49 / 134
第21章 学園
4話
しおりを挟む
学園長が勃起しないのは、あたしの魅力がない? プライド高く生きてきた櫻子は、この先、どうやって、学園長のたくあんのように萎れた肉棒を元気120%まで、増大させられるであろうか。これからのセックスライフへの閉塞感に戸惑いがこみ上げてきた。
「先生、チャック下ろして、直に触れてもいいですよね? 絶対、固くして差し上げます。先生が簡単に承諾してくださったのって、あたしの体がほしいから…… ですよね……」
櫻子は学園長のパンツの上から触れていた肉棒をそっと包むようにして、手のひらを上下に移動させ刺激を開始した。すると、学園長が目をつむった。気持ちいいのだろうか? 櫻子は学園長の顔を見つめ様子を伺った。
「櫻子君、わしのは、もう、残念だが、肉体的な刺激を受けても、元気にはならんよ……」
櫻子はしばらく目をつぶって考えた。何? このおじいさん、じゃ、何が目的なの? 見返りがほしくないの? 櫻子は訳が分からなくなってきた。
「さっきも言ったように、わたしはこの学園がまた、昔のように元気になればいいのだよ。学園に通う少女たちも、また、元気になれる。そうすれば、わたしも元気になれる。この学園はあたしの子どもと同じなんだ。みんなが元気になる、そういう力を持った人、教育者を待っていたんだ。もう、あたしは年を取った…… あたしが死ねば、ここも死ぬ……」
櫻子は学園長の高尚な目標に自分の日本セックス漬け計画が恥ずかしく感じられた。そんな野望を持ったあたしを教育者なんて、買いかぶりすぎなんじゃない? 櫻子は学園長の言葉が、とても嬉しかった。自分はそんな大それた女ではない。いや、日本国を乗っ取ろうとしているのであるから大それた女かもしれない。学園長の志と櫻子の志が一致していないことが櫻子には分かった。
この人は、あたしのピチピチの肉体が目的ではなかった。高貴な人、聖人君子そのものなのだ、そう思った。
「先生、もう、あたし、なんか、ここが罪悪感でものすごく苦しいです」
櫻子は股間に両手を当てて、潤んだ目で学園長を見た。
「そうだ、わしのことは、これから、平八郎って、読んでくれればいいからね。そういう関係でいきましょう」
学園長が笑いながら、櫻子に言った。学園長の名前は田所平八郎、そういう名前と言うことを、今更ながら、知った。当初、櫻子は学園長の存在など、どうでもいいと考えていた。学園を乗っ取ったら、学園長は自分の女の魅力を使って、 蜃気楼の女がするように、男をセックス漬けにして、セックスのことしか興味を抱けない、唐変木の、廃人同然にしてやろう、と計画していた。そういう、展開を考えて学園に乗り込んだ。学園長だって気持ちがいいセックスライフを送れるのだから文句などないであろう、と考えていた。ところが、全く、計画通りに行かない展開になった。それどころか、あろうことか、だまそうとしていた高齢のおじいさんの魅力にはまりそうになっていることに、櫻子は気づき始めた。おじいさんって、あたしのタイプかもしれない? 今まで、そういう男性が周囲にいなかったから全く思い当たらないでいた。そう思いながら、櫻子は学園長の肉棒を味わえないことを知ると、ますます、うずく股間を静めるため、両手で押さえつけながら思った。
「ああ、このモヤモヤをどうしたらいいの?」
「先生、チャック下ろして、直に触れてもいいですよね? 絶対、固くして差し上げます。先生が簡単に承諾してくださったのって、あたしの体がほしいから…… ですよね……」
櫻子は学園長のパンツの上から触れていた肉棒をそっと包むようにして、手のひらを上下に移動させ刺激を開始した。すると、学園長が目をつむった。気持ちいいのだろうか? 櫻子は学園長の顔を見つめ様子を伺った。
「櫻子君、わしのは、もう、残念だが、肉体的な刺激を受けても、元気にはならんよ……」
櫻子はしばらく目をつぶって考えた。何? このおじいさん、じゃ、何が目的なの? 見返りがほしくないの? 櫻子は訳が分からなくなってきた。
「さっきも言ったように、わたしはこの学園がまた、昔のように元気になればいいのだよ。学園に通う少女たちも、また、元気になれる。そうすれば、わたしも元気になれる。この学園はあたしの子どもと同じなんだ。みんなが元気になる、そういう力を持った人、教育者を待っていたんだ。もう、あたしは年を取った…… あたしが死ねば、ここも死ぬ……」
櫻子は学園長の高尚な目標に自分の日本セックス漬け計画が恥ずかしく感じられた。そんな野望を持ったあたしを教育者なんて、買いかぶりすぎなんじゃない? 櫻子は学園長の言葉が、とても嬉しかった。自分はそんな大それた女ではない。いや、日本国を乗っ取ろうとしているのであるから大それた女かもしれない。学園長の志と櫻子の志が一致していないことが櫻子には分かった。
この人は、あたしのピチピチの肉体が目的ではなかった。高貴な人、聖人君子そのものなのだ、そう思った。
「先生、もう、あたし、なんか、ここが罪悪感でものすごく苦しいです」
櫻子は股間に両手を当てて、潤んだ目で学園長を見た。
「そうだ、わしのことは、これから、平八郎って、読んでくれればいいからね。そういう関係でいきましょう」
学園長が笑いながら、櫻子に言った。学園長の名前は田所平八郎、そういう名前と言うことを、今更ながら、知った。当初、櫻子は学園長の存在など、どうでもいいと考えていた。学園を乗っ取ったら、学園長は自分の女の魅力を使って、 蜃気楼の女がするように、男をセックス漬けにして、セックスのことしか興味を抱けない、唐変木の、廃人同然にしてやろう、と計画していた。そういう、展開を考えて学園に乗り込んだ。学園長だって気持ちがいいセックスライフを送れるのだから文句などないであろう、と考えていた。ところが、全く、計画通りに行かない展開になった。それどころか、あろうことか、だまそうとしていた高齢のおじいさんの魅力にはまりそうになっていることに、櫻子は気づき始めた。おじいさんって、あたしのタイプかもしれない? 今まで、そういう男性が周囲にいなかったから全く思い当たらないでいた。そう思いながら、櫻子は学園長の肉棒を味わえないことを知ると、ますます、うずく股間を静めるため、両手で押さえつけながら思った。
「ああ、このモヤモヤをどうしたらいいの?」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説



アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選
上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。
一人用の短い恋愛系中心。
【利用規約】
・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。
・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。
・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる