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第35章 現代の安田邸
5話
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尚子は進一の質問に明確に答えられない。しどろもどろになっていく。頭が白くなっていく。膝が震えてくる。
「ご、ごめんなさいーーー 進ちゃん、あたしのことを嫌いにならないでぇーー」
尚子はそう叫んで、その場に座り込んでしまった。
「そうか? 睡眠薬を使って僕を裸にしていたんだね? なんてことをするんだ、きみはぁーー」
「ご、ごめんなさい、許してくださいませ、ませ……」
「駄目だね、僕の裸をたっぷり眺めたんだろ? 一方的な行為はフェアーではないね、いけないねーー いけないねぇー そんことをしちゃーいけねえよぉー」
進一は尚子の顔を上から、なめるように見つめた。
「ご、ごめんなさい…… 」
尚子は頭を下げて謝った。
(そっかー 睡眠薬を使ったことにしておくかなぁー)
頭の働かなくなった尚子は、短絡的に今の進一から嫌われるかもしれない危機を回避できればいい、と思っていた。尚子は睡眠薬で眠らせることが、犯罪行為ということが分からなくなっていた。
この展開に喜んだのは進一だった。突如、尚子が犯罪者になったからだ。
「これから、きみの取る行動は分かってるね?」
「……」
進一の問いかけに尚子はどう答えていいか分からないで押し黙った。その悩んでいる尚子に向かって進一は笑って言った。
「きみは僕に犯罪行為を働いたんだよ。もう、ろう屋行きだねぇー 僕の判断一つでどうにでも成るんだよ、きみは……」
進一の興奮は最高潮に達しようとしていた。
(今日の妄想は、絶好調だぞぉー)
進一は心の中で絶叫していた。
「ろう屋行きが嫌なら、きみも僕に、すべてを、全部を、隠さないで、見せるんだよ、いいね……」
そう言い放った進一は、尚子をいたぶっているようで、自分の言った言葉に、自画自賛して興奮していた。
(今日の僕の妄想は、格別に、興奮するなぁー なんでかなぁー?)
進一は尚子を頭の髪を手のひらでポンポンと軽くたたいて追い詰めるように言う。
「きみは僕に見せたいんだろ?」
そう言ってから、腰をかがめた進一は尚子の顔を横からのぞき込んでほおを指の先でこする。尚子はすすーと触られた途端、体に電気が走り、一瞬、はねた。追い詰められる尚子は、いつもと違う展開に酔って、尚子も興奮が高まってきた。
「は、はい…… も、もちろんです。み、見てくださいますヵぁ?」
(えぇーー 尚ちゃんが見せるって言っているよ。すごい展開になってきたよー 今日の妄想はすごすぎだぁー)
尚子の返事に対し、進一は、さらに高ぶり、語気を荒々しくさせて言った。
「じゃ…… 見せなさい…… 全部ね、隠さずに…… さあ、立ちなさい…… さあ、何を見せたかったんだ? 言ってみろ!」
進一の命令口調を恨むような顔を見せた尚子は、ゆっくり立ち上がると、手を両脇にそろえると直立した。やや顔を下に向けている。尚子は決心したように、その顔を進一の顔に向けてゆっくり上げ、頭を縦にゆっくり振って了承した。
「あたしの体を…… 見てくだ……さぃ」
そう言った尚子の顔は真っ赤に紅潮していた。白いブラウスの首に近いところのボタンに両手を移動させる。尚子の手の指がぷるぷる震えているのが分かる。ボタンを上から順番に下に向かって、外していく。はだけたブラウスのすき間から白い肌が表れだした。尚子の真っ白な肌が、部屋の照明が当り、まぶしく光っている。あまりにも奇麗でまぶしい。進一はこんな恥辱を尚子に味わわせている自分が恐くなり、目を閉じた。
(ほんと、きょうの妄想はすごすぎるよぉー)
そう思いながら、閉じた目を開け、さあ、見るぞと気合いを入れた。これから、尚子の服に隠れた肌が見られると思うとぞくぞくした。進一はそっと目を開いていく。夢ではなく尚子はまだ目の前にいてブラウスのボタンを外していた。進一はさらに目を大きく見開いて、叫んだ。
「さあっー 僕に何を見せたかったのか、もっと、はっきり言うんだぁ!」
進一の大きな声が部屋に響いた。
「ご、ごめんなさいーーー 進ちゃん、あたしのことを嫌いにならないでぇーー」
尚子はそう叫んで、その場に座り込んでしまった。
「そうか? 睡眠薬を使って僕を裸にしていたんだね? なんてことをするんだ、きみはぁーー」
「ご、ごめんなさい、許してくださいませ、ませ……」
「駄目だね、僕の裸をたっぷり眺めたんだろ? 一方的な行為はフェアーではないね、いけないねーー いけないねぇー そんことをしちゃーいけねえよぉー」
進一は尚子の顔を上から、なめるように見つめた。
「ご、ごめんなさい…… 」
尚子は頭を下げて謝った。
(そっかー 睡眠薬を使ったことにしておくかなぁー)
頭の働かなくなった尚子は、短絡的に今の進一から嫌われるかもしれない危機を回避できればいい、と思っていた。尚子は睡眠薬で眠らせることが、犯罪行為ということが分からなくなっていた。
この展開に喜んだのは進一だった。突如、尚子が犯罪者になったからだ。
「これから、きみの取る行動は分かってるね?」
「……」
進一の問いかけに尚子はどう答えていいか分からないで押し黙った。その悩んでいる尚子に向かって進一は笑って言った。
「きみは僕に犯罪行為を働いたんだよ。もう、ろう屋行きだねぇー 僕の判断一つでどうにでも成るんだよ、きみは……」
進一の興奮は最高潮に達しようとしていた。
(今日の妄想は、絶好調だぞぉー)
進一は心の中で絶叫していた。
「ろう屋行きが嫌なら、きみも僕に、すべてを、全部を、隠さないで、見せるんだよ、いいね……」
そう言い放った進一は、尚子をいたぶっているようで、自分の言った言葉に、自画自賛して興奮していた。
(今日の僕の妄想は、格別に、興奮するなぁー なんでかなぁー?)
進一は尚子を頭の髪を手のひらでポンポンと軽くたたいて追い詰めるように言う。
「きみは僕に見せたいんだろ?」
そう言ってから、腰をかがめた進一は尚子の顔を横からのぞき込んでほおを指の先でこする。尚子はすすーと触られた途端、体に電気が走り、一瞬、はねた。追い詰められる尚子は、いつもと違う展開に酔って、尚子も興奮が高まってきた。
「は、はい…… も、もちろんです。み、見てくださいますヵぁ?」
(えぇーー 尚ちゃんが見せるって言っているよ。すごい展開になってきたよー 今日の妄想はすごすぎだぁー)
尚子の返事に対し、進一は、さらに高ぶり、語気を荒々しくさせて言った。
「じゃ…… 見せなさい…… 全部ね、隠さずに…… さあ、立ちなさい…… さあ、何を見せたかったんだ? 言ってみろ!」
進一の命令口調を恨むような顔を見せた尚子は、ゆっくり立ち上がると、手を両脇にそろえると直立した。やや顔を下に向けている。尚子は決心したように、その顔を進一の顔に向けてゆっくり上げ、頭を縦にゆっくり振って了承した。
「あたしの体を…… 見てくだ……さぃ」
そう言った尚子の顔は真っ赤に紅潮していた。白いブラウスの首に近いところのボタンに両手を移動させる。尚子の手の指がぷるぷる震えているのが分かる。ボタンを上から順番に下に向かって、外していく。はだけたブラウスのすき間から白い肌が表れだした。尚子の真っ白な肌が、部屋の照明が当り、まぶしく光っている。あまりにも奇麗でまぶしい。進一はこんな恥辱を尚子に味わわせている自分が恐くなり、目を閉じた。
(ほんと、きょうの妄想はすごすぎるよぉー)
そう思いながら、閉じた目を開け、さあ、見るぞと気合いを入れた。これから、尚子の服に隠れた肌が見られると思うとぞくぞくした。進一はそっと目を開いていく。夢ではなく尚子はまだ目の前にいてブラウスのボタンを外していた。進一はさらに目を大きく見開いて、叫んだ。
「さあっー 僕に何を見せたかったのか、もっと、はっきり言うんだぁ!」
進一の大きな声が部屋に響いた。
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