260 / 388
揺れる世界
壊れる未来、残った異物 8
しおりを挟む
ーふぅ……
そして、私は、この世界に来た頃、フェンから教わった魔法を放つ準備をした。
“それ”は、自分にとって大切な相手を傷付けず、かつ、今のフェンのように魔石を奪おうとするものを殺し祓う、そんな魔法だ。
「さき、私も手伝うよ」
隣で親友がそう言って、「キンッ」という音と共に、聖女の魔法のひとつにあたる「結界」を使った。
そしてその結界は、私達とフェンの身体周りにぴったり張ったのを感じた。
そして、私は、この世界に来た頃、フェンから教わった魔法を放つ準備をした。
“それ”は、自分にとって大切な相手を傷付けず、かつ、今のフェンのように魔石を奪おうとするものを殺し祓う、そんな魔法だ。
「さき、私も手伝うよ」
隣で親友がそう言って、「キンッ」という音と共に、聖女の魔法のひとつにあたる「結界」を使った。
そしてその結界は、私達とフェンの身体周りにぴったり張ったのを感じた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
お姫様の願い事
月詠世理
児童書・童話
赤子が生まれた時に母親は亡くなってしまった。赤子は実の父親から嫌われてしまう。そのため、赤子は血の繋がらない女に育てられた。 決められた期限は十年。十歳になった女の子は母親代わりに連れられて城に行くことになった。女の子の実の父親のもとへ——。女の子はさいごに何を願うのだろうか。
ローズお姉さまのドレス
有沢真尋
児童書・童話
最近のルイーゼは少しおかしい。
いつも丈の合わない、ローズお姉さまのドレスを着ている。
話し方もお姉さまそっくり。
わたしと同じ年なのに、ずいぶん年上のように振舞う。
表紙はかんたん表紙メーカーさまで作成
妖精の約束
鹿野 秋乃
児童書・童話
冬の夜。眠れない少年に母が語り聞かせた物語は、妖精の郷を救った王子の冒険だった。昔どこかで誰かに聞いたかもしれないおとぎ話。図書館の隅で読んだかも知れない童話。大人になって、ふと思い出す。そんな懐かしい、お菓子のようなお話。
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる