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第35章 現代の安田邸
7話
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しかし、高校生の頃の純真無くな美少女が、今、これを使って、この部屋で、一人、オナニーをして、うめき声を上げている姿を想像した。あの頃の尚子が、このドールを使って体をくねらしている姿を想像していたら、進一の心棒が膨らみ始めてきた。今の尚子は、信じられないくらい、あまりにエロ過ぎる女になった。別の人格に豹変(ひょうへん)した。
(あぁーーー 尚子、そんな、変わり果てた腐女子に、なってしまったんだぁー)
そう心の中で嘆いた進一は、最近の尚子の進一に対する痴態を思い出していた。
(配達途中、車の中で、いつも白い肌を露出させ、僕に見せつけ、僕を欲情させるかのようだった。あれは、僕に抱いてほしかったんだぁー?)
進一は、尚子の進一に対する職場での妖艶な行為の数々をかみしめるように回想していたら、股間がすっかり大きく膨らみ、パンツを突き破ってしまいそうになるくらい怒張してきた。進一は腰をくねらせながらエッチな妄想をしているというのに、尚子は何も知らないで平然と立っていた。
それにしても、市場で買ったこのドールがこれほど自分に似ているのはどういうことなのか、進一は先ほどの妄想を思い出す。
(やっぱり、さっきの妄想はなまめかしかったなぁ? 尚ちゃんとしているみたいだったなぁ)
進一がそう思うのも無理はない。尚子と進一の妄想は、同じ時間、同じ場面で、お互いが妄想し、相互の脳内で妄想を共有しているから、常に同じ状況で妄想をしていることになる。超能力者だけが可能な精神のセックスをしていた。正式な名称を付けるとすれば、能力者である二人だから可能である「精神性脳内共有セックス」と命名しておく。
「進ちゃんの思っているとおり、あたし、これで自分を慰めているのぉ…… きのうも帰ってきてから、しちゃったぁー 進ちゃんの愛がほしいのぉ…… だから、進ちゃんの分身を作ったのよぉ……」
進一は尚子から出た意外な言葉に驚いた。
「進ちゃんのこと、あたし、物心がついたときから、ずっと…… ずっっっーと…… 好きなの…… もう、好きでたまらないのぉ…… 進ちゃんを思うと、おっぱいの下あたり…… この辺が…… 苦しいのぉ…… 進ちゃん、あたしのこと…… どう思ってるのぉ? …… あたしを抱きたくないのぉ?……」
尚子はそう言うと、尚子の豊満な胸を両腕で自ら抱きしめて、祈るように目をつぶった。彼女は顔をまっかに赤面させ、口をわずかに開けて呼吸を荒くしている。進一の返事に期待をし、腰をくねらせながら待っている姿がなまめかしい。進一は顔を左右に振って身震いさせた。
(ぅううーー な、なんなのぉ? この展開は?)
進一は心の中で叫んだ。尚子から、この状況で、抱擁を求められている。進一はどう返事をしたらいいのか戸惑った。進一も尚子のことを好きでたまらないと言ったら、尚子の行動が予測できなくて、恐くてすぐに答えられない。
(きっとこの場で尚子に犯されてしまいそうだ、童貞を尚子にささげることになるかもしれない。まだ、心構えができていない。いや、犯されるのは嫌だ、僕は尚子を犯したいんだぁーー)
尚子とは愛し合いたいが、主導権は自分が持ちたかった。進一はこの状況を冷静に分析する。尚子の家に招かれ、尚子の部屋に拘束された。猟奇的なドール製作のアジトでもあり、人形のモデルになっている自分がこの場に連れてこられた。人形の代わりに、これからこの部屋に永久に拘束されるのではないか。父親が来てくれと言っていたのにもかかわらず、今、家に父親が不在である。父親が了承しているか、尚子の話は疑わしい。
しかし、母親は家にいて出迎えてくれたのだから、このまま、拉致され、拘束されて、ドールの代わりに、一生、自分が尚子の慰めものになる恐れはないだろう。
しかも、友だちの幼なじみにそんな事をするだろうか。尚子と4年も会っていなかっただけだ。4年は長い時間かもしれない。その間、尚子の人格が変態に豹変(ひょうへん)してもおかしくない。さなぎからちょうに変身するように。それとも、流行病にかかった、ウイルスに感染した…… かもしれない。進一の思考はしゅん巡し、分析すればするほど、尚子の思考が読めず、思考停止状態になった。
(早く返事をしないと…… 尚子の行動が読めないよぉ……)
(あぁーーー 尚子、そんな、変わり果てた腐女子に、なってしまったんだぁー)
そう心の中で嘆いた進一は、最近の尚子の進一に対する痴態を思い出していた。
(配達途中、車の中で、いつも白い肌を露出させ、僕に見せつけ、僕を欲情させるかのようだった。あれは、僕に抱いてほしかったんだぁー?)
進一は、尚子の進一に対する職場での妖艶な行為の数々をかみしめるように回想していたら、股間がすっかり大きく膨らみ、パンツを突き破ってしまいそうになるくらい怒張してきた。進一は腰をくねらせながらエッチな妄想をしているというのに、尚子は何も知らないで平然と立っていた。
それにしても、市場で買ったこのドールがこれほど自分に似ているのはどういうことなのか、進一は先ほどの妄想を思い出す。
(やっぱり、さっきの妄想はなまめかしかったなぁ? 尚ちゃんとしているみたいだったなぁ)
進一がそう思うのも無理はない。尚子と進一の妄想は、同じ時間、同じ場面で、お互いが妄想し、相互の脳内で妄想を共有しているから、常に同じ状況で妄想をしていることになる。超能力者だけが可能な精神のセックスをしていた。正式な名称を付けるとすれば、能力者である二人だから可能である「精神性脳内共有セックス」と命名しておく。
「進ちゃんの思っているとおり、あたし、これで自分を慰めているのぉ…… きのうも帰ってきてから、しちゃったぁー 進ちゃんの愛がほしいのぉ…… だから、進ちゃんの分身を作ったのよぉ……」
進一は尚子から出た意外な言葉に驚いた。
「進ちゃんのこと、あたし、物心がついたときから、ずっと…… ずっっっーと…… 好きなの…… もう、好きでたまらないのぉ…… 進ちゃんを思うと、おっぱいの下あたり…… この辺が…… 苦しいのぉ…… 進ちゃん、あたしのこと…… どう思ってるのぉ? …… あたしを抱きたくないのぉ?……」
尚子はそう言うと、尚子の豊満な胸を両腕で自ら抱きしめて、祈るように目をつぶった。彼女は顔をまっかに赤面させ、口をわずかに開けて呼吸を荒くしている。進一の返事に期待をし、腰をくねらせながら待っている姿がなまめかしい。進一は顔を左右に振って身震いさせた。
(ぅううーー な、なんなのぉ? この展開は?)
進一は心の中で叫んだ。尚子から、この状況で、抱擁を求められている。進一はどう返事をしたらいいのか戸惑った。進一も尚子のことを好きでたまらないと言ったら、尚子の行動が予測できなくて、恐くてすぐに答えられない。
(きっとこの場で尚子に犯されてしまいそうだ、童貞を尚子にささげることになるかもしれない。まだ、心構えができていない。いや、犯されるのは嫌だ、僕は尚子を犯したいんだぁーー)
尚子とは愛し合いたいが、主導権は自分が持ちたかった。進一はこの状況を冷静に分析する。尚子の家に招かれ、尚子の部屋に拘束された。猟奇的なドール製作のアジトでもあり、人形のモデルになっている自分がこの場に連れてこられた。人形の代わりに、これからこの部屋に永久に拘束されるのではないか。父親が来てくれと言っていたのにもかかわらず、今、家に父親が不在である。父親が了承しているか、尚子の話は疑わしい。
しかし、母親は家にいて出迎えてくれたのだから、このまま、拉致され、拘束されて、ドールの代わりに、一生、自分が尚子の慰めものになる恐れはないだろう。
しかも、友だちの幼なじみにそんな事をするだろうか。尚子と4年も会っていなかっただけだ。4年は長い時間かもしれない。その間、尚子の人格が変態に豹変(ひょうへん)してもおかしくない。さなぎからちょうに変身するように。それとも、流行病にかかった、ウイルスに感染した…… かもしれない。進一の思考はしゅん巡し、分析すればするほど、尚子の思考が読めず、思考停止状態になった。
(早く返事をしないと…… 尚子の行動が読めないよぉ……)
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