村田君と佐々木さん

紀村 紀壱

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小ネタ設定集

間取りとか女運とか経済力とか呼び方とか

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Twitterで呟いた小ネタと設定まとめ4

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■【設定】村田君と佐々木さんち後の、同棲したマンションの間取りの話。
村田君と佐々木さんの新居は2DKのマンション。

寝室は一緒にしたいけど、転職したら村田のシフトとか生活リズムが不規則になりがちになりそうなので、寝ているところを起こしたくないな~ってお互いに気を使った結果、それぞれの寝室をつくる形に。
ちなみに部屋割りは佐々木さんは畳部屋5畳で布団、村田くんはセミダブルベッドのフローリング6畳角部屋という間取り。
佐々木さんは慣れてるから畳でもべつに良いよ~って感じで部屋割りの提案を受け入れるのですが、村田くんに「俺の部屋、角部屋だから音を気にしなくていいからね」 って言われて「あ~~そういうことか~~~」って、やっと気づきます。エッチするときは村田くんのお部屋にお誘いみたいなルーチンが出来ます。

一応、佐々木さんの部屋ですることもあるんですが、その時は、昔のアパートみたいに壁が薄いわけじゃないけど、全く聞こえないわけでもないので、声を押し殺しえっちになります。
でも村田くん、ちゃんと気を使ってお隣が留守の時を狙って仕掛けそうです。
基本は声を出してほしいけど、声を一生懸命我慢する佐々木さんも可愛い。でも関係が危うくなるのは嫌だし離したくないのでそこらへんは周到に確認してから事に及びます…




■【設定】女運のない村田くんと、ピアスの設定。

村田は女運がない。
村田家の女性陣は基本的にしっかりした姉さん女房系で、女性に対する気遣いは得意だが、実は自立した女性以外との相性は実は良くなかったりする。

なのに付き合う子はどうもちょっと依存症気味の女の子(しかも一人ではなく多数に認められたい系)の傾向があり、
村田的には恋人には甘えられたいし甘えたいタイプなのだけど、いつの間にか甘えられの比重ばかりが増えての破局のパターンが多い。
基本的に村田が女の子を甘やかすのが趣味なパトロン的オジサマなら良かったけど、普通の若者なので毎回女の子側に去られたり浮気される度に傷ついてる。

そんなところで絡んでくるのがピアスの話。
村田にはピアスホールが右耳3つ、左2つ、眉に一つある。
本人の自覚は無いが、別れるたびにピアスホールが増えてる。
因みに別れた彼女は高校から5人。
高校で二人。大学で二人、社会人になって一人。
内訳は初めの彼女と一緒に二つ。
その後別れたあとに一つづつ増えてる。
村田的には「なんとなく」で、あけてるけど、実際は精神的痛みを肉体的痛みに変える代償行為で、本人は気づいてない。
ピアスホールが痛まなくなった頃には別れを少しふっきれてる。
社会人になってから別れたあとは仕事も忙しいし、しばらく彼女とか良いかな……となって、しばらくしてからの村佐々本編です。
これから村田君のピアスホールは増えることが無いし、むしろ数は一つづつ減ってゆく。

因みに佐々木さんは村田くんはピアスが好きなのかなーと思って誕生日プレゼントとかでピアスを買おうとして、
「こういうのはサプライズが良いんだろうけど、僕はあまりファッションに明るく無いし、あと君のコーディネートが好きだから一緒に選んで欲しい」って村田に正直に言う。
それに村田は佐々木にピアスを貰うのはなんかしっくり来なくて(無自覚)ピアスよりリングが良いなって返す。
最終的にペアリングになります。

なお、このピアスの増える法則に家族は気づいており。
遠い将来、村田くんがいい歳になってピアスホールがなくなった頃には「あんた失恋の度にピアス増えてたわよね」ってツッコまれ、村田くんは(だから佐々木さんにピアスのプレゼント貰うのはなんか嫌だったのはこのせいか…!!!)って気づいて、色々と恥ずかしくて蹲る事になる。




■佐々木の経済力と同棲にあたっての一コマ。

佐々木さんはタバコは吸わないし、お酒は飲むけどあまり強くはないし、アパート家賃安いし、趣味にもそれ程お金を使わないので、 家族を養っていく場合には心許ないけど、一人暮らしには十分な給与の為、意外とちゃんと貯金がある。

村田との同棲時に、

佐々木「村田君に何かあっても僕、ちゃんと貯金あるから家賃の心配しなくても大丈夫だよ」

って言って、同棲の際の家賃を全額持とうとするし、ポロッと貯金額とか言っちゃって、村田に「そう言うのはホイホイ人に言っちゃ駄目だろ」ってメッ!される。

もちろん佐々木さんは「村田君だから(言ったん)だけどなぁ」と思うし、村田もそれは分かっているけど。

村田「それはそれ、これはコレ。俺だって人間なんだから魔が指したり、ズルズル甘えたりするかもだろ」

佐々木「でもまあ、村田君にならもういいかなあって」

村田「そう言うとこ………!!アンタ本当に今までよく結婚詐欺とか引っかからなかったよな…」

佐々木「……ちょっとだけ、引っかかりそうになったけど、大丈夫だったよ」

村田「あったのかよ!!!」

みたいな遣り取りをする。

(結婚詐欺は危なかったけど大丈夫だったらしい)

 

 

■呼び方の小ネタ(美幸は村田の妹) 村佐同棲後、稀に美幸ちゃんが遊びに来る未来の話

美幸「浩にい、ひっさー。コレお土産」

村田「お前もうちょい遠慮しろよ、最近頻度上がってないか?」

佐々木「美幸ちゃん、こんにちは」

美幸「あ、佐々チーこんにちは。おじゃましてま~す」

村田「は?」 

村田「お前、ナニその巫山戯た呼び方。社会人だろ、佐々木さんが優しいからってもうちょいちゃんとしろよ」

佐々木「あ、いや。村田くん、これは…」

美幸「佐々木さんには了承取ってますー! あーもう、ゴメンね佐々木さん、うっかり呼んじゃった」

佐々木「いや元は僕の変な遠慮が原因だし…」

村田「え、何の話?」

美幸「佐々木さんがいつまでも『村田君の妹さん』って呼ぶから『美幸』で良いよって言ったんだけど…」

佐々木「こう、若い子の名前をちゃん付けで呼ぶのってこの歳になるとちょっと抵抗というか…」

美幸「キモいおやじならまだしも、佐々木さんなら別に良いって言ってんのに」

佐々木「ソレで、美幸ちゃんは『じゃあ自分はあだ名で呼ぶからお互い遠慮は無用だよ』って気を利かせてくれたんだよ。勘違いさせてごめんね」

村田「いや、佐々木さんが謝ることじゃないし」 

美幸「うん、大丈夫だよ佐々木さん。浩にいのコレ、ただの嫉妬だし」

村田「美幸、だまれ」

佐々木「えっと……?」

美幸「浩にいも佐々木さんに下の名前で呼んで欲しいって事だよ。私が羨ましいの」

佐々木「あっ……え、そうなの?」

村田「いやほんとお前ふざけんなよ佐々木さん気にしなくて良いから」

美幸「浩にい、図星さされたとき結構ワンブレスになるからコレ豆知識ね」

村田「だまれって」

佐々木「えっと、じゃあ、今度から……こ、浩介くんって呼ぶようにしようか……?」

村田「!? あ、お、おう…………じゃあ俺も…」

美幸「でも佐々木さんは下の名前(一郎)で呼ばれるの嫌いだよね」

村田「待って俺ソレ知らないんだけど、なんでお前が知ってんの???」

佐々木「あ、嫌いって程じゃなくて苦手って言うか……」

美幸「ほら、佐々木さんって有名人とよく似た名前じゃん。ソレで昔弄られてあんまり好きじゃないんだって」

佐々木「あと、三男なのにこの名前ってのもあって、色々とね…」

村田「あ゛ー……」

佐々木「あ、でも別に大丈夫だよ!」

村田「名前呼びって、親しくしないとあんまりしないじゃん。だから少し特別って感じがするだけで。そういう事情があるなら大丈夫」

佐々木「……そう?」

村田「うん、でも俺は名前で読んでくれると嬉しい」

佐々木「わかった」→

美幸「浩にいは切っ掛け作った私に感謝するべきだと思う」

村田「お前はもうちょっと黙って」

って感じで、村佐はいつか佐々木が村田の事を下の名前で呼び始める。

でもしばらく慣れなくて村田呼びしちゃう。とくにセッセの時は村田呼びしちゃう。

村田君、美幸ちゃんと話すときは言葉遣いがつっけんどんになるというか。

美幸曰く「格好付け」が崩れがち。遠慮の無い仲良し同士。

佐々木さんは村田君がもうちょっと自分に対しても遠慮無くして良いのになーと思ってるけど、村田君は佐々木さんに格好付けたいので永遠に無理。 

ちなみにもう少し遠い未来に佐々木さんは村田君にしたの名前で呼んで欲しいと自分から申し出ます。

佐々木「長い間、自分の名前が苦手だったけど。君に呼んで貰ったら、なんだか自分の名前が好きになりそうな気がしたんだ」

 


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