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本編後の同棲に至る小話
村田君と佐々木さんち 3*
しおりを挟む雀がベランダの柵で鳴いている。
その声をぼんやりと聞きながら佐々木は目を開けて、いつもよりスッキリとした目覚めに、なんだかよく寝られたなぁ、と思った。
最近、寝付きが悪いとは薄々感じていたが、思っていた以上に寝不足ぎみだったようだ。
そこまで考えたところで「あれ、自分はいつの間に布団に入ったのだろうか」と気づいて。
(穴があったら入りたい――!!)
佐々木の脳裏に昨晩の記憶がじわじわと蘇ってくる。
気持ちに勢いをつけるつもりで、ほんの少しだけアルコールの力を借りるはずが。
酒は飲んでも飲まれるなという言葉が浮かんで消える。
いっそのこと記憶が飛んでいれば良かった。
いやしかし、それでは『問題が解決した事』まで忘れてしまうから困るな、でもまさかあんな醜態を晒してしまうなんて、と頭を抱えたところに。
「あ、佐々木さん起きた?」
「ッ!」
ぺたぺたと畳を踏む音と、声が近づいてきて、佐々木はぎくりと身体を強ばらせた。
「おはよう、佐々木さん」
「おはよう……ごめんなさい」
「なんで謝るんだよ」
布団の中で丸まったまま、佐々木が消え入るような声で謝罪をすれば、村田は笑う。
「昨日は君にとんだ迷惑を」
「それってかぁ~いい嫉妬をしてくれたこと?」
「か、わいぃ、とか……」
村田は何を言ってるんだろうか。
アレは決して、そんなモノじゃなかっただろうに。
時折、佐々木には理解しかねる村田の独特の感覚に言葉を失って戸惑う。
「でも良かった。ちゃんと昨夜の事覚えてんだ」
「覚えてるなにも――」
ミシッと随分とすぐ側で畳が軋む音がして。
布団を被ったその上に気配を感じ、佐々木はそろりと布団から顔を出せば。
「じゃあ『約束』も覚えてるよな?」
まるでウサギの巣穴をのぞきこむ狐のように、目を細めた村田と至近距離で視線がかち合って。
その顔と言葉に、佐々木は村田と交わした昨夜の『約束』を改めて思い出した。
去りゆく未来ある若者に縋りつくなど、してはいけないと思っていたのだ。
元より年上としての威厳など米粒ほどだから、せめて理解ある大人であろうと。アルコールにほんの少し勇気を貰うはずだったが、気がつけば佐々木はボロボロと胸の内を村田に吐露してしまっていた。
いざ対峙して、言葉に出してしまえば。自覚していた以上に随分と己は村田の事が好きになっていたのだと気づいてしまい、どうしても別れてあげると言えず、自分が情けなくって悲観していたのに。
「んっ、……ぁ、っ……めっ……」
「ふ、無理」
どうして、こんなことになっているのか。
じゅうっと舌を吸われるとビリビリと痺れが背中を走る。
上顎を、舌裏を舐る器用な村田の舌から逃れようと、佐々木が必死に顔を背けても、村田は難なく首を伸ばして追ってくる。
佐々木の肉の薄い両手首は村田の手が一つにまとめて胸元に押しつけられ。仰向けに転がされたうえに村田からのしかかられると、小柄な佐々木はたいした身動きなど取れやしない。
口の中の粘膜を擦り合わせるのが思いのほか気持ちが良いモノなのだと、佐々木はこの歳になって村田に教えられてしまって。
唇を合わせ舌を擦り合わせられると、頭がぼうっとし始める。
それでも、このまま溺れるてしまうのは。流されてしまってはいけないと、佐々木は悪あがき足掻きのような抵抗をする。
「い……や、だっ……」
「っ、ヤダじゃないだろ」
「お、ねがいっ……僕は、も、これ以上……」
村田を好きになるのは辛いのだ。
何故それを分かってくれないのかと暴れた足が、がたんとこたつにぶつかって大きな音を立てて。
その音に村田がピクリと反応して動きを止めた。
「ん、足、大丈夫? 打った?」
「なんで、そういうとこで、止まるかなぁ……」
チラリ、と村田は視線を後ろに下げ、心配するさまに佐々木の胸がぎゅうっと引き絞られる。
そういうとこだ。そんな村田の優しくて、自分を大切にしてくれるところが、酷く手放すことを耐え難くするというのに。
顔を歪ませる佐々木に、村田は一瞬不思議そうな顔をして。
そしてふと、なにかを思い付いた様子を見せた後にその形の良い眉をきゅっと寄せた。
「佐々木さん、もしかしてまだ俺の言葉、信じてない?」
「君の、言葉?」
「佐々木さんのこと好きだし、別れるつもりはないし、一緒に暮らそうって」
「え」
「嘘じゃないよ」
改めて顔をつきあわせ、村田は真剣な顔をして告げる。
追い打ちをかけるように否定もさせないようにした言葉は、まっすぐとそのまま佐々木に刺さり。
同様の言葉を、ほんの少し前に告げられてはいたけれども。その時の佐々木は正直なところ、いっぱいいっぱいだったのだ。固く守りに入っていたせいで、投げかけられる言葉も上手く受け止められず。取りこぼす有様だったのが、守りの内側まで入り込まれた今は、無防備に村田の言葉を飲み込むしかなくて。
「でも、断った」
「断った? あっ、違う! 考えさせて欲しいって」
「僕の提案が重かったのかと」
「佐々木さんが? 重いのはどっちかって言うと俺の方だろ」
「村田君は重くないよ」
「なら良いけど……てか、そもそも、佐々木さんの申し出を一旦保留にしたのは情けなかったからだよ」
村田のどこに情けない要素があったのだろうかと、今度は佐々木が不思議に思う。
すると、そんな佐々木の表情に村田は眉を下げて。
「あれにホイホイ頷くのは甘えすぎだろ。俺から佐々木さんに頼むならまだしも」
「君はしっかりしてるから、甘えてもいいんじゃないかなぁ」
佐々木からすれば、村田は若い頃の自分より何倍もしっかりしている。
実際、何店舗もの管理マネジメントを任され、話を聞いているだけでもきちんと考えて行動しているのが分かるのだ。
だからこそ。
道に迷う村田に、少しは手助けが出来たらと思って提案したのだけれども。
おかしな事を言うなぁ、とばかりに首を傾げた佐々木に村田は苦笑する。
「それを言うなら佐々木さんだって遠慮せずに俺にもっと甘えろよ。我が儘とかもさ、もっと俺に見せて」
「それ、は……」
さきほど十二分に、見苦しい我が儘を言ったばかりな気がするのだが。
目を泳がせれば、村田はついっと目をすがめ、己の額を佐々木の額とコツンと合わせてくる。
綺麗な鳶色の瞳が至近距離で言い淀む佐々木をじいっと見つめ。
「ところで、まだ『イヤ』で、『信じられない』?」
「あ」
尋ねられて、本題を思い出す。
そこでようやっと、自分が勝手に勘違いを起こし、落ち込んだ果てにみっともない暴走をしでかしたという顛末に気がついて。
かあっと、顔に血がのぼって熱い。
「ぼ、ぼく、は……」
「うん」
「ゴメン、忘れて。こんなつもりじゃなかったんだ……!」
「それは出来ない約束かな」
羞恥に耐えられなくって顔を覆ってしまいたいのに、いまだに両手は村田に捕らえられたままで。佐々木は空気が足りない魚のようにアワアワと口を戦慄かせながら弁解する。
だがそれを村田は即座に一刀両断しながら。
「佐々木さん、俺にチューされると、もっと好きになるんだよね?」
「ゴメン、ホントにゴメン、お願いだから忘れて……!」
「それって口だけ? ココとか、耳とかでも好きになっちゃう?」
「まっ……ん、っ、そん、な」
自分でも馬鹿みたいな事を言ったのだろうと思ってるのに。それを掘り返す意地悪な問いに、居た堪らなく佐々木はせめてとばかりに顔を背ける。しかしそれにも村田は笑みを含んだ声で唇をこめかみへ、耳へと擽るようにちゅう、っと押しつけ、仕舞には悪戯に耳たぶを食んでくる。
「ね、佐々木さん『イヤ』? 続きしたい。アンタのこと滅茶苦茶可愛がりたい」
熱っぽい声が耳孔を舐る。村田が覆い被さった身体をゆすりと動かせば、佐々木の太ももに固いモノが押しつけられた。
明け透けな言葉を耳に吹き込まれ、欲情の証を擦り寄せられて佐々木の身体にもカッと火が移る。頭が沸騰しそうだ。
きっと村田は意地悪な笑みを浮かべているのだろう。そう思ってチラリと視線を向けた先には、想像と違い、思いのほか真剣な村田の顔があって。
「……………~~~っ、イヤじゃないです……」
「あは、なにその敬語」
破顔する村田に、嗚呼もう、反則だ、と佐々木は心の内でため息をつく。
こんな風に受け身で行為を望む言葉を口にするのは、何度経験したとしても恥ずかしくて堪らない。
だがちゃんと伝えずに村田が自分のように落ち込むよりは、恥ずかしさに耐えるようがよっぽどましだと思ってしまう。
そもそも結局のところ村田との行為は、塗りつぶされるような鮮烈な快楽を追うだけじゃなく。己に触れる他人の熱が溶け合うのが心地よいのだと知ってしまって、容易く手放せないのは自分も同じなのだ。
村田の手が掴んでいたのを忘れていたというように、もしくは安心したというように、佐々木の手首の拘束を解く。気遣うように離れざま手首をなぞった村田の指先が少し冷たくなっていた気がして、佐々木は大丈夫だよと伝えるつもりで村田の肩を撫でかけ、思い出す。
「あ、待って。村田くんゴメン、準備してない。えっと、お風呂……」
するとは思っていなかったから。
風呂には入っていたが、後ろの準備をしていなかった。
流れを断ち切るのは佐々木自身も後ろ髪を引かれたが、いかんせん伝えなくては仕方がないと自己申告すれば。
「ん~? あぁ、そっか。良いよ『今日は』こっちは我慢するし」
「えっ、ひぇっ!?」
我慢すると言いながら、村田の手が佐々木の腰を撫でて尻をむんず、と掴んで揉んでくるから、驚いて声が出る。
「したいけど、無茶しそうなんだよな。声、我慢しなきゃだろ?」
「う、うん……」
佐々木のアパートはあまり防音がよろしくない。いくら近いうちに改装で引っ越しが決まっているからといっても、近所づきあいに不安要素をわざわざ残す事はしたくはないものだ。
……しかしながら声の心配をするような『無茶』とは一体、と一瞬気になったところに。
「なんかもう、いま離すの無理。今日はこのままイチャイチャしたい」
「んんっ」
はあっと熱いため息を吐いた勢いのままそう言い切って、村田が覆い被さってキスをしてくる。
後ろに回った腕に、ぐっと力が入ったかと思えば引き寄せられて、腰の角度を調整されたのだと気がついたのは、佐々木のペニスヘ狙い澄ましたかのように既に兆した村田のソコが押しつけられてからだった。
「うっ……ん、く、ぅ……」
「ふ、はは、じれったいけどっ……、いつもより気持ちーな」
二人とも服を着たままで。
子供の様な唇を押しつけるキスや、舌を絡めて扱くような深いキスをしながら。
ゆさゆさと、股間同士をくっつけて腰を揺すられる刺激は、酷くもどかしくて、それでいて村田の言葉通り、いつもより何故だか何倍も気持ちが良い。
村田に喉仏から顎下までを撫でられると、ぞわぞわとした感覚が走って、まるで猫の様に首を反らし悶えてしまう。
「な、直接触って欲しい?」
「ん、んっ」
服の上で擦り合わせるだけでこんなに気持ちが良いのだから、直接触ったらどれだけ気持ちが良いのだろうか。
セックスをしたいだとか、そんな期待をしていたつもりはないのに。
下着の中は先走りでしとどに濡れて、きっと目も当てられない有様だ。
いつもよりも緩やかなはずの接触で、身体が村田に与えられる快感をもっともっとと望んでいる。それを浅ましいと思うのに、キスだけでふやけた思考は村田の言葉に首を縦に振りながら、待てないと急いて。
「ははっ、佐々木さん酷いな。一人で、気持ちよくなるなんて」
先ほどまで村田の肩に縋っていた佐々木の手が、村田のによって露出させられた分身に無意識のうちに伸ばされる。セックスにおいて村田に翻弄されがちな佐々木は、あまり能動的に動くことは少ない。それなのに目の前で自らを慰め始めた佐々木に、村田は唇を舐めて口元を吊り上げた。
「あっ、あっ、ごめ、んなっ……とま、とまら、なく」
「イヤラシーの」
どうやら未だ佐々木の中に残ったアルコールが、珍しくいつもは羞恥に固まる方から、快楽の欲望の枷を外す方に大きく作用したようだった。
一度触れて刺激が与えられると、駄目だ。
よくよく考えれば前回村田としてから自慰すらしていなかった所為で、たまっている状態なのだと気づけただろうが。
既に熱で沸騰しきった頭はそんな事に思い至る余裕もなく。元より快楽を感じて踏み止まれる人間というのは少ない。アルコールと不安が解消したことで開放感が生み出され。村田に触れられて高められた熱は佐々木が意識している以上に多幸感を発生させ、はしたないと思うのに気持ちよくてペニスを扱く動きが止められない。
村田に揶揄られて、恥ずかしくて堪らなくなりつつも頭の芯がかあっと熱くなる。
自分は、一人で何をしているのだろう。村田の前で自慰をしている事を恥じ入りながら、身の内の抑えきれぬ情欲に戸惑えば、そこに村田の熱杭が押しつけられ。
「……ね、俺のも一緒に」
「あっ、ああっ! ……ん、ぐっ」
片足が村田に抱えられる。会陰がつき上げられ、袋まで潰されるかのように村田の陰茎をこすりつけられる。その刺激に思わず大きな喘ぎが漏れたのを村田が噛みつくように口づけて飲み込んだ。
「自分で擦るより反応良いね、佐々木さん、ココ押されるの好きだもんね」
「あ、ぁ、そ、こっ、あ、ひ、ぃっ、っ、いっ!」
入れられていない。
入れられてはいないのに。
会陰をぐっぐっと押し上げられ、前立腺を外側からつぶされて、腹の奥がビリビリと痺れてそのまま頭の中まで引っ掻いてゆく。
歯を食いしばって声を抑えるが、引きつれた悲鳴がひっきりなしに漏れて止まらない。
村田がもう片方の佐々木の足も掴み、両方の太ももをピタリとくっつける。
「ん、良いなこれ、締まって、気持ちいいっ」
「ふ、ぁ、やっ、ぁ、こ、ぇっ、っ……!」
「っ、可愛い、その顔。佐々木さんも、気持ちいんだ」
興奮に染まった声で、村田が笑う。
閉じだ股の間を熱い村田のペニスが行き来する。
いつの間にか佐々木の手は自身から離れ、助けを求めるようにこの状況へ追い込む村田の腕をつかむ。
村田が腰をスライドさせる度に、乾いた音が響き、押しつぶされた会陰に追い打ちでベちべちと村田の陰嚢が叩き付けられて、その度にパチパチと小さな星が目の前ではじける。
責め立てられて頭の中が揉みくちゃになりながら、イってるのに、と思うのに、頭のどこかで違う。という声がする。
「ぁ、やだ、ぃや、だ、ちがッ……んっ、んっ……!!」
「んっ、は、佐々木さん? どうした……?」
「イって、る、……のにっ、…イけな、……」
首を振って悶えうつ佐々木の様子が、少しおかしくて。村田はどうしたことかと視線を下に投げれば。
佐々木のペニスからは自己申告通りトロトロと精液と先走りが垂れて腹を濡らしている。
「ゴメン、佐々木さん、イって辛いだろうけど、もうちょっと付き合って」
「んっ、ちがッ……イけ、な…ぃっ」
「ん……?」
村田が腰を打ち付ける度に首をのけ反らせ痙攣するのに、佐々木の言葉は身体の反応とはまるで反対の内容を訴える。
その様子を見て村田の脳裏に一瞬とある仮説が思い浮かぶが、直ぐさまそんなまさかと思い直し。
――思い直したのだけども。
「……」
「ひ、ぅ、あぁっ!」
「佐々木、さん、もしかしてココが寂しいの?」
手をそっと伸ばして佐々木の下腹部を押せば、佐々木が目を見開いて身体を跳ねさせた。
「あ、ぁ、ちが、ぁ、そん、そんな……」
腹を押された佐々木が狼狽えて。
村田に腹を押され、言われた言葉に佐々木は口を戦慄かせながら首を横に振るが。
その時二人の脳裏に浮かんだのは同じ答えで。
佐々木は自身の躰が示した状態に動揺が隠せず否定を繰り返し。
「……………うん。とりあえず…………今日は。今日は、我慢、俺も我慢する」
村田は必死に深呼吸をして己の中の衝動をいなす。
「村田、くん……ちが、僕、は……」
「うん、分かってる。分かってるから」
混乱した様子の佐々木が可哀想だと思うのだが、その感情と勝るとも劣らぬほどに、腹の中へ受け入れなければ物足りぬ身体になった事への興奮を抑えるのに苦労する。
しかもおおもとの原因は目の前の自分の所為なのに。佐々木の手はいまだ村田の腕を助けを求めるように掴んだままで。
村田は愉悦に歪みそうになる顔を必死にこらえ、目元をヒクつかせながら、何が「分かった」なのだろうかと思いつつ、落ち着けと自身に言い聞かせる。
ただし、それはあくまでも今日のところは、という話で。
「佐々木さん、さ、明日、俺に頂戴」
「……え」
「明日、いっぱい甘えさせて。声とか気にしなくて良いとこで、いっぱい」
「あ、ぁ……」
村田の言葉の意味に気がついた佐々木の目が、恐れを抱きながらも溶けたのを見逃がさず。
きっと自分は酷い顔をしているのだろうと村田は思う。
実際、ギラギラと抑えきれない高ぶりをたたえた村田の顔に、佐々木は『甘える』とはそう言う意味じゃなかったのにと思いつつも首を縦に振る以外が出来ない。
「約束な」
コクリ、と頷いた佐々木に、村田はとうとうこらえきれずにぃっと笑って。
それから――
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