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第10章 国軍参謀長ハサン
1話
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「まもなく国軍参謀長のハサン様がお見えになるから頭をひれ伏して待つのよ。参謀長は国を守るボスで、国を守るためには手段を選ばないから冷酷で怖いわ……」
安田は参謀長ハサンに対する謁見の説明をアーイシャから受けた。一緒に連れてこられたはずと思ったナルミの姿を確認できないことが気掛かりだった。
「ナルミはどこに?」
「あら、すっかりあの子がお気に入りね。儀式でゆっくり会うといいわ。さあ、額を床に付けて待つのよ、決して、参謀長ハサン様を甘く見てはいけないわ」
そう言うなりアーイシャは床に膝を付けると頭を下げてから額を床に付けた。カンカンカンカン、拍子木を打ち合わせる甲高い音が謁見の間に響き渡った。女たちが体を小さくして小刻みに震えていた。
「ハサン参謀長の登壇であーーーる、皆のものーーー ひれ伏し待つのだーーーー」
一瞬の静寂の後、ズリズリ、何かを引きずる低い音が聞こえた。現れたハサンが引きずっているものはナルミだった。ハサンのつかんだ縄はナルミの首に巻かれていた。ナルミの首に縄が食い込んでいる。苦しいと見えてナルミの表情は苦しそうだ。体を前に折り曲げ、広げた足をばたつかせている。口からはよだれが流れ、冷たい洞窟の床の上に唇から糸を引きながら床にたれていた。目は遠くを見るようにうつろで、時々眼球が右左に動いた。ナルミの日常から逃避するかのような表情を見た安田は、フラフラとしながら、ナルミの前に進んだ。ナルミの横に立っていたハサンから縄の端を受け取り、震える手で控えめにナルミの首につながったひもを引いてみた。わずかな縄の動きでナルミは、恐怖の表情を安田に向けた。安田から受ける初めての虐待にナルミは恐怖していた。どんな仕打ちを体にこれから受けるのか、ナルミは未知の傷みに恐怖した。
「アア、ご主人様、奴隷にしていただき感謝に耐えません。わたしめをお気に召さねば、ようしゃなく、わたしをむちで存分に打ち据えて、どうか怒りをお鎮めくださいませ……」
ハサンからむちを渡された安田は、何のためらいもなく、ハサンが使い慣れたむちをナルミの形のいい白い尻に向けて打ち下ろした。安田は使ったことのないむちの動きが分からない。1回目はナルミの尻に当たらず、ナルミの両のももを打ち据えた。目標に当たらなかったが、それでも、ナルミの体に当たったむちはピシャリと乾いた音を発した。ナルミがすぐに甲高い悲鳴を張り上げて、痛みに耐えるように体を折り曲げる。歯を食いしばり痛みをこらえる表情に、安田はいいようのない興奮を覚え、さらに勃起した。打ち据えたナルミの太股が、たちまちミミズ腫れになって赤く膨らんだ。ミミズのように腫れた傷がなまめかしい。どんどん皮膚が腫れ上がる。
「アアアッ…… 痛いーーーー ご、ご主人様…… どうか、お許しを……」
安田は参謀長ハサンに対する謁見の説明をアーイシャから受けた。一緒に連れてこられたはずと思ったナルミの姿を確認できないことが気掛かりだった。
「ナルミはどこに?」
「あら、すっかりあの子がお気に入りね。儀式でゆっくり会うといいわ。さあ、額を床に付けて待つのよ、決して、参謀長ハサン様を甘く見てはいけないわ」
そう言うなりアーイシャは床に膝を付けると頭を下げてから額を床に付けた。カンカンカンカン、拍子木を打ち合わせる甲高い音が謁見の間に響き渡った。女たちが体を小さくして小刻みに震えていた。
「ハサン参謀長の登壇であーーーる、皆のものーーー ひれ伏し待つのだーーーー」
一瞬の静寂の後、ズリズリ、何かを引きずる低い音が聞こえた。現れたハサンが引きずっているものはナルミだった。ハサンのつかんだ縄はナルミの首に巻かれていた。ナルミの首に縄が食い込んでいる。苦しいと見えてナルミの表情は苦しそうだ。体を前に折り曲げ、広げた足をばたつかせている。口からはよだれが流れ、冷たい洞窟の床の上に唇から糸を引きながら床にたれていた。目は遠くを見るようにうつろで、時々眼球が右左に動いた。ナルミの日常から逃避するかのような表情を見た安田は、フラフラとしながら、ナルミの前に進んだ。ナルミの横に立っていたハサンから縄の端を受け取り、震える手で控えめにナルミの首につながったひもを引いてみた。わずかな縄の動きでナルミは、恐怖の表情を安田に向けた。安田から受ける初めての虐待にナルミは恐怖していた。どんな仕打ちを体にこれから受けるのか、ナルミは未知の傷みに恐怖した。
「アア、ご主人様、奴隷にしていただき感謝に耐えません。わたしめをお気に召さねば、ようしゃなく、わたしをむちで存分に打ち据えて、どうか怒りをお鎮めくださいませ……」
ハサンからむちを渡された安田は、何のためらいもなく、ハサンが使い慣れたむちをナルミの形のいい白い尻に向けて打ち下ろした。安田は使ったことのないむちの動きが分からない。1回目はナルミの尻に当たらず、ナルミの両のももを打ち据えた。目標に当たらなかったが、それでも、ナルミの体に当たったむちはピシャリと乾いた音を発した。ナルミがすぐに甲高い悲鳴を張り上げて、痛みに耐えるように体を折り曲げる。歯を食いしばり痛みをこらえる表情に、安田はいいようのない興奮を覚え、さらに勃起した。打ち据えたナルミの太股が、たちまちミミズ腫れになって赤く膨らんだ。ミミズのように腫れた傷がなまめかしい。どんどん皮膚が腫れ上がる。
「アアアッ…… 痛いーーーー ご、ご主人様…… どうか、お許しを……」
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