7 / 14
初めてのBirthdayプレゼント
ー6話ー
しおりを挟む
「はぁ?なんだお前は!」
「私はお嬢様の執事です。
お嬢様を掴んでいるその手を早く離しなさい。」
「お前に関係ねーだろ!
俺はこいつにぶつかられて彼女との電話切られたんだよ!」
「左様ですか。
ですが、話に夢中になって周りが見えていなかったあなたにも否はあると思いますが?」
「なんだと!?貴様っ……いててて;;」
男が海に殴りかかったところで海は驚きもせずその拳を受け止め手首を捻り男の動きをとめた。
「俺の凛お嬢様に汚い手で触れんじゃねぇよ(ボソッ」
「っ!!……す…すみませんでしたっ!!」
男は謝りながらそそくさと逃げていった。
今…俺のって聞こえたような…。
気のせいかな?
「お嬢様、お怪我はございませんか?」
「う、うん、大丈夫。
ありがと。
でもなんで…?」
「お嬢様が心配だったからに決まっているでしょう。
驚きましたよ、心配で様子を見に来たらなぜか1人で不良に絡まれてるんですから。
しかし、私はお1人でのショッピングは許可した覚えはありませんが?」
「いや、えっと…はぐれちゃって…」
「それで、ショッピングは終わりましたか?」
「う、うん、終わったよ。」
「それは良かった。
帰ったらお嬢様、私から大事なお話がありますので^^
では、花蓮様を探して帰りましょうね。」
怒ってるかな…海の笑顔が怖い…。
確かに花蓮と一緒だからってことで許可貰ったのは事実だし。
でも殴られそうで怖かったところに海が助けに来てくれて正直ほっとした。
あんな人もいるんだ。
「凛!ごめんね、私も気になったもの見てたらはぐれちゃったね。
大丈夫だった?」
「う、うん、大丈夫だったよ!
私こそごめんね。」
「あれ、海様?」
「はい、お2人をお迎えに上がりました。
では帰りましょうか。」
良かった、花蓮は何もなかったみたい。
それから花蓮を送り届けて屋敷へ帰った。
「お帰りなさいませ、お嬢様。」
「佳奈、ただいま。」
「お嬢様、お着替えが済みましたら角のお部屋へ。」
「…はい。」
佳奈は状況が掴めずキョトンとしている。
絶対怒られる…行きたくないなぁ。
「ねぇ、佳奈。
放課後ショッピングモールでね…」
私は放課後の出来事を佳奈に話した。
「お怪我はございませんでしたか!?」
「うん、怪我はないよ、海が助けてくれたから。
でも海怒らせちゃって。」
「あー、それでさっき…。」
「絶対怒られるよね?
行きたくないよ、佳奈ぁ…。」
「あらら、そうですねぇ。
でも、行かない方があとで怖くないですか?
海様もお嬢様のことを思ってのお話だと思いますよ。」
「うぅぅぅ…」
着替え終わり、佳奈に説得されて私は渋々海が待っている部屋へ向かった。
「私はお嬢様の執事です。
お嬢様を掴んでいるその手を早く離しなさい。」
「お前に関係ねーだろ!
俺はこいつにぶつかられて彼女との電話切られたんだよ!」
「左様ですか。
ですが、話に夢中になって周りが見えていなかったあなたにも否はあると思いますが?」
「なんだと!?貴様っ……いててて;;」
男が海に殴りかかったところで海は驚きもせずその拳を受け止め手首を捻り男の動きをとめた。
「俺の凛お嬢様に汚い手で触れんじゃねぇよ(ボソッ」
「っ!!……す…すみませんでしたっ!!」
男は謝りながらそそくさと逃げていった。
今…俺のって聞こえたような…。
気のせいかな?
「お嬢様、お怪我はございませんか?」
「う、うん、大丈夫。
ありがと。
でもなんで…?」
「お嬢様が心配だったからに決まっているでしょう。
驚きましたよ、心配で様子を見に来たらなぜか1人で不良に絡まれてるんですから。
しかし、私はお1人でのショッピングは許可した覚えはありませんが?」
「いや、えっと…はぐれちゃって…」
「それで、ショッピングは終わりましたか?」
「う、うん、終わったよ。」
「それは良かった。
帰ったらお嬢様、私から大事なお話がありますので^^
では、花蓮様を探して帰りましょうね。」
怒ってるかな…海の笑顔が怖い…。
確かに花蓮と一緒だからってことで許可貰ったのは事実だし。
でも殴られそうで怖かったところに海が助けに来てくれて正直ほっとした。
あんな人もいるんだ。
「凛!ごめんね、私も気になったもの見てたらはぐれちゃったね。
大丈夫だった?」
「う、うん、大丈夫だったよ!
私こそごめんね。」
「あれ、海様?」
「はい、お2人をお迎えに上がりました。
では帰りましょうか。」
良かった、花蓮は何もなかったみたい。
それから花蓮を送り届けて屋敷へ帰った。
「お帰りなさいませ、お嬢様。」
「佳奈、ただいま。」
「お嬢様、お着替えが済みましたら角のお部屋へ。」
「…はい。」
佳奈は状況が掴めずキョトンとしている。
絶対怒られる…行きたくないなぁ。
「ねぇ、佳奈。
放課後ショッピングモールでね…」
私は放課後の出来事を佳奈に話した。
「お怪我はございませんでしたか!?」
「うん、怪我はないよ、海が助けてくれたから。
でも海怒らせちゃって。」
「あー、それでさっき…。」
「絶対怒られるよね?
行きたくないよ、佳奈ぁ…。」
「あらら、そうですねぇ。
でも、行かない方があとで怖くないですか?
海様もお嬢様のことを思ってのお話だと思いますよ。」
「うぅぅぅ…」
着替え終わり、佳奈に説得されて私は渋々海が待っている部屋へ向かった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/chara_novel.png?id=8b2153dfd89d29eccb9a)
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/chara_novel.png?id=8b2153dfd89d29eccb9a)
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる