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第一章 その結婚、皇帝陛下の勅命につき
15 佳き日に ②
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どうやって支度部屋に戻ってきたのかよく覚えていない。
号泣状態のネリーに迎えられ、立派だったと言われて初めて安堵が湧き上がってきて、セラフィナは力なく座り込んでしまいそうになった。何とか着替えを終えてようやく人心地着くと、エルマがすかさずお茶を出してくれたのでありがたく受け取る。すると彼女は畏まって礼を取り、その場にいた全員がそれに続いた。
「改めまして、奥様。私たちはこれより誠心誠意あなたにお仕えいたします。どうか末長くよろしくお願い致します」
皆真剣な瞳をして、しかしその口元は柔らかく微笑んでいる。セラフィナはまた一つ積み重なった罪悪感を押し殺して、穏やかに微笑んだ。
「こちらこそ、改めて宜しくお願い致します。未熟者ですが努力してまいりますので、どうか見守っていてくださいね」
セラフィナは一生明かすことのできない秘密を抱えている。けれどせめて彼女らの信頼を裏切ることのないよう、できる限りのことはしていきたいと思う。
決意も新たにしていると、支度部屋にノックの音が響いた。朝と同じくエルマがすぐさま応対に回り、訪問者の姿が明らかになる。
果たしてそこには、この国で二番目に高貴な人が背筋を伸ばして微笑んでいた。
「疲れているところごめんなさい。どうしても直接あなたと会いたくて」
次期皇后にしてセラフィナの唯一の親友であるレナータは、最後に会った時よりもさらに美しくなったように見えた。
人払いを済ませると、セラフィナは手ずからお茶を淹れてレナータへと差し出した。アイゼンフート家へ来てからは姫君らしくない行動は控えていたので、ずいぶんと久しぶりに淹れてみたのだが。
「セラフィナが淹れてくれると何だか優しい味がするのよね。うん、おいしい。なつかしいわ」
「私もとても懐かしい思いです。元気にしていましたか?」
「ええ、もちろん。毎日式典の準備でへたってることを除けばね」
懐かしい物言いに、セラフィナは思わず声を出して笑った。しかしレナータはその笑みを見るや、急に顔を曇らせてしまう。
「……うん。やっぱり、セラフィナはそんな風に笑える人なのよね」
「レナータ? どうしたのですか?」
「ねえ、セラフィナ。あなたやっぱり、この結婚が嫌なのね?」
余りにも真剣な声に、セラフィナは思わず言葉を失った。その沈黙を肯定と解釈したのか、レナータは怒涛の勢いで詰め寄ってくる。
「相談してくれたら良かったのに! 気が合わないの? やっぱり、怖い方だった? ディートったら、最も信頼できる男を選んだとか大きなことを言っていたのに……大丈夫よ、私がきっと何とかして見せるから。要はアルーディアとの関係さえ回復すればいいのだから、即位したらすぐに使者でも送って」
「ちょ、ちょっと待って下さい、レナータ。私、この結婚を嫌などとは思っていません」
「へ?」
慌てて止めに入ったセラフィナに、レナータは目を瞬かせた。やはりこのお姫様の暴走グセは未だに治っていないらしい。
「けど、結婚式の時、あんなに辛そうにしてたのに」
「そう見えましたか?」
「ううん、とっても立派だった。けど、わかるの。友達だもの」
「……そうですね。確かに悩んでいます。ハイルング人であることを隠したまま、結婚してしまったことに」
レナータが心から心配そうに見つめてくるので、口からぽろりと本音が零れ出てしまった。彼女は一瞬目を見開くと、やがてため息をついて肩の力を抜いたようだった。
「そっちか……なるほどね。そんなこと気にするなって言っても、気にしちゃうのがセラフィナだものね」
「大変な嘘をついてるのです。いつかひどい迷惑をかけるかもしれません。それなのにみんな、みんな優しいのです、とても。ランドルフ様が以前仰ったのです。人並みの自由と幸せを、当たり前に受け取って欲しい……と。私、嬉しくて、苦しくて、仕方がなくて」
時折つかえながらも、心内を吐き出そうとするかのようなセラフィナの言葉を、レナータは黙って聴いていてくれた。頷き、促し、一切の言葉を発しないその様子に、かつてハイルング人であることを打ち明けた時のことを思い出す。彼女はその時、話し終えた後安心させるように微笑んでくれたのだ。
「それと、私の様子がおかしいのに、気付いていらっしゃるようなのです。それなのになにもお聞きにならなくて」
「セラフィナ」
強い声に呼ばれて顔を上げると、真っ直ぐな瞳がセラフィナを射抜いていた。
「言うべきだわ」
「え……?」
「さっきはごめんなさい、失礼なことを。アイゼンフート侯爵はとてもいい方なのね。それならば、打ち明けたらいいと思ったの」
「それは、ハイルング人である事をですか? いけません、そんな……! 打ち明けたところで、もし国際問題になってしまったら取り返しがつかないのですよ」
セラフィナは珍しく声を荒げ、困惑のままに反論した。
これは未来の皇后が言って良い事ではない。もしかしたら戦争に発展するかもしれないという、大きな問題なのだ。
「アイゼンフート侯爵を信じてみたらどうかしら。きっと力になってくれる。あなたのことを化け物だなんて蔑んだりもしないわ」
図星を指されて息を飲んだ友人に、レナータは苦笑を返した。
「やっぱり怖いのね。きっと、両国の関係を憂うのと同じくらいには」
「そんな、こと……」
ああ、やっぱりレナータは鋭い。苦しさも、恐怖も、全て理解して助けようとしてくれているのだ。
それでも、ここまで自分を心配してくれる人がいるとわかって尚、セラフィナは秘密を守るべきだと考えている。この先罪悪感に押しつぶされそうな日々が続いたとしても、この身の辛さと引き換えに多くの人々の命が助かるのならその方が良いに決まっているのだから。
「あなたはもう、十分すぎるほど運命に翻弄されてきた。いい加減に自由になるべきよ。それに、私自身が、どうしてもあなたに幸せになってもらいたいの。私に出来ることがあるなら何でも言ってね。力になるから」
レナータの諭すような微笑みが胸を軋ませる。こんなに優しい人たちに囲まれて、やっぱりとても幸せだ。
本当に、勿体無いくらいに。
号泣状態のネリーに迎えられ、立派だったと言われて初めて安堵が湧き上がってきて、セラフィナは力なく座り込んでしまいそうになった。何とか着替えを終えてようやく人心地着くと、エルマがすかさずお茶を出してくれたのでありがたく受け取る。すると彼女は畏まって礼を取り、その場にいた全員がそれに続いた。
「改めまして、奥様。私たちはこれより誠心誠意あなたにお仕えいたします。どうか末長くよろしくお願い致します」
皆真剣な瞳をして、しかしその口元は柔らかく微笑んでいる。セラフィナはまた一つ積み重なった罪悪感を押し殺して、穏やかに微笑んだ。
「こちらこそ、改めて宜しくお願い致します。未熟者ですが努力してまいりますので、どうか見守っていてくださいね」
セラフィナは一生明かすことのできない秘密を抱えている。けれどせめて彼女らの信頼を裏切ることのないよう、できる限りのことはしていきたいと思う。
決意も新たにしていると、支度部屋にノックの音が響いた。朝と同じくエルマがすぐさま応対に回り、訪問者の姿が明らかになる。
果たしてそこには、この国で二番目に高貴な人が背筋を伸ばして微笑んでいた。
「疲れているところごめんなさい。どうしても直接あなたと会いたくて」
次期皇后にしてセラフィナの唯一の親友であるレナータは、最後に会った時よりもさらに美しくなったように見えた。
人払いを済ませると、セラフィナは手ずからお茶を淹れてレナータへと差し出した。アイゼンフート家へ来てからは姫君らしくない行動は控えていたので、ずいぶんと久しぶりに淹れてみたのだが。
「セラフィナが淹れてくれると何だか優しい味がするのよね。うん、おいしい。なつかしいわ」
「私もとても懐かしい思いです。元気にしていましたか?」
「ええ、もちろん。毎日式典の準備でへたってることを除けばね」
懐かしい物言いに、セラフィナは思わず声を出して笑った。しかしレナータはその笑みを見るや、急に顔を曇らせてしまう。
「……うん。やっぱり、セラフィナはそんな風に笑える人なのよね」
「レナータ? どうしたのですか?」
「ねえ、セラフィナ。あなたやっぱり、この結婚が嫌なのね?」
余りにも真剣な声に、セラフィナは思わず言葉を失った。その沈黙を肯定と解釈したのか、レナータは怒涛の勢いで詰め寄ってくる。
「相談してくれたら良かったのに! 気が合わないの? やっぱり、怖い方だった? ディートったら、最も信頼できる男を選んだとか大きなことを言っていたのに……大丈夫よ、私がきっと何とかして見せるから。要はアルーディアとの関係さえ回復すればいいのだから、即位したらすぐに使者でも送って」
「ちょ、ちょっと待って下さい、レナータ。私、この結婚を嫌などとは思っていません」
「へ?」
慌てて止めに入ったセラフィナに、レナータは目を瞬かせた。やはりこのお姫様の暴走グセは未だに治っていないらしい。
「けど、結婚式の時、あんなに辛そうにしてたのに」
「そう見えましたか?」
「ううん、とっても立派だった。けど、わかるの。友達だもの」
「……そうですね。確かに悩んでいます。ハイルング人であることを隠したまま、結婚してしまったことに」
レナータが心から心配そうに見つめてくるので、口からぽろりと本音が零れ出てしまった。彼女は一瞬目を見開くと、やがてため息をついて肩の力を抜いたようだった。
「そっちか……なるほどね。そんなこと気にするなって言っても、気にしちゃうのがセラフィナだものね」
「大変な嘘をついてるのです。いつかひどい迷惑をかけるかもしれません。それなのにみんな、みんな優しいのです、とても。ランドルフ様が以前仰ったのです。人並みの自由と幸せを、当たり前に受け取って欲しい……と。私、嬉しくて、苦しくて、仕方がなくて」
時折つかえながらも、心内を吐き出そうとするかのようなセラフィナの言葉を、レナータは黙って聴いていてくれた。頷き、促し、一切の言葉を発しないその様子に、かつてハイルング人であることを打ち明けた時のことを思い出す。彼女はその時、話し終えた後安心させるように微笑んでくれたのだ。
「それと、私の様子がおかしいのに、気付いていらっしゃるようなのです。それなのになにもお聞きにならなくて」
「セラフィナ」
強い声に呼ばれて顔を上げると、真っ直ぐな瞳がセラフィナを射抜いていた。
「言うべきだわ」
「え……?」
「さっきはごめんなさい、失礼なことを。アイゼンフート侯爵はとてもいい方なのね。それならば、打ち明けたらいいと思ったの」
「それは、ハイルング人である事をですか? いけません、そんな……! 打ち明けたところで、もし国際問題になってしまったら取り返しがつかないのですよ」
セラフィナは珍しく声を荒げ、困惑のままに反論した。
これは未来の皇后が言って良い事ではない。もしかしたら戦争に発展するかもしれないという、大きな問題なのだ。
「アイゼンフート侯爵を信じてみたらどうかしら。きっと力になってくれる。あなたのことを化け物だなんて蔑んだりもしないわ」
図星を指されて息を飲んだ友人に、レナータは苦笑を返した。
「やっぱり怖いのね。きっと、両国の関係を憂うのと同じくらいには」
「そんな、こと……」
ああ、やっぱりレナータは鋭い。苦しさも、恐怖も、全て理解して助けようとしてくれているのだ。
それでも、ここまで自分を心配してくれる人がいるとわかって尚、セラフィナは秘密を守るべきだと考えている。この先罪悪感に押しつぶされそうな日々が続いたとしても、この身の辛さと引き換えに多くの人々の命が助かるのならその方が良いに決まっているのだから。
「あなたはもう、十分すぎるほど運命に翻弄されてきた。いい加減に自由になるべきよ。それに、私自身が、どうしてもあなたに幸せになってもらいたいの。私に出来ることがあるなら何でも言ってね。力になるから」
レナータの諭すような微笑みが胸を軋ませる。こんなに優しい人たちに囲まれて、やっぱりとても幸せだ。
本当に、勿体無いくらいに。
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