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しっぽ
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リス 「ねえ、きみはどうしてそんなに大きいの?」
リスは自分のしっぽに話し掛けたが、何も答えてくれない。
リス 「君は大きくて暖かいね。いつまでもそばにいてね」
リスは自分の大きなしっぽを抱いた。何も言わないけど、それだけで幸せな暖かさがリスを大きくくるんでくれた。リスがそんな思いを感じていたとき、お腹を空かした狼が獲物を探してきょろきょろ辺りを見回しながら歩いていた。
狼 「ああ、おいしそうな獲物がいないな? いるのはあんなところにしっぽだけだし、腹の足しにもならない」
リスは自分のしっぽに話し掛けたが、何も答えてくれない。
リス 「君は大きくて暖かいね。いつまでもそばにいてね」
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狼 「ああ、おいしそうな獲物がいないな? いるのはあんなところにしっぽだけだし、腹の足しにもならない」
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