輩に視線を向け、まさか分かっていないのか?って顔で確認する。
「アコル様。この者たちが不敬罪に問われないよう、きちんとお名乗りください」
ボンテンク先輩は、誰が覇王なのか理解できていない様子の二人を見て立ち上がり、俺の前で跪き頭を下げてお願いしてきた。
「「 はあ? 」」と驚きの声を上げた二人は、直ぐに両手で自分の口を塞ぎ、信じられないけど本当に? って顔をして、急いでドアの前まで下がり、「失礼しました」と跪いて謝罪した。
「いや、話の流れで分かってもらえたかと期待したけど、やっぱり無理でしたね。
どうぞお座りください。ボンテンク先輩も座って。
自分が【今代の覇王】だと知ったのは昨年の春だったかな。
覇王として自分がすべきこと、自分に出来ることを考え、俺は【王立高学院特別部隊】を作って学生を鍛えたり、高学院を改革したり、ポーションを作ったり、救済活動をしてきた。
だが残念なことに王族や領主の多くは、魔獣の大氾濫に対し何の備えもしておらず、民を救う気概もなかった。
ドラゴンに王都が襲撃されても、サナへ領やデミル領が襲撃されても、王宮の人たちは、ドラゴンや魔獣の変異種を倒すことより、次期国王争いや派閥争いを優先している。
ガッカリを通り越して、怒りを覚えるよね。
だから俺は、そんな連中を無視して、覇王として君臨することにした。
俺の母親は前のレイム公爵の娘で、父親は現国王だけど、レイム公爵家も王家も、俺が産まれて直ぐに捨てられたことに気付きもせず、レイム公爵なんて、俺が産まれていたことを最近知ったくらいだ。
そんな親や親族を、俺は認めるつもりはないけど、対立する気もない。
覇王とは、国王を従える立場だけど、そんな常識さえ、あの人たちには通用しないだろう。
俺は君臨するけど、統治する気はない。
そこを理解して、今後の活動を支援して欲しい。
すべては魔獣の大氾濫に勝つため、そして一人でも多くの民を救うために」
まだ跪いたままのギルマスとサブギルマスは、俺の話を聞き終わってから、「承知しました」と答えて、ようやく椅子まで戻って座った。
まだ頭の中が混乱しているようだけど、俺はサクサクと話を進めていく。
登録名も認めてもらい、活動に必要な馬車の手配も頼んだ。
保証金は必要ないと断られたが無理矢理収めて、扱いは国と同等、または緊急性がある場合、国より対応を優先するという約束を貰った。
ギルドカードの色は、とりあえず大商会と同じゴールドになった。
ひと段落して、出されたお茶をのんびり飲んでいると、ギルマスに面会したいと要求する男が、職員が止めるのを無視し、強引に応接室へと入って来た。
高学院の制服を着た俺たち三人を見て、その男は商人らしく値踏みするような視線を向けながら言った。
「ギルマス、私は面会予約をしていたはずだが?」と。
自分が待たされたことに腹を立てたのか、恰幅の良いその初老の男は、最高級の生地を使った仕立ての良い服を着て、指には大きな宝石を輝かせ、不機嫌そうな顔をしてギルマスの返事を待つ。
「これはフロランタン商会長。お待たせしてすみません。ただ、こちらも重要なお客様でして、もう暫くお待ちいただくか、日程の変更をお願いしたいのですが」
答えたのはギルマスではなく、不機嫌な顔をしたサブギルマスだった。
途端に怒りを滲ませた初老の男は、自分よりも学生を優先させたのが気に入らないのか、サブギルマスを睨み付けた。
……う~ん、商人としてその態度はどうなんだろう? この国でトップを競っている大商会の商会長だとしても、この場に居る誰よりも自分が偉いと思い込むのはいただけないな。
「フロランタン商会? それはちょうど良かった。エイト君、ほら、新しい隊服の件、見積りをお願いしたら?」
「あ、ああ、そうですね。はじめまして。私は【王立高学院特別部隊】の発注担当になった、エイト・アルベルト・マギといいます。
この度【王立高学院特別部隊】は、隊服を作ることになりました。その件でご相談したいと思うのですが、よろしいでしょうか?」
エイト君は、覇王の御前で失礼な態度をとっている男に腹を立てながらも、感情を表に出すことなく、これぞ公爵家の子息という微笑みを浮かべて、フロランタン商会の商会長に商談を持ち掛けた。
「・・・マギ? これはマギ公爵家のエイト様。フロランタン商会のディルと申します。孫のイバレンが商学部の同期生だったと思います。
【王立高学院特別部隊】の隊服ですか? それは高学院の学院長が発注されるのでしょうか?」
マギ公爵家の名を聞き、少しは態度が柔和になったが、それでもまだ上から目線のままだ。
「ディル商会長、【王立高学院特別部隊】は独立した組織になったそうです。
前々から、自分の商会も【王立高学院特別部隊】の仕事がしたいと仰っていましたよね。
今日もその件でいらしたのでしょう?
モンブラン商会だけが名を売るのは許せないとか……いえ、損を覚悟で協力したい……というお話でしたね、失礼しました」
どうやらギルマスもサブギルマスも、ディル商会長にはいろいろと思うところがあるようで、会話の中に嫌味が混ざっている。
「【王立高学院特別部隊】は、独立したばかりで貧乏だから、大商会であるフロランタン商会が後援してくれるなら、これ以上に心強いことはないと思わないかエイト君?
モンブラン商会ばかりに損をさせるのは申し訳ないし」
「そうですねボンテンク先輩。ワイコリーム公爵家のラリエス君もルフナ王子も、きっと喜ぶでしょう」
俺は昨夜従者の2人に、【王立高学院特別部隊】の隊服を作りたいと思うんだけど、どうだろうかと相談していた。
それは是非作ろう!って話で盛り上がり、男女のデザイン画まで描いていた。
良い素材で動きやすく、かつ格好良い隊服を、どうやったら安く作れるかで頭を悩ませた結果、織物、衣料品を一手に扱うフロランタン商会と、上手く商談をして格安で作ってもらおうという案が出ていたのだ。
この出会いはもしや、神の御導きかもしれない。
サブギルマスらしくない言い回しで、俺じゃなくてエイト君の方を向いて確認する。
「はい? 先程から組織の代表だと名乗っておられましたし、資金はご自分で用意されるとお話しされていましたよ。えっ?」
なんでそんな質問をするの?ってエイト君は首を捻り、ボンテンク先輩に視線を向け、まさか分かっていないのか?って顔で確認する。
「アコル様。この者たちが不敬罪に問われないよう、きちんとお名乗りください」
ボンテンク先輩は、誰が覇王なのか理解できていない様子の二人を見て立ち上がり、俺の前で跪き頭を下げてお願いしてきた。
「「 はあ? 」」と驚きの声を上げた二人は、直ぐに両手で自分の口を塞ぎ、信じられないけど本当に? って顔をして、急いでドアの前まで下がり、「失礼しました」と跪いて謝罪した。
「いや、話の流れで分かってもらえたかと期待したけど、やっぱり無理でしたね。
どうぞお座りください。ボンテンク先輩も座って。
自分が【今代の覇王】だと知ったのは昨年の春だったかな。
覇王として自分がすべきこと、自分に出来ることを考え、俺は【王立高学院特別部隊】を作って学生を鍛えたり、高学院を改革したり、ポーションを作ったり、救済活動をしてきた。
だが残念なことに王族や領主の多くは、魔獣の大氾濫に対し何の備えもしておらず、民を救う気概もなかった。
ドラゴンに王都が襲撃されても、サナへ領やデミル領が襲撃されても、王宮の人たちは、ドラゴンや魔獣の変異種を倒すことより、次期国王争いや派閥争いを優先している。
ガッカリを通り越して、怒りを覚えるよね。
だから俺は、そんな連中を無視して、覇王として君臨することにした。
俺の母親は前のレイム公爵の娘で、父親は現国王だけど、レイム公爵家も王家も、俺が産まれて直ぐに捨てられたことに気付きもせず、レイム公爵なんて、俺が産まれていたことを最近知ったくらいだ。
そんな親や親族を、俺は認めるつもりはないけど、対立する気もない。
覇王とは、国王を従える立場だけど、そんな常識さえ、あの人たちには通用しないだろう。
俺は君臨するけど、統治する気はない。
そこを理解して、今後の活動を支援して欲しい。
すべては魔獣の大氾濫に勝つため、そして一人でも多くの民を救うために」
まだ跪いたままのギルマスとサブギルマスは、俺の話を聞き終わってから、「承知しました」と答えて、ようやく椅子まで戻って座った。
まだ頭の中が混乱しているようだけど、俺はサクサクと話を進めていく。
登録名も認めてもらい、活動に必要な馬車の手配も頼んだ。
保証金は必要ないと断られたが無理矢理収めて、扱いは国と同等、または緊急性がある場合、国より対応を優先するという約束を貰った。
ギルドカードの色は、とりあえず大商会と同じゴールドになった。
ひと段落して、出されたお茶をのんびり飲んでいると、ギルマスに面会したいと要求する男が、職員が止めるのを無視し、強引に応接室へと入って来た。
高学院の制服を着た俺たち三人を見て、その男は商人らしく値踏みするような視線を向けながら言った。
「ギルマス、私は面会予約をしていたはずだが?」と。
自分が待たされたことに腹を立てたのか、恰幅の良いその初老の男は、最高級の生地を使った仕立ての良い服を着て、指には大きな宝石を輝かせ、不機嫌そうな顔をしてギルマスの返事を待つ。
「これはフロランタン商会長。お待たせしてすみません。ただ、こちらも重要なお客様でして、もう暫くお待ちいただくか、日程の変更をお願いしたいのですが」
答えたのはギルマスではなく、不機嫌な顔をしたサブギルマスだった。
途端に怒りを滲ませた初老の男は、自分よりも学生を優先させたのが気に入らないのか、サブギルマスを睨み付けた。
……う~ん、商人としてその態度はどうなんだろう? この国でトップを競っている大商会の商会長だとしても、この場に居る誰よりも自分が偉いと思い込むのはいただけないな。
「フロランタン商会? それはちょうど良かった。エイト君、ほら、新しい隊服の件、見積りをお願いしたら?」
「あ、ああ、そうですね。はじめまして。私は【王立高学院特別部隊】の発注担当になった、エイト・アルベルト・マギといいます。
この度【王立高学院特別部隊】は、隊服を作ることになりました。その件でご相談したいと思うのですが、よろしいでしょうか?」
エイト君は、覇王の御前で失礼な態度をとっている男に腹を立てながらも、感情を表に出すことなく、これぞ公爵家の子息という微笑みを浮かべて、フロランタン商会の商会長に商談を持ち掛けた。
「・・・マギ? これはマギ公爵家のエイト様。フロランタン商会のディルと申します。孫のイバレンが商学部の同期生だったと思います。
【王立高学院特別部隊】の隊服ですか? それは高学院の学院長が発注されるのでしょうか?」
マギ公爵家の名を聞き、少しは態度が柔和になったが、それでもまだ上から目線のままだ。
「ディル商会長、【王立高学院特別部隊】は独立した組織になったそうです。
前々から、自分の商会も【王立高学院特別部隊】の仕事がしたいと仰っていましたよね。
今日もその件でいらしたのでしょう?
モンブラン商会だけが名を売るのは許せないとか……いえ、損を覚悟で協力したい……というお話でしたね、失礼しました」
どうやらギルマスもサブギルマスも、ディル商会長にはいろいろと思うところがあるようで、会話の中に嫌味が混ざっている。
「【王立高学院特別部隊】は、独立したばかりで貧乏だから、大商会であるフロランタン商会が後援してくれるなら、これ以上に心強いことはないと思わないかエイト君?
モンブラン商会ばかりに損をさせるのは申し訳ないし」
「そうですねボンテンク先輩。ワイコリーム公爵家のラリエス君もルフナ王子も、きっと喜ぶでしょう」
俺は昨夜従者の2人に、【王立高学院特別部隊】の隊服を作りたいと思うんだけど、どうだろうかと相談していた。
それは是非作ろう!って話で盛り上がり、男女のデザイン画まで描いていた。
良い素材で動きやすく、かつ格好良い隊服を、どうやったら安く作れるかで頭を悩ませた結果、織物、衣料品を一手に扱うフロランタン商会と、上手く商談をして格安で作ってもらおうという案が出ていたのだ。
この出会いはもしや、神の御導きかもしれない。
6
お気に入りに追加
319
あなたにおすすめの小説

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる