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第二章 戴冠式の夜
12 老医師の語ることには ①
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ベルヒリンゲンはセラフィナの問いかけに対して暫し無言であった。しかしやがて、いたずらがバレた子供のような顔をして微笑んだのだった。
「どうして気付いたんじゃ? 直系の王族以外は知らぬはずだがのう」
「腕まくりをされた時に古傷が見えました。大きな傷でしたが、縫合の跡がありませんでしたので」
ハイルング人はすぐに傷を治すことができるが、力の弱い者ほど傷痕自体はしっかりと残る。事実、半分しか血を受け継いでいないセラフィナは、背中の傷もついに消えることはなかった。ただしすぐに出血が止まる為に縫合などの治療は必要なく、ハイルング人特有の比較的目立たない痕になるのだ。
「あんたは強いだけでなく聡いんじゃのう。こりゃ参ったわい」
「申し訳ありません。やはり、知らぬ振りなどできず」
そして、ハイルングの落とし子という存在はただの突然変異とみなされているが、本当はハイルング人は実在している。つまりハイルングの落とし子とは、かつて大陸中に存在したハイルング人達の遠い遠い子孫であるという事に他ならない。そしてベルヒリンゲンがハイルングの落とし子ということは、つまり。
「かつて帝室内にハイルング人がいたと、そういうことなのですね……?」
それは、ほとんど確信に近い仮説だった。ベルヒリンゲンがハイルングの落とし子であったとして、そして先祖にハイルング人がいたとして、現帝室に当時の話が伝わっているとは限らないのだ。
しかしセラフィナの直感が告げていた。この国は、何か大きな事を隠しているのではないかと。
「ふむ。あんたは知っていてもいいかもしれんの」
「先生、秘密であるという事なら無理にとは」
「いんや、出自が気になるというのは人として当たり前のことじゃて。さて、長い話になる。将軍も呼んできたほうがよかろうな」
ベルヒリンゲンはランドルフを呼びに席を立った。彼はどうやらセラフィナの覚悟をわかってくれたらしい。
かつてアウラと過ごした日々、セラフィナは外の世界に興味を持つ事を自らに禁じた。
だからこそ母にハイルング人について一つも質問することができず、その隠れ里がとこにあるのかさえも分からず終いだったのだ。
彼の話を聞けば、少しでも自らの出自に向き合うことができるのではないか。
期待と不安がないまぜになった胸の内を抱えたまま、セラフィナは二人が戻ってくるまでの時間を過ごした。
ランドルフはベルヒリンゲンがハイルングの落とし子と知って尚、特に動じる事なく彼の話に耳を傾けていた。セラフィナの時もそうだったが、その落ち着き様は流石としか言いようがない。
「何から話せば良いのかの……ああ、そうじゃな。やはり、ハイルングの消失の発端となった戦争について、からじゃな」
「当時と仰いますと、ヴェーグラントとアルーディア間に起きた最後の戦争、ゲールズ戦争のことでしょうか」
ゲールズ戦争といえば、両国に生きるものなら知らぬものはいないと言われる程有名な戦いである。六百年の昔、長きに渡って続いた戦争はゲールズ平原の戦いで終戦を迎え、結果として両者痛み分けの形で国境を定めるに至った。そして現在までヴェーグラントとアルーディアは表面上は国交があるものの、水面下では緊張した関係が続いているというわけなのである。
「その通りじゃ、将軍。ゲールズ戦争は単に領土のための戦いであったとされているが、実際は違う。当時ヴェーグラント国内に多く住んだハイルング人達、彼らの力を狙ってアルーディアが攻め込んできたのが発端なのじゃよ」
これには流石のランドルフも驚きに目を剥いた。セラフィナもまた自身の認識が崩れ去っていくのを感じながら、ベルヒリンゲンの話に聞き入っていた。
「当時のハイルング人の力は凄まじいものじゃった。老衰以外で死ぬことはなく、死者以外の傷病者はたちどころに治すことができたと聞いておる。そんな彼らは超一流の医者になれたし、超一流の兵士にもなれた。目先の欲に囚われた人間にとって、これ以上ないほど欲しいものだったのじゃ。彼らもまた共に戦ってくれたが、アルーディアの軍事力を前に一進一退が続き、毎日国境付近の街が襲われ、根こそぎハイルング人達が攫われていった。そしてある日、当時の皇后が決意を固めた。ハイルング人達の力さえなくなれば、戦争は終わるはずだ、と。彼女は、ハイルング人じゃった。皇后は国内に残るハイルング人を集め、全員でシヤリの森へ向かい、その力を木々に吸わせた。奥方、シヤリの木のことは知っておるかの?」
「はい、ハイルング人が大切にしている木だと……」
「そうじゃ。シヤリの木はハイルング人の強すぎる力を吸って調整する役目を担っておった。森の中に神木があってな、それに願い出たらしい。もうこんな力はいらない、お返しします、と。ハイルング人達は善良で、人々を癒す事を喜んでおった。だからこそ結局自身のせいで戦争が巻き起こったことを後悔しておったのじゃよ」
「……そんな」
当時の彼らの心境を思うと、胸が潰れるような思いがした。いつかランドルフが言っていたように、彼らは平和を愛する種族だったのだろう。なのに癒すべき人々に力を狙われ、守ろうとしてくれた人たちも倒れていく。それはきっと、想像を絶するほどに耐えがたい毎日だったに違いない。
「結果ほとんどの力を失うことに成功した。しかし、戦いは終わらなかった。もう止まれないところまできてしまっていたのじゃ。一つの目的のため始まった戦争でも、長引くうちに雪だるま式に戦う理由が増えていきおる。領土や、資源や、死んだ者への報い、誇り、意地。アルーディアは攻撃の手を緩めなかったし、ヴェーグラントもまた激しく応戦した」
「そうでしょうね。軍というものは、立場が上に行くほど多くのしがらみに捉われるようになる」
ランドルフは目を細め、当時の状況に同調しているようだった。四年前の戦争で少将に昇格したという彼にとっても、思うところのある話なのだろう。
「そして二年が過ぎた。ヴェーグラントもアルーディアも、ボロボロじゃった。そして、皇后は再び決意を固めた。全てのハイルング人を連れ、このしがらみを捨て去る事を。移住先には、ピルニウス山脈が選ばれた」
「ピルニウス、ですか……!?」
驚愕の事実にセラフィナは思わず大きな声を上げた。
「どうして気付いたんじゃ? 直系の王族以外は知らぬはずだがのう」
「腕まくりをされた時に古傷が見えました。大きな傷でしたが、縫合の跡がありませんでしたので」
ハイルング人はすぐに傷を治すことができるが、力の弱い者ほど傷痕自体はしっかりと残る。事実、半分しか血を受け継いでいないセラフィナは、背中の傷もついに消えることはなかった。ただしすぐに出血が止まる為に縫合などの治療は必要なく、ハイルング人特有の比較的目立たない痕になるのだ。
「あんたは強いだけでなく聡いんじゃのう。こりゃ参ったわい」
「申し訳ありません。やはり、知らぬ振りなどできず」
そして、ハイルングの落とし子という存在はただの突然変異とみなされているが、本当はハイルング人は実在している。つまりハイルングの落とし子とは、かつて大陸中に存在したハイルング人達の遠い遠い子孫であるという事に他ならない。そしてベルヒリンゲンがハイルングの落とし子ということは、つまり。
「かつて帝室内にハイルング人がいたと、そういうことなのですね……?」
それは、ほとんど確信に近い仮説だった。ベルヒリンゲンがハイルングの落とし子であったとして、そして先祖にハイルング人がいたとして、現帝室に当時の話が伝わっているとは限らないのだ。
しかしセラフィナの直感が告げていた。この国は、何か大きな事を隠しているのではないかと。
「ふむ。あんたは知っていてもいいかもしれんの」
「先生、秘密であるという事なら無理にとは」
「いんや、出自が気になるというのは人として当たり前のことじゃて。さて、長い話になる。将軍も呼んできたほうがよかろうな」
ベルヒリンゲンはランドルフを呼びに席を立った。彼はどうやらセラフィナの覚悟をわかってくれたらしい。
かつてアウラと過ごした日々、セラフィナは外の世界に興味を持つ事を自らに禁じた。
だからこそ母にハイルング人について一つも質問することができず、その隠れ里がとこにあるのかさえも分からず終いだったのだ。
彼の話を聞けば、少しでも自らの出自に向き合うことができるのではないか。
期待と不安がないまぜになった胸の内を抱えたまま、セラフィナは二人が戻ってくるまでの時間を過ごした。
ランドルフはベルヒリンゲンがハイルングの落とし子と知って尚、特に動じる事なく彼の話に耳を傾けていた。セラフィナの時もそうだったが、その落ち着き様は流石としか言いようがない。
「何から話せば良いのかの……ああ、そうじゃな。やはり、ハイルングの消失の発端となった戦争について、からじゃな」
「当時と仰いますと、ヴェーグラントとアルーディア間に起きた最後の戦争、ゲールズ戦争のことでしょうか」
ゲールズ戦争といえば、両国に生きるものなら知らぬものはいないと言われる程有名な戦いである。六百年の昔、長きに渡って続いた戦争はゲールズ平原の戦いで終戦を迎え、結果として両者痛み分けの形で国境を定めるに至った。そして現在までヴェーグラントとアルーディアは表面上は国交があるものの、水面下では緊張した関係が続いているというわけなのである。
「その通りじゃ、将軍。ゲールズ戦争は単に領土のための戦いであったとされているが、実際は違う。当時ヴェーグラント国内に多く住んだハイルング人達、彼らの力を狙ってアルーディアが攻め込んできたのが発端なのじゃよ」
これには流石のランドルフも驚きに目を剥いた。セラフィナもまた自身の認識が崩れ去っていくのを感じながら、ベルヒリンゲンの話に聞き入っていた。
「当時のハイルング人の力は凄まじいものじゃった。老衰以外で死ぬことはなく、死者以外の傷病者はたちどころに治すことができたと聞いておる。そんな彼らは超一流の医者になれたし、超一流の兵士にもなれた。目先の欲に囚われた人間にとって、これ以上ないほど欲しいものだったのじゃ。彼らもまた共に戦ってくれたが、アルーディアの軍事力を前に一進一退が続き、毎日国境付近の街が襲われ、根こそぎハイルング人達が攫われていった。そしてある日、当時の皇后が決意を固めた。ハイルング人達の力さえなくなれば、戦争は終わるはずだ、と。彼女は、ハイルング人じゃった。皇后は国内に残るハイルング人を集め、全員でシヤリの森へ向かい、その力を木々に吸わせた。奥方、シヤリの木のことは知っておるかの?」
「はい、ハイルング人が大切にしている木だと……」
「そうじゃ。シヤリの木はハイルング人の強すぎる力を吸って調整する役目を担っておった。森の中に神木があってな、それに願い出たらしい。もうこんな力はいらない、お返しします、と。ハイルング人達は善良で、人々を癒す事を喜んでおった。だからこそ結局自身のせいで戦争が巻き起こったことを後悔しておったのじゃよ」
「……そんな」
当時の彼らの心境を思うと、胸が潰れるような思いがした。いつかランドルフが言っていたように、彼らは平和を愛する種族だったのだろう。なのに癒すべき人々に力を狙われ、守ろうとしてくれた人たちも倒れていく。それはきっと、想像を絶するほどに耐えがたい毎日だったに違いない。
「結果ほとんどの力を失うことに成功した。しかし、戦いは終わらなかった。もう止まれないところまできてしまっていたのじゃ。一つの目的のため始まった戦争でも、長引くうちに雪だるま式に戦う理由が増えていきおる。領土や、資源や、死んだ者への報い、誇り、意地。アルーディアは攻撃の手を緩めなかったし、ヴェーグラントもまた激しく応戦した」
「そうでしょうね。軍というものは、立場が上に行くほど多くのしがらみに捉われるようになる」
ランドルフは目を細め、当時の状況に同調しているようだった。四年前の戦争で少将に昇格したという彼にとっても、思うところのある話なのだろう。
「そして二年が過ぎた。ヴェーグラントもアルーディアも、ボロボロじゃった。そして、皇后は再び決意を固めた。全てのハイルング人を連れ、このしがらみを捨て去る事を。移住先には、ピルニウス山脈が選ばれた」
「ピルニウス、ですか……!?」
驚愕の事実にセラフィナは思わず大きな声を上げた。
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