「私は○○です」?!

咲駆良

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揺れる世界

大切な存在 5

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「リッくん、おれさ、“鍵”を“禁書庫”にいれたよ。あの日の約束、よろしくな。」

「…フリー、おまえ…」

すると、フリー王は人差し指を口元にあてて、ナイショのポーズを作った。

その直後、その体のまわりを黒いカタマリが包んで…

「うぅ…っ、リッくん、しん、じ、てるぜ」

そう言って、消えてしまった。

「フリー…!」

そして、リルの声に反応ほ還ってこなかった。


「そんな…」

「……ふたりとも、いこう。」

この時のリルの悔しそうな顔は、きっと忘れられないかも。

さて、リル達のためにも頑張らなきゃ、ね…。
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