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第24章 幸せな食卓
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植木はそう言いながら、純子に向けていた顔を進一に向けて言った。
「今田さんはお分かりになりましたか?」
「はい、僕らは離婚しますので、純子をよろしくお願いします」
進一が困った顔をしている植木に向かって頭をゆっくり下げた。
「僕は小山内さんと結婚しますから、これからもこのメンバーで引き続き、お付き合いをよろしくお願いします」
進一の言葉を受けて、植木は隣に座る慶子に顔を向けた。
「今田さん、何を訳の分からないことをおっしゃっているのですか? 小山内さんも訳が分かりませんよね?」
「はい、純子さまが決めたことですので、わたしは従うまでです。植木さん、純子さまに思いが通じてよかったですね」
「えぇーー そ、そんなー 小山内さんまで、冗談を? みなさん、冗談に決まってますよねぇー」
純子は植木の必死に叫ぶ言葉に平然と答えた。
「慶子さんもうちの人も真面目です。植木さんも真面目にわたしのパートナーになることを考えてください。これから慶子さんがいかに真面目に考えた結果なのかを見せてくれます。さあ、慶子さん、今まで我慢してきたのでしょ? きょうは存分に進一を味わっていいわよ」
慶子の目がうつろになり、口が少しだけ開いた。
「係長…… あ、あたし、もう、限界です」
座って話を聞いていた進一が、慶子の言葉を受けて、静かに立ち上がった。
「小山内さん、きょうはいいのかい?」
「ええ…… もう、訴えたりはしません」
慶子は立ち上がり、植木の座る後ろを通り、進一の脇へ移動した。進一の前で立ち止まった慶子に対し、進一も体を慶子に向けた。慶子は進一の前で膝を突きかがんだ。慶子は進一のベルトを外し始めた。その様子を見ていた植木がうろたえながら純子に顔を向けて言った。
「室長…… これは、一体…… なんてことを…… どうしたって言うのですか?」
「ねえ? あたしが植木さんにもしてあげるわ? 」
潤子の言葉に驚いた植木は飛び上がるように席を立った。
「そんな…… 室長……」
「大丈夫よ、植木さん、食べたり、痛くしたりはしないわ、優しくしてあげる」
席を立った植木は純子から遠ざかるようによろよろと後ずさりしていき、壁に背中を付けた。純子のすぐ脇では慶子が進一のものをくわえようとしていた。それをうらやましそうに見た純子は目をうるませた。純子は体を反転させ、カウンターの前に向かう。純子の行動を見た植木は、反対方向の、リビングの隅に体を移動させるが、唯一の逃げ道には進一と慶子たちにふさがれていた。植木は口を大きく開けたまま、リビングの隅に固まった。純子は植木の前に立つと、天井を見て震える植木の首筋に軽くキスをして言った。
「植木さん、大好きよ…… いいでしょ? あたしのこと、どうなの?」
植木は純子が好きだったが、妖艶すぎる純子が怖かった。彼は童貞だったから無理もない。
「室長、ぼくも大好きです。でもぉー これって…… 現実ではありませんよね? 僕の妄想でしょ?」
純子は植木の言葉にほほえむ。
「植木さん、こんなことを妄想していらっしゃったの? ふーん、そうなの? うれしいわ」
純子は植木の首に唇を当て舌でなめあげてから、前歯で首筋をかんだ。
「今田さんはお分かりになりましたか?」
「はい、僕らは離婚しますので、純子をよろしくお願いします」
進一が困った顔をしている植木に向かって頭をゆっくり下げた。
「僕は小山内さんと結婚しますから、これからもこのメンバーで引き続き、お付き合いをよろしくお願いします」
進一の言葉を受けて、植木は隣に座る慶子に顔を向けた。
「今田さん、何を訳の分からないことをおっしゃっているのですか? 小山内さんも訳が分かりませんよね?」
「はい、純子さまが決めたことですので、わたしは従うまでです。植木さん、純子さまに思いが通じてよかったですね」
「えぇーー そ、そんなー 小山内さんまで、冗談を? みなさん、冗談に決まってますよねぇー」
純子は植木の必死に叫ぶ言葉に平然と答えた。
「慶子さんもうちの人も真面目です。植木さんも真面目にわたしのパートナーになることを考えてください。これから慶子さんがいかに真面目に考えた結果なのかを見せてくれます。さあ、慶子さん、今まで我慢してきたのでしょ? きょうは存分に進一を味わっていいわよ」
慶子の目がうつろになり、口が少しだけ開いた。
「係長…… あ、あたし、もう、限界です」
座って話を聞いていた進一が、慶子の言葉を受けて、静かに立ち上がった。
「小山内さん、きょうはいいのかい?」
「ええ…… もう、訴えたりはしません」
慶子は立ち上がり、植木の座る後ろを通り、進一の脇へ移動した。進一の前で立ち止まった慶子に対し、進一も体を慶子に向けた。慶子は進一の前で膝を突きかがんだ。慶子は進一のベルトを外し始めた。その様子を見ていた植木がうろたえながら純子に顔を向けて言った。
「室長…… これは、一体…… なんてことを…… どうしたって言うのですか?」
「ねえ? あたしが植木さんにもしてあげるわ? 」
潤子の言葉に驚いた植木は飛び上がるように席を立った。
「そんな…… 室長……」
「大丈夫よ、植木さん、食べたり、痛くしたりはしないわ、優しくしてあげる」
席を立った植木は純子から遠ざかるようによろよろと後ずさりしていき、壁に背中を付けた。純子のすぐ脇では慶子が進一のものをくわえようとしていた。それをうらやましそうに見た純子は目をうるませた。純子は体を反転させ、カウンターの前に向かう。純子の行動を見た植木は、反対方向の、リビングの隅に体を移動させるが、唯一の逃げ道には進一と慶子たちにふさがれていた。植木は口を大きく開けたまま、リビングの隅に固まった。純子は植木の前に立つと、天井を見て震える植木の首筋に軽くキスをして言った。
「植木さん、大好きよ…… いいでしょ? あたしのこと、どうなの?」
植木は純子が好きだったが、妖艶すぎる純子が怖かった。彼は童貞だったから無理もない。
「室長、ぼくも大好きです。でもぉー これって…… 現実ではありませんよね? 僕の妄想でしょ?」
純子は植木の言葉にほほえむ。
「植木さん、こんなことを妄想していらっしゃったの? ふーん、そうなの? うれしいわ」
純子は植木の首に唇を当て舌でなめあげてから、前歯で首筋をかんだ。
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