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厨二病、海に行く。
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朝から日差しが強く降り注ぎ、絶好の海水浴日和だった。
「わぁーめっちゃいい天気!!良かったねクリス。」
「ああ、暑いから海水が気持ちよさそうだな。…しかしまどか…」
「ん?どうしたのクリス、そんな真剣な顔して。」
「あの水着本当に着るのか?その…かなり大胆な感じがしたのだが…。」
「着るよ?あっそうか、クリスの世界では見慣れないから大胆に見えるのか!」
「いや、酒場のお姉さんや踊り子なんかはあんな格好だがな…。」
「おお!踊り子!!なんかセクシーな感じ!!」
「そうだな。よく団長に連れられて踊りを見に行った帰りに…強引に……ぱふぱふ…………。」
「え?何?」
「ぱふぱふ…………色んな踊り子からぱふぱふ……………。」
「え?ぱふぱふって何?」
「!!いっいや、なんでもない!!気にしないでくれ!!」
クリスはそう言うと赤い顔してそっぽを向いた。
えっ気になるんだけどぱふぱふ。何なのぱふぱふ。
「あっ電車来たよ。乗ろうぱふぱふ。」
「!!俺をぱふぱふって呼ぶな!!」
あっしまった。ぱふぱふが気になってつい。
電車の中は家族連れやカップルが沢山いた。皆海に行くのか浮き輪やらゴムボートやらを持っていた。私もお気に入りのドーナツ柄浮き輪持ってきたもんね♪
「ふむ、夏休みだと電車も混んでいるな。海も混んでいるのだろうか。」
「そうだねぇ、今日は暑いし混んでると思うよ。」
本当に暑いな、とクリスはTシャツをパタパタと扇いだ。
Tシャツにハーフパンツというラフな格好なのになんてかっこいいんだ。気付くと電車の中は皆クリスに夢中だった。
「これじゃ海でも大変そうかな…クリス逆ナンされそう…。」
「え?何か言ったかまどか?」
「ううん、なんでもない。」私はふぅ、とため息をついた。
「あっ来た!まどかー!アレクくんこっちー!!」
海に着くと花梨と田中くんが既に来ていた。
「ごめんね遅くなって!準備に時間かかって…。」
「いやいやウチらが早く来ただけだから気にしないで。暑いし水着着替えてこよう!」
そう言ってウチらは男女に別れ更衣室に入った。花梨どんな水着なんだろう!スタイルいいから楽しみ♪
「「お待たせー。あっ可愛い!!」」
私と花梨はお互いに声を掛け合った。花梨のビキニはネオンオレンジでセクシーな感じ。スタイル抜群の花梨にはピッタリ!!
「まどかのビキニ可愛いね♪パステルピンクの小さいフリルが付いてて…色白のまどかにはピッタリだよ♪」
「ありがとう!そう言う花梨もスラッとした小麦色の肌にピッタリな水着だねぇ。凄いセクシー!モデルみたい!」
お互いにふふ、と笑いあってるとまだぁ?という田中くんの声が聞こえた。あっやばい男子忘れてた。
「ごめんごめん、忘れてた!」
「えっ忘れてたって何……っておお!!」
田中くんはウチらの水着姿を見て歓声を上げた。
「二人ともいいじゃん!!水着最高!!」
「ちょ、田中うるさい。スケベオヤジか。」
「いやいやだって花梨ちゃん…ね、最高だよねアレクくん?」
クリスは顔を背けながらああ…と呟いた。あれ?顔赤い?
クリスはハーフパンツサイズのグレーの水着に田中くんは同じくハーフパンツサイズのプレイボ○イの水着。二人ともかっこいい。
「うわぁアレクくん細マッチョだね!細くて白いのに筋肉ちゃんと付いてる!」
「本当だよねぇ、ちょっとアレクくん俺と並ばないで。筋肉無いのバレるから。」
クリスは無いなら付ければいい。ほら、1時間海で泳ぎ続けろと田中くんの背中を叩いた。いや、どんなスパルタ!?
「とにかく海入ろうよ!暑いし日焼けする!」
うちらは軽くストレッチした後海にダイブした。
「うーん、気持ちいい♪やっぱり海いいね♪」
「おい、なんだこれずいぶん楽そうだな。」
クリスは私の浮き輪を見て不思議そうに言った。
「これは浮き輪って言って簡単に浮かぶんだよ。これがあると楽ちんなんだ。」
「なるほど便利だな。運動音痴なまどかでも安心だな。」
クリス、一言多い。
「あれ?花梨と田中くんは?」
「ああ、あいつらならあっちで貝殻集めしてるぞ。どっちが綺麗な貝殻拾えるか競っている。」
「何それ楽しそう。クリスも混ざってきていいんだよ?私ここで浮いてるから。」
「いや、俺はまどかの傍にいる。心配だからな。」
「むー…クリスは過保護だなぁ…大丈夫だよ?少しぐらい。」
「いや、まどかは気付いたら海の藻屑になってそうだから。」
「本当に心配しすぎだよ!!」
「ね、そろそろ上がらない?肌がヒリヒリしてきた。」
「そうだな、おい、田中達は………「「今手が離せない。」」
どうやら白熱した勝負みたいだ。うちらは2人を残して海から上がった。
「なんか喉乾いたな…あっかき氷売ってる!」
「カキゴオリ?」
「うん、冷たくて甘くて美味しいんだ!私買ってくるよ。」
「なら、俺も行く。」
「いや、2人で行ったら花梨達が探しちゃうから。クリスはここで待ってて!!」私はそう言うと海の家に走った。
「かき氷ブルーハワイ食べようっと♪あっしまったクリス何味がいいんだろう。」
せっかくここまで来たけどしょうがない…引き返すか。
私がUターンした時だった。知らない男性3人に囲まれた。
「えっ………。なんですか…。」
「いやぁ可愛いねぇ♪どう?お兄さん達と遊ばない?」
「いや、連れがいるんでいいです。」
「大丈夫少しでいいから。ほら、あの岩場の影でお話しよ?」
無視して行こうと思ったら1人の男性に腕を掴まれてしまった。
「痛っ……やめて、離してください!」
「怒った顔も可愛い♪大丈夫痛くしないから…「おい、何をしている」
顔を上げると物凄く苛立ったクリスが立っていた。
「あ?なんだよお前は……って痛!いたた!」
クリスは近付いてきた男性の腕を持ちひねり揚げた。
「てっ…てめぇ何してんだよ!」
私の腕を掴んでいた男性もクリスに向かっていった…が投げ飛ばされた。
「いってぇー!なんだよコイツ無駄に強い!」
「おい…こいつこの動きに筋肉の付き方……格闘技でもやってるんじゃないのか?」
「チッ!くそ!おい、逃げるぞ!!」
3人は慌てて走って行った。
「あ……ありがとう…………クリス……。」
「何が大丈夫だ。だから言っただろう、海には田中みたいなやつがいると。」
「うう………ごめんなさいぃ…………。」
私はその場にしゃがみ込んでしまった。だって本当に怖かったんだもん。本当に襲われるかと思った………。
「しょうがないやつだな、ほらしっかりしろ。」
「うん……ってクリス何やってるの!?」
「何ってお姫様抱っこだが。おんぶが良かったか。」
「いやいや降ろして!!大丈夫だから!!ありがとう!!」
こんなところでお姫様抱っこなんて恥ずかしい!!それに……
「遠慮するな。大丈夫だ、俺は鍛えてるからな。お姫様抱っこで全速力も全然………」
クリスの目が私の胸で止まった。そうなんだよ水着なんだよぅ!めちゃめちゃ肌が密着してるんだよぅ!!
「すっすまない!!配慮が足りなかった!!」
クリスはそう言うと慌てて私を降ろした。ふぅ良かった。
「そそそそれよりかき氷買いに行こう?」
「そそそそうだな!」
私達はギクシャクしながら海の家に歩いて行った。
「あっどこ行ってたの探したんだよーってどしたの。あんた達。」
「「や、なんでもない。」」
赤い顔をして戻ってきた私達を見て花梨達は不思議そうな顔をした。……………やめて、そんな目で見ないで。
「楽しかったね♪見てこんな綺麗な貝殻拾えたの!」
帰りの電車。花梨は取ってきた貝殻を見せた。
「俺の貝殻の方がデカイね。」
「何よ私のが綺麗だもん。ね?まどか……って大丈夫?」
「えっ?大丈夫!楽しかったね!」
「まどかもアレクくんも顔赤いよ?焼けた?」
「うん、ちょっと軽い熱射病かな?」
「やだ、帰ったらちゃんと身体冷ましてね。」
花梨は心配そうに言った。ごめんね花梨……心配してくれてありがとう。私は心の中で呟いた。
「わぁーめっちゃいい天気!!良かったねクリス。」
「ああ、暑いから海水が気持ちよさそうだな。…しかしまどか…」
「ん?どうしたのクリス、そんな真剣な顔して。」
「あの水着本当に着るのか?その…かなり大胆な感じがしたのだが…。」
「着るよ?あっそうか、クリスの世界では見慣れないから大胆に見えるのか!」
「いや、酒場のお姉さんや踊り子なんかはあんな格好だがな…。」
「おお!踊り子!!なんかセクシーな感じ!!」
「そうだな。よく団長に連れられて踊りを見に行った帰りに…強引に……ぱふぱふ…………。」
「え?何?」
「ぱふぱふ…………色んな踊り子からぱふぱふ……………。」
「え?ぱふぱふって何?」
「!!いっいや、なんでもない!!気にしないでくれ!!」
クリスはそう言うと赤い顔してそっぽを向いた。
えっ気になるんだけどぱふぱふ。何なのぱふぱふ。
「あっ電車来たよ。乗ろうぱふぱふ。」
「!!俺をぱふぱふって呼ぶな!!」
あっしまった。ぱふぱふが気になってつい。
電車の中は家族連れやカップルが沢山いた。皆海に行くのか浮き輪やらゴムボートやらを持っていた。私もお気に入りのドーナツ柄浮き輪持ってきたもんね♪
「ふむ、夏休みだと電車も混んでいるな。海も混んでいるのだろうか。」
「そうだねぇ、今日は暑いし混んでると思うよ。」
本当に暑いな、とクリスはTシャツをパタパタと扇いだ。
Tシャツにハーフパンツというラフな格好なのになんてかっこいいんだ。気付くと電車の中は皆クリスに夢中だった。
「これじゃ海でも大変そうかな…クリス逆ナンされそう…。」
「え?何か言ったかまどか?」
「ううん、なんでもない。」私はふぅ、とため息をついた。
「あっ来た!まどかー!アレクくんこっちー!!」
海に着くと花梨と田中くんが既に来ていた。
「ごめんね遅くなって!準備に時間かかって…。」
「いやいやウチらが早く来ただけだから気にしないで。暑いし水着着替えてこよう!」
そう言ってウチらは男女に別れ更衣室に入った。花梨どんな水着なんだろう!スタイルいいから楽しみ♪
「「お待たせー。あっ可愛い!!」」
私と花梨はお互いに声を掛け合った。花梨のビキニはネオンオレンジでセクシーな感じ。スタイル抜群の花梨にはピッタリ!!
「まどかのビキニ可愛いね♪パステルピンクの小さいフリルが付いてて…色白のまどかにはピッタリだよ♪」
「ありがとう!そう言う花梨もスラッとした小麦色の肌にピッタリな水着だねぇ。凄いセクシー!モデルみたい!」
お互いにふふ、と笑いあってるとまだぁ?という田中くんの声が聞こえた。あっやばい男子忘れてた。
「ごめんごめん、忘れてた!」
「えっ忘れてたって何……っておお!!」
田中くんはウチらの水着姿を見て歓声を上げた。
「二人ともいいじゃん!!水着最高!!」
「ちょ、田中うるさい。スケベオヤジか。」
「いやいやだって花梨ちゃん…ね、最高だよねアレクくん?」
クリスは顔を背けながらああ…と呟いた。あれ?顔赤い?
クリスはハーフパンツサイズのグレーの水着に田中くんは同じくハーフパンツサイズのプレイボ○イの水着。二人ともかっこいい。
「うわぁアレクくん細マッチョだね!細くて白いのに筋肉ちゃんと付いてる!」
「本当だよねぇ、ちょっとアレクくん俺と並ばないで。筋肉無いのバレるから。」
クリスは無いなら付ければいい。ほら、1時間海で泳ぎ続けろと田中くんの背中を叩いた。いや、どんなスパルタ!?
「とにかく海入ろうよ!暑いし日焼けする!」
うちらは軽くストレッチした後海にダイブした。
「うーん、気持ちいい♪やっぱり海いいね♪」
「おい、なんだこれずいぶん楽そうだな。」
クリスは私の浮き輪を見て不思議そうに言った。
「これは浮き輪って言って簡単に浮かぶんだよ。これがあると楽ちんなんだ。」
「なるほど便利だな。運動音痴なまどかでも安心だな。」
クリス、一言多い。
「あれ?花梨と田中くんは?」
「ああ、あいつらならあっちで貝殻集めしてるぞ。どっちが綺麗な貝殻拾えるか競っている。」
「何それ楽しそう。クリスも混ざってきていいんだよ?私ここで浮いてるから。」
「いや、俺はまどかの傍にいる。心配だからな。」
「むー…クリスは過保護だなぁ…大丈夫だよ?少しぐらい。」
「いや、まどかは気付いたら海の藻屑になってそうだから。」
「本当に心配しすぎだよ!!」
「ね、そろそろ上がらない?肌がヒリヒリしてきた。」
「そうだな、おい、田中達は………「「今手が離せない。」」
どうやら白熱した勝負みたいだ。うちらは2人を残して海から上がった。
「なんか喉乾いたな…あっかき氷売ってる!」
「カキゴオリ?」
「うん、冷たくて甘くて美味しいんだ!私買ってくるよ。」
「なら、俺も行く。」
「いや、2人で行ったら花梨達が探しちゃうから。クリスはここで待ってて!!」私はそう言うと海の家に走った。
「かき氷ブルーハワイ食べようっと♪あっしまったクリス何味がいいんだろう。」
せっかくここまで来たけどしょうがない…引き返すか。
私がUターンした時だった。知らない男性3人に囲まれた。
「えっ………。なんですか…。」
「いやぁ可愛いねぇ♪どう?お兄さん達と遊ばない?」
「いや、連れがいるんでいいです。」
「大丈夫少しでいいから。ほら、あの岩場の影でお話しよ?」
無視して行こうと思ったら1人の男性に腕を掴まれてしまった。
「痛っ……やめて、離してください!」
「怒った顔も可愛い♪大丈夫痛くしないから…「おい、何をしている」
顔を上げると物凄く苛立ったクリスが立っていた。
「あ?なんだよお前は……って痛!いたた!」
クリスは近付いてきた男性の腕を持ちひねり揚げた。
「てっ…てめぇ何してんだよ!」
私の腕を掴んでいた男性もクリスに向かっていった…が投げ飛ばされた。
「いってぇー!なんだよコイツ無駄に強い!」
「おい…こいつこの動きに筋肉の付き方……格闘技でもやってるんじゃないのか?」
「チッ!くそ!おい、逃げるぞ!!」
3人は慌てて走って行った。
「あ……ありがとう…………クリス……。」
「何が大丈夫だ。だから言っただろう、海には田中みたいなやつがいると。」
「うう………ごめんなさいぃ…………。」
私はその場にしゃがみ込んでしまった。だって本当に怖かったんだもん。本当に襲われるかと思った………。
「しょうがないやつだな、ほらしっかりしろ。」
「うん……ってクリス何やってるの!?」
「何ってお姫様抱っこだが。おんぶが良かったか。」
「いやいや降ろして!!大丈夫だから!!ありがとう!!」
こんなところでお姫様抱っこなんて恥ずかしい!!それに……
「遠慮するな。大丈夫だ、俺は鍛えてるからな。お姫様抱っこで全速力も全然………」
クリスの目が私の胸で止まった。そうなんだよ水着なんだよぅ!めちゃめちゃ肌が密着してるんだよぅ!!
「すっすまない!!配慮が足りなかった!!」
クリスはそう言うと慌てて私を降ろした。ふぅ良かった。
「そそそそれよりかき氷買いに行こう?」
「そそそそうだな!」
私達はギクシャクしながら海の家に歩いて行った。
「あっどこ行ってたの探したんだよーってどしたの。あんた達。」
「「や、なんでもない。」」
赤い顔をして戻ってきた私達を見て花梨達は不思議そうな顔をした。……………やめて、そんな目で見ないで。
「楽しかったね♪見てこんな綺麗な貝殻拾えたの!」
帰りの電車。花梨は取ってきた貝殻を見せた。
「俺の貝殻の方がデカイね。」
「何よ私のが綺麗だもん。ね?まどか……って大丈夫?」
「えっ?大丈夫!楽しかったね!」
「まどかもアレクくんも顔赤いよ?焼けた?」
「うん、ちょっと軽い熱射病かな?」
「やだ、帰ったらちゃんと身体冷ましてね。」
花梨は心配そうに言った。ごめんね花梨……心配してくれてありがとう。私は心の中で呟いた。
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