2 / 100
2 記憶の混濁
しおりを挟む
「なあ啓太、やっと夢の相手の名前が分かった」
「えっ?まだ続きを見てたのか?」
「うん、相手の名前はエイブ、金髪に金色の瞳。そして、俺の名前がラルカンドで、群青色の髪に青い瞳だった。そんで……たぶん恋人同士だ」
今日もいつもの時間の、いつもの3両目に乗って、立ったままドアに体を預けながら啓太と話す。
ビックリしたように啓太のアンバーの瞳が俺を覗き込むので、俺は恥ずかしくなって下を向く。
普通は黒く見える啓太の瞳は、朝日を浴びてアンバーに見えて綺麗だった。
「やっぱりそれは、手術の影響なのかな?」
「ううん……きっと前世の記憶だと思う。そう考えたら怖くない。だって、同じ登場人物がいつも出てくる夢って、絶対におかしいよ。これが前世の記憶なら、思い出してるってことだから……」
俺は顔を上げて啓太のアンバーの瞳をじっと見ながら、自分の出した結論みたいなものを伝える。
「そうか、でも春樹、男を好きな話は、俺の前だけにしとけ!電車で話す時は、小さな声か俺の耳元で話せ。分かったな?」
「あっ!わ、分かった・・・」
俺はそう答えると、近くに居た他校の女子と目が合って、恥ずかしくてまた下を向いた。
まるでオカンのような兄ちゃんのような過保護な啓太に、今日も呆れられながら電車に揺られる。
入学式から1週間後、1年生は体育館に集められ、先輩方から部活紹介を受けた。
母さんも兄貴も、部活に入っとけと煩い。
兄貴は自宅から通える国立大学の3年生で、高校時代は長身を活かして山見高校のバスケ部だった。
姉貴は隣の市の高校に通う3年生で、合唱部(ピアノの演奏)と文芸部を掛け持ちしている。文芸部では腐った女友達と、怪し気な小説を書いている。
その趣味のせいで、俺が夢の話をするとキラキラした瞳でグイグイくるから、最近は夢の話をしていない。
ぼんやりとステージの上を見ていると、デジタル映画部(通称デジ部)の先輩が、昨年制作した短編作品の上映を始めた。
コミカルな映像が流れ、体育館内は笑いに包まれた。意外と面白そうだ。
入部するかどうかは分からないが、見学に行ってみようかな……と考えていると、クラスメートの原条が一緒に放課後見学しようと誘ってくれた。
「原条、中学の時は何部だったんだ?」
「俺は軟式テニス部。この学校硬式しかないからさ、正直迷ってる。受験を考えると、強い部活だと塾通いが大変だし、俺んち開業医だから親が煩いんだ。姉ちゃんが今年から医学部に入ったから、俺としては無理に医者になりたくはないんだけど……部活には入りたいと思ってる」
俺達は体育館の運動部の見学を終えて、校舎内の部活を見学するため渡り廊下を移動しながら、お互いの中学の時の話をした。
「俺はサッカー部。3年でやっとレギュラーになったくらいで、体調を考えると激しい運動はパスだな」
そう言いながら、俺は後頭部に残る手術痕を見せる。
ちょっと驚いた顔をした原条は、目をパチパチさせ大丈夫なのかと聴いてきた。
「良性だったから問題なし!でも、ヘディングは無理だ。時々めまいがするから」
俺はヘディングの真似をしながら、心配ないと笑って言った。
「ようこそデジタル映画部へ!男子が少ないから大歓迎だよ!ささ、座って座って。ちょうどこれから去年の作品の上映をするとこなんだ。俺は部長の中川悠希。よろしく」
部長の中川先輩は、貴公子と呼ぶのが相応しい感じで、なんだか上品さが漂っている。
逃げられそうにもないので、俺達は去年の作品を最後まで見た。なんというか、映像のトリック?みたいなものが随所に見られ、技術力の高さに驚いた。
「中川部長は金持ちの道楽を越えた、映像バカだから。近付き過ぎるとバカが移るわよ。気を付けてね」
「それはどういう意味でしょうか伊藤副部長?」
「あら、私、言葉を間違えたかしら?」
伊藤副部長が他の部員に視線を向けると、全員が「間違いではありません!」と即答した。中川部長は映像バカで間違いないようだ……
ちなみに、伊藤副部長は3年で女子。気が強そうだが結構美人である。中川部長はまだ2年で、金持ちと揶揄されているのは、この学校の創設者の一族で、理事長の息子だったからだ。
「なんか高校生!って感じだったな」
「うん原条。俺もそう思った。なんか部長も副部長も大人っぽかった」
結構デジ部を気に入った俺達は、その日の内に入部することを決めた。
そしてその夜、夢に新しい人物が登場した。
「ラルカンド、エイブは伯爵家の人間だ。公爵家の子息である君とでは釣り合わないだろう。俺を見ろ!俺もお前も家督は継げないから自由だ。でもエイブは長男だから絶対に結婚する。しかも婚約者だって既にいる。俺は第3王子だが、母親が亡くなっているから、城から出たって構わない」
王子はラルカンドの両肩に手を掛けて、とても真剣な表情で自分を見ろと迫る。
「ガレイル王子、身分とか……そんなことは関係ないんです。僕は……エイブが好きなんです。エイブがいれば……」
エイブがいれば、それだけでいいんです!と言い掛けて、ガレイル王子に強く抱きしめられ、言葉が続けられなかった。
ラルカンドは王子の抱擁から逃れようと懸命に抵抗するが、体格差と力の差で、キスを避けるだけで精一杯だった。
バタバタと走る音が聞こえてきて、誰かがドアを開けよとするが、中から鍵が掛けられていて開けることはできない。
「ラルカンド、ここに居るのか?大丈夫か?」
声の主はエイブだった。ドンドンとドアを叩きながら、ラルカンドの名前を呼ぶ。
ラルカンドはチラリと王子の目を見て、顔をドアに向け「ここに居るよエイブ」と声を上げた。
すると、ガレイル王子は泣きそうな顔をして、ラルカンドを放した。
ラルカンドは急いで解錠してドアを開け、愛しい男の心配そうな顔を見て安堵した。
「どういうことですかガレイル王子!ラルカンドは何度も断ったはずです!」
怒りで我を忘れたように、エイブは王子に詰め寄ろうとする。それをラルカンドは必死に止めて「何でもない、何もなかった」と言って部屋から出ていこうとする。
相手は王子である。例え伯爵家の長男であっても、暴力を振るうことなど許されない。そんなことをしたら、間違いなく学校を辞めさせられてしまう。
睨み合う2人の視線を無理矢理引き離して、ラルカンドはエイブの手を引いて廊下を急ぐ。
今朝の目覚めは最悪だった。
俺はそのシーンを、映画を観ているかのように客観的に見ていたが、もう片方では、自分の中にラルカンドの感情が入ってきて、絶望と切なさと怒りの感情が、ぐちゃぐちゃになって混乱した。
きっと強く握り締めてしまったのだろう……右の手のひらには爪が食い込んで赤く跡になっていた。
……やばい。どうしよう・・・俺の前世は三角関係で、俺は2人の男から……
「ダメだ!これ以上考えるな俺!今日から部活も始まる。よし、啓太に活を入れてもらおう」
俺は今日も両頬を叩いて、ベッドから下りる。
いつもの電車のいつものドアに寄り掛かり、俺は特大の溜め息をついてしまった。
「なんだ、また同じ夢を見たのか?」
「……啓太、新しく王子が出てきた。いや、忘れてくれ。……俺、デジタル映画部に今日から入部する。だから、帰りの電車も同じになるかも」
心配そうな顔で俺を見ている啓太に、俺は懸命に笑顔を作って部活や帰りの話をする。
「今日は野球部が遅番だから、帰りの電車は18時41分だ。合わせられそうか?」
「うん、たぶん大丈夫。帰りは部活の話で盛り上がろうぜ!」
俺は明るそうな声で約束する。
でも啓太は、俺の空元気なんてお見通しで、頭をくしゃくしゃと撫でた。
「えっ?まだ続きを見てたのか?」
「うん、相手の名前はエイブ、金髪に金色の瞳。そして、俺の名前がラルカンドで、群青色の髪に青い瞳だった。そんで……たぶん恋人同士だ」
今日もいつもの時間の、いつもの3両目に乗って、立ったままドアに体を預けながら啓太と話す。
ビックリしたように啓太のアンバーの瞳が俺を覗き込むので、俺は恥ずかしくなって下を向く。
普通は黒く見える啓太の瞳は、朝日を浴びてアンバーに見えて綺麗だった。
「やっぱりそれは、手術の影響なのかな?」
「ううん……きっと前世の記憶だと思う。そう考えたら怖くない。だって、同じ登場人物がいつも出てくる夢って、絶対におかしいよ。これが前世の記憶なら、思い出してるってことだから……」
俺は顔を上げて啓太のアンバーの瞳をじっと見ながら、自分の出した結論みたいなものを伝える。
「そうか、でも春樹、男を好きな話は、俺の前だけにしとけ!電車で話す時は、小さな声か俺の耳元で話せ。分かったな?」
「あっ!わ、分かった・・・」
俺はそう答えると、近くに居た他校の女子と目が合って、恥ずかしくてまた下を向いた。
まるでオカンのような兄ちゃんのような過保護な啓太に、今日も呆れられながら電車に揺られる。
入学式から1週間後、1年生は体育館に集められ、先輩方から部活紹介を受けた。
母さんも兄貴も、部活に入っとけと煩い。
兄貴は自宅から通える国立大学の3年生で、高校時代は長身を活かして山見高校のバスケ部だった。
姉貴は隣の市の高校に通う3年生で、合唱部(ピアノの演奏)と文芸部を掛け持ちしている。文芸部では腐った女友達と、怪し気な小説を書いている。
その趣味のせいで、俺が夢の話をするとキラキラした瞳でグイグイくるから、最近は夢の話をしていない。
ぼんやりとステージの上を見ていると、デジタル映画部(通称デジ部)の先輩が、昨年制作した短編作品の上映を始めた。
コミカルな映像が流れ、体育館内は笑いに包まれた。意外と面白そうだ。
入部するかどうかは分からないが、見学に行ってみようかな……と考えていると、クラスメートの原条が一緒に放課後見学しようと誘ってくれた。
「原条、中学の時は何部だったんだ?」
「俺は軟式テニス部。この学校硬式しかないからさ、正直迷ってる。受験を考えると、強い部活だと塾通いが大変だし、俺んち開業医だから親が煩いんだ。姉ちゃんが今年から医学部に入ったから、俺としては無理に医者になりたくはないんだけど……部活には入りたいと思ってる」
俺達は体育館の運動部の見学を終えて、校舎内の部活を見学するため渡り廊下を移動しながら、お互いの中学の時の話をした。
「俺はサッカー部。3年でやっとレギュラーになったくらいで、体調を考えると激しい運動はパスだな」
そう言いながら、俺は後頭部に残る手術痕を見せる。
ちょっと驚いた顔をした原条は、目をパチパチさせ大丈夫なのかと聴いてきた。
「良性だったから問題なし!でも、ヘディングは無理だ。時々めまいがするから」
俺はヘディングの真似をしながら、心配ないと笑って言った。
「ようこそデジタル映画部へ!男子が少ないから大歓迎だよ!ささ、座って座って。ちょうどこれから去年の作品の上映をするとこなんだ。俺は部長の中川悠希。よろしく」
部長の中川先輩は、貴公子と呼ぶのが相応しい感じで、なんだか上品さが漂っている。
逃げられそうにもないので、俺達は去年の作品を最後まで見た。なんというか、映像のトリック?みたいなものが随所に見られ、技術力の高さに驚いた。
「中川部長は金持ちの道楽を越えた、映像バカだから。近付き過ぎるとバカが移るわよ。気を付けてね」
「それはどういう意味でしょうか伊藤副部長?」
「あら、私、言葉を間違えたかしら?」
伊藤副部長が他の部員に視線を向けると、全員が「間違いではありません!」と即答した。中川部長は映像バカで間違いないようだ……
ちなみに、伊藤副部長は3年で女子。気が強そうだが結構美人である。中川部長はまだ2年で、金持ちと揶揄されているのは、この学校の創設者の一族で、理事長の息子だったからだ。
「なんか高校生!って感じだったな」
「うん原条。俺もそう思った。なんか部長も副部長も大人っぽかった」
結構デジ部を気に入った俺達は、その日の内に入部することを決めた。
そしてその夜、夢に新しい人物が登場した。
「ラルカンド、エイブは伯爵家の人間だ。公爵家の子息である君とでは釣り合わないだろう。俺を見ろ!俺もお前も家督は継げないから自由だ。でもエイブは長男だから絶対に結婚する。しかも婚約者だって既にいる。俺は第3王子だが、母親が亡くなっているから、城から出たって構わない」
王子はラルカンドの両肩に手を掛けて、とても真剣な表情で自分を見ろと迫る。
「ガレイル王子、身分とか……そんなことは関係ないんです。僕は……エイブが好きなんです。エイブがいれば……」
エイブがいれば、それだけでいいんです!と言い掛けて、ガレイル王子に強く抱きしめられ、言葉が続けられなかった。
ラルカンドは王子の抱擁から逃れようと懸命に抵抗するが、体格差と力の差で、キスを避けるだけで精一杯だった。
バタバタと走る音が聞こえてきて、誰かがドアを開けよとするが、中から鍵が掛けられていて開けることはできない。
「ラルカンド、ここに居るのか?大丈夫か?」
声の主はエイブだった。ドンドンとドアを叩きながら、ラルカンドの名前を呼ぶ。
ラルカンドはチラリと王子の目を見て、顔をドアに向け「ここに居るよエイブ」と声を上げた。
すると、ガレイル王子は泣きそうな顔をして、ラルカンドを放した。
ラルカンドは急いで解錠してドアを開け、愛しい男の心配そうな顔を見て安堵した。
「どういうことですかガレイル王子!ラルカンドは何度も断ったはずです!」
怒りで我を忘れたように、エイブは王子に詰め寄ろうとする。それをラルカンドは必死に止めて「何でもない、何もなかった」と言って部屋から出ていこうとする。
相手は王子である。例え伯爵家の長男であっても、暴力を振るうことなど許されない。そんなことをしたら、間違いなく学校を辞めさせられてしまう。
睨み合う2人の視線を無理矢理引き離して、ラルカンドはエイブの手を引いて廊下を急ぐ。
今朝の目覚めは最悪だった。
俺はそのシーンを、映画を観ているかのように客観的に見ていたが、もう片方では、自分の中にラルカンドの感情が入ってきて、絶望と切なさと怒りの感情が、ぐちゃぐちゃになって混乱した。
きっと強く握り締めてしまったのだろう……右の手のひらには爪が食い込んで赤く跡になっていた。
……やばい。どうしよう・・・俺の前世は三角関係で、俺は2人の男から……
「ダメだ!これ以上考えるな俺!今日から部活も始まる。よし、啓太に活を入れてもらおう」
俺は今日も両頬を叩いて、ベッドから下りる。
いつもの電車のいつものドアに寄り掛かり、俺は特大の溜め息をついてしまった。
「なんだ、また同じ夢を見たのか?」
「……啓太、新しく王子が出てきた。いや、忘れてくれ。……俺、デジタル映画部に今日から入部する。だから、帰りの電車も同じになるかも」
心配そうな顔で俺を見ている啓太に、俺は懸命に笑顔を作って部活や帰りの話をする。
「今日は野球部が遅番だから、帰りの電車は18時41分だ。合わせられそうか?」
「うん、たぶん大丈夫。帰りは部活の話で盛り上がろうぜ!」
俺は明るそうな声で約束する。
でも啓太は、俺の空元気なんてお見通しで、頭をくしゃくしゃと撫でた。
1
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
愛などもう求めない
白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。
「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」
「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」
目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。
本当に自分を愛してくれる人と生きたい。
ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。
ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
もう一度、貴方に出会えたなら。今度こそ、共に生きてもらえませんか。
天海みつき
BL
何気なく母が買ってきた、安物のペットボトルの紅茶。何故か湧き上がる嫌悪感に疑問を持ちつつもグラスに注がれる琥珀色の液体を眺め、安っぽい香りに違和感を覚えて、それでも抑えきれない好奇心に負けて口に含んで人工的な甘みを感じた瞬間。大量に流れ込んできた、人ひとり分の短くも壮絶な人生の記憶に押しつぶされて意識を失うなんて、思いもしなかった――。
自作「貴方の事を心から愛していました。ありがとう。」のIFストーリー、もしも二人が生まれ変わったらという設定。平和になった世界で、戸惑う僕と、それでも僕を求める彼の出会いから手を取り合うまでの穏やかなお話。
当たって砕けていたら彼氏ができました
ちとせあき
BL
毎月24日は覚悟の日だ。
学校で少し浮いてる三倉莉緒は王子様のような同級生、寺田紘に恋をしている。
教室で意図せず公開告白をしてしまって以来、欠かさずしている月に1度の告白だが、19回目の告白でやっと心が砕けた。
諦めようとする莉緒に突っかかってくるのはあれ程告白を拒否してきた紘で…。
寺田絋
自分と同じくらいモテる莉緒がムカついたのでちょっかいをかけたら好かれた残念男子
×
三倉莉緒
クールイケメン男子と思われているただの陰キャ
そういうシーンはありませんが一応R15にしておきました。
お気に入り登録ありがとうございます。なんだか嬉しいので載せるか迷った紘視点を追加で投稿します。ただ紘は残念な子過ぎるので莉緒視点と印象が変わると思います。ご注意ください。
お気に入り登録100ありがとうございます。お付き合いに浮かれている二人の小話投稿しました。
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王
ミクリ21
BL
姫が拐われた!
……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。
しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。
誰が拐われたのかを調べる皆。
一方魔王は?
「姫じゃなくて勇者なんだが」
「え?」
姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?
手切れ金
のらねことすていぬ
BL
貧乏貴族の息子、ジゼルはある日恋人であるアルバートに振られてしまう。手切れ金を渡されて完全に捨てられたと思っていたが、なぜかアルバートは彼のもとを再び訪れてきて……。
貴族×貧乏貴族
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる