村田君と佐々木さん

紀村 紀壱

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小ネタ設定集

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Twitterで呟いた設定まとめ6

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■ドンキでオナホを買ってくる村田










普通に自分で使うだけなら佐々木もオ○ホに興味が無いわけじゃ無いんだけど、村田が無駄に佐々木に対して張り切って佐々木を可愛がってくるので、そこの所に佐々木は抵抗感というか、羞恥にのたうち回る感じ。

 



■↑の後日談

TENGAを買ってきた後日談プロット。

佐々木さん的には今まで手を出したこともない、オナホに一欠片も興味がないわけじゃない。

だけど、一人でこっそり使うならまだしも「使って見せて」と笑顔で村田に強請られて「いやいや待って待って……」と及び腰になる佐々木。

しかしながら「まあまあ、一度は試してみよう?」と、村田はキスと前戯でふにゃふにゃになった佐々木の形ばかりの抵抗を流して、ローションまぶしたオナホを佐々木のモノへとゆっくりと被せてゆく。

慌てて止めようとするも、手とも、随分昔に体験した女性の中とも違う複雑な突起が絡みついて、締付けられる感覚に佐々木の手からはあっという間に力が抜けた。

ずり、っと村田の手が動かされると、本来の男性の性感帯であるペニスからの強烈な刺激はそのまま素直に佐々木の頭をかき混ぜる。

「ぁ゛、っ~~!」

「はやいな、そんなに気持ちよかった?」

それこそ三擦り半もせず身体を引き攣らせ、村田の腕にしがみ付きながら絶頂する佐々木に村田が楽しげで。

後から佐々木を抱えこんだまま、「もうちょっと気持ちよくなってみよっか」と甘やかすように耳元で囁きつつ、村田の手は容赦なく動かされる。

「い゛っ、ま゛って、あ、ぁ、ぁ゛っ!!」

ぐぷぐぷと、ローションだけではなくて佐々木の出したモノで卑猥な水音は重たくなってゆく。

擦られる度に、きゅうっと睾丸が持ち上がり中から精液を絞りだされるような感覚でとろとろと思考まで流れ出ていく気がした。

村田の愛撫にひぃひぃとのたうち回り、もう限界とばかりにぐったりとした佐々木。

そんな佐々木のモノから唐突にオナホが取り払われる。

やっと終わった、と佐々木がぼんやりと息をつき。

(イきすぎてちょっと辛い。今日はもう終わりにしたいけど、村田くんは……)

と、自身ばかりがイカされて、村田はまだ何もしてないと、気にしたところでふと初めは佐々木よりもノリ気だった村田が妙に静かなことに気がつく。

あれ、っと思ってゆるゆると首を動かして村田の顔を窺うと、そこには何故か不機嫌そうな村田が。

(なんで??)と疑問に思う佐々木に見られていることに、はっと村田は気がつくと、急ににこりと笑って「ゴメン、やり過ぎた。今日はコレで終わろっか」と、取り繕う。

確かに疲れたし村田のせいだけど、何もしないのは…っていうか、村田くんはどうしたんだろう??と、佐々木は様子のおかしい村田が心配。

とは言え、本日の妙に意地の悪い村田の攻めにヘトヘトの佐々木。

「君も……」となんとか村田のモノへ手を伸ばしかけるも「俺は良いから、アレだったらイチャイチャしよ~」と村田にさっさと後始末されてベットに横になりぎゅっと抱きしめられると、どうしても体力的にうとうとしてしまってそのまま撃沈してしまう。

翌朝は土曜日。二人ともお休み。

昨晩は何だかんだ言って何時もよりはイク回数は少なかったし、体位的にも無理はなかったので、佐々木さんは比較的普通の日と同じくらい元気。

朝ご飯といえる時間にも起きてこれて穏やかな朝食なんだけど、なんとなく村田君が物思いに耽り気味な気がする。

皿洗い担当の佐々木は朝食のお皿を洗いながら、昨日は自分ばっかりで村田君はしていないけど、自分の体力がないせいで気を使わせちゃったのかなぁと思う。

そしてふと、なんだか途中で村田が顰めっ面をしていたのを思い出す。

そういえば一体あれは何だったんだろう、自分はなにか変なことしたのかな、と考え、その所為でもしかして萎えちゃって切り上げた??と、一瞬かすめた思考にヒヤリとする。

あんまり隠し事が得意ではないし、村田に好かれてはいると分かっているけど、まだまだ自信までには至っていない佐々木さん、ソワソワし始める。

そんな落ち着きがなった佐々木に速攻で気がつく村田。

ソファに並んで腰掛けながらどうしたの?と尋ねる村田に佐々木は言葉を濁しつつ「昨日の自分は何か変なことをしたのか、それでもしかして途中で萎えた?」と言うような事を聞く。

すると佐々木の問いに村田は顔を覆うと「違う、佐々木さんが悪いんじゃなくて、ちょっと俺が最低なコト考えちゃっただけ」と珍しく落ちこんだ声を出す。

予想外の村田の反応に驚いて「えっと、なにを…?」と思わず聞いたら「佐々木さんドン引いたら落ち込むからあんま言いたくねぇ…」と、なんだか更に落ち込んでいってるような村田に慌て始める佐々木。

しかしながら珍しい反応にちょっと興味が半分と、慰め半分で「思っただけでしょ? そこまで落ち込まなくてもいいんじゃない」と言ったら「んー……」と返事を濁す。

これはもしや思っただけじゃなくて実行したいと思っているような、揺れている感じかな、とじんわり察する佐々木。佐々木が悟ったことに気がつく村田。

「あのさ、引かない?」

「……内容によるかもだけど……それですぐ村田くんの事を嫌いになったりすることはないと思う」

「佐々木さんのそう言う正直なところ、好きだな」

上手い言葉が見つからなくて、それでも誠実に返す佐々木に村田は目を細める。

「なんかさ、オナホで気持ちよくなってる佐々木さんに、なんか滅茶苦茶ムカついたんだよな」

「えっ……」

「佐々木さん、男だからちんぽしごいて気持ち良いの当たり前じゃん? だけどさ、女につっこんでもこんなに風に気持ちよさそうに喘ぐのかなって思ったらなんかイラッとして……あとやっぱ抱く方が良いとか思ったり…」

ぽつぽつと語る村田の言葉を要約すれば、もしかしてオナホに嫉妬…??と言うことか分かって、村田には悪いが、佐々木は苦笑するしかない。

何かとセックス回数は重ねたが、基本的に佐々木は自身が役割だけではなく、行動的にも受け身で積極的に動けてはいないと自覚している。

こんな調子では女性相手にしたところで昔と大差なく散々な結果になるだろうと。

恥も外聞もなく、みっともなく乱れているのが誰の所為だと思っているのか。自覚のないというか、変なところで後ろ向きな考えになった村田に一つ溜め息をついて。

「少なくとも、君に振られない限りはやってこない心配だね」

「やっぱ抱かれるより抱きたいとか思わねぇ?」

「ん~~……」

村田の言葉に考え込む。経験に対する自信のなさで役割の選択を村田に委ねたところがあった。

だから、どっちが良いか、なんていままで佐々木は明確に考えたことがなくて。

うんうんと色々考え、佐々木が出した答えは。

「うーん、村田くんとするならどっちでも良いのかなぁ……」

結局の所、こんな未来など予想もつかなかったコトで。他人の温もりが心地よいとか、一緒に気持ちよくなることの幸福感だとか、受け入れられるのも村田だから、役割はあんまり関係ないことだと行き着いた佐々木の答えに。

「良いの? 俺、出来ることなら佐々木さんがこの先、誰も抱けないくらい、俺に突っ込まれなきゃイケないくらいになっちまえば良いのに、とか思ってるよ」

「それは、うん、少し手加減してくれたら」

半分は本心、半分はワザと脅す為の物騒な村田の言葉にちょっと尻込みをしなかったと言えば嘘になるが、それでもこんな何てない中年相手にちょっと不安げで必死な様子の村田の事を可愛く見えるくらいには自分だって恋に盲目になっているなぁ、と佐々木は思う。

「手加減ってどれくらい?」

「……毎回ドライとかはキツいかな」

「えっ、佐々木さんドライをキメてたの?? いつ?? あ、この前のアレ!??」

つい先週のセックスで初ドライを決めてたものの、あまりの衝撃と混乱で痛みはないのに「痛い」と口走り、村田が慌てて中断した件の真相をうっかりポロリしてしまった佐々木に食いつく村田。

その後はぐだぐだとしながら「昨日、ホントは続きしたかった」という村田の懇願に押し流されて昼間っからセッセする。あと佐々木さんは村田に「怖くない、怖くないからな?」ってお腹をよしよし撫でられて「う゛ーう゛ー」泣きながらドライさせられる。

その後、

佐々木「勘弁してね、って言ったのに…」(ヨレヨレ)

村田「正直、本当に悪かったって思うけど、佐々木さんはもう少し言うタイミングとか、恥ずかしがるとことかワザと煽ってんのかって思うからもうちょっと考えて欲しい」(真顔) 

佐々木「えっ…コレは僕が悪いの……?」

村田「いや、圧倒的に俺が悪いんだけど。…でもちょっと佐々木さんは発言に注意してくれると嬉しいよね、たまにガチで抱き潰してぇな、っての我慢してる」

佐々木「あ、はい…」

 
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