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魔王城 前編
316.闇を使用不能にする結晶
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※すみません。2日連続で寝落ちしてました。
「お遊びは終わりよ。ここで決着をつけてあげるわ」
彼女はそう言った後に剣を構えてこちらへと向かってくる。
彼女は足を踏み入れた時、その先で爆発した。彼女は上へと逃げたが、空中で仕掛けていた刃が爆発した。
それと同時に魔導砲が空中で彼女の方へと飛んでいく。
「小細工なマネを・・・」
アーメイヤはそのまま受け止め、地面へと落ちていく。
地面へと落ちた時、周りに仕掛けてあった刃が彼女の方へと飛んでいく。更に余っていた刃が彼女へと飛んでいき、爆発した。
これでダメージが入れば良いのだが、そう簡単にはうまくはいかない。
煙が徐々に小さくなっていった頃に、煙の中から立ち上がる影が見えた。
「中々のトリッキーな攻撃・・・、全て誘導する為の工作だったと・・・」
彼女と相手している中、魔導砲の魔法結晶を取り付けては移動しながら隠した。
まさか、彼女が魔導砲の魔法結晶を18個もマントの内側に装備させているとは思わなかった。今回ので8個も使用したが、効いているかどうかは分からない。
煙の中からゆっくりとこちらへと向かってくる。
「まさか・・・闇の力を滅ぼす術式でも使用してたのか・・・」
全身傷だらけのアーメイヤが出てきた。口から血を吐きながらも、懸命に歩いてくる。
再生能力を持っているはずだが、なぜか回復をしない。まさか、この魔法結晶に何か秘密でもあるのか。
「く・・・力が・・・力が発動しない」
魔法を使用出来ずに、彼女はその場で膝をついた。
多分一時的に闇の力を扱う事は出来ない等だろう。リーネは一体何の魔法結晶を渡したっていうんだ。ここまで彼女を弱体化する物があるなんて。
「なぜ・・・あれに封印石の効果が入ってるんだ」
彼女は剣でその場をなんとか立っていた。
封印石、自身の属性魔法、及びに効果を完全に使用不可能になる。あの魔導砲の中にそれが入っていたため、彼女はその事を知らずに受け止めた。
そのために、再生能力や闇の力を使えなくなっている。封印石の効果を魔導砲とともに付着させたのだろうな。
「ここで・・・ここで終わるわけには行かない・・・」
彼女は力のある限り、手を前へと伸ばす。だが―
「もう終わりよ。あなたにはここで永遠に寝てもらうわ」
突如、彼女の腹から剣が飛び出てくる。それにより、更に彼女の口から血を吐く。
後ろへと振り向きながら、最後の言葉を発した。
「なぜ・・・いつの間に・・・」
「大魔導師はどこにでも現れるものよ」
剣を抜いた時、彼女はゆっくりとその場で倒れた。後ろにはいたのはリーネだった。いつの間にこの場に来たのか分からないが、今目の前でアーメイヤは死んだ。
血を払い、そのまま杖へとしまうリーネは、その後この有様を見て、頷いていた。
「もっと・・・派手に暴れてると思ってたけど・・・こんなものね」
周りを見ながら、独り言を呟いていった。俺は彼女の行動をただ見てるだけだった。
「お遊びは終わりよ。ここで決着をつけてあげるわ」
彼女はそう言った後に剣を構えてこちらへと向かってくる。
彼女は足を踏み入れた時、その先で爆発した。彼女は上へと逃げたが、空中で仕掛けていた刃が爆発した。
それと同時に魔導砲が空中で彼女の方へと飛んでいく。
「小細工なマネを・・・」
アーメイヤはそのまま受け止め、地面へと落ちていく。
地面へと落ちた時、周りに仕掛けてあった刃が彼女の方へと飛んでいく。更に余っていた刃が彼女へと飛んでいき、爆発した。
これでダメージが入れば良いのだが、そう簡単にはうまくはいかない。
煙が徐々に小さくなっていった頃に、煙の中から立ち上がる影が見えた。
「中々のトリッキーな攻撃・・・、全て誘導する為の工作だったと・・・」
彼女と相手している中、魔導砲の魔法結晶を取り付けては移動しながら隠した。
まさか、彼女が魔導砲の魔法結晶を18個もマントの内側に装備させているとは思わなかった。今回ので8個も使用したが、効いているかどうかは分からない。
煙の中からゆっくりとこちらへと向かってくる。
「まさか・・・闇の力を滅ぼす術式でも使用してたのか・・・」
全身傷だらけのアーメイヤが出てきた。口から血を吐きながらも、懸命に歩いてくる。
再生能力を持っているはずだが、なぜか回復をしない。まさか、この魔法結晶に何か秘密でもあるのか。
「く・・・力が・・・力が発動しない」
魔法を使用出来ずに、彼女はその場で膝をついた。
多分一時的に闇の力を扱う事は出来ない等だろう。リーネは一体何の魔法結晶を渡したっていうんだ。ここまで彼女を弱体化する物があるなんて。
「なぜ・・・あれに封印石の効果が入ってるんだ」
彼女は剣でその場をなんとか立っていた。
封印石、自身の属性魔法、及びに効果を完全に使用不可能になる。あの魔導砲の中にそれが入っていたため、彼女はその事を知らずに受け止めた。
そのために、再生能力や闇の力を使えなくなっている。封印石の効果を魔導砲とともに付着させたのだろうな。
「ここで・・・ここで終わるわけには行かない・・・」
彼女は力のある限り、手を前へと伸ばす。だが―
「もう終わりよ。あなたにはここで永遠に寝てもらうわ」
突如、彼女の腹から剣が飛び出てくる。それにより、更に彼女の口から血を吐く。
後ろへと振り向きながら、最後の言葉を発した。
「なぜ・・・いつの間に・・・」
「大魔導師はどこにでも現れるものよ」
剣を抜いた時、彼女はゆっくりとその場で倒れた。後ろにはいたのはリーネだった。いつの間にこの場に来たのか分からないが、今目の前でアーメイヤは死んだ。
血を払い、そのまま杖へとしまうリーネは、その後この有様を見て、頷いていた。
「もっと・・・派手に暴れてると思ってたけど・・・こんなものね」
周りを見ながら、独り言を呟いていった。俺は彼女の行動をただ見てるだけだった。
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