「私は○○です」?!

咲駆良

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ヘンカとヘンゲ

聖女の秘密4

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「お二方、もし…もしその文様がどんなものなのか、知った時が恐く、ないのか?」

「恐くない、と言えば、嘘になります。けど」

「「けれど、私達は、あの世界の出身者として、しらなければならないのだと、何となく感じるのです。」」

「サキ殿も、そうなのですか…。」

…はっ、しまった。
つい言ってしまった…。

「はぃ…王様は、もしかするとご存じかもしれませんが。」

「そうですか…。その文様は、元聖女である王様の姫によると、『こころ』というものなのだそうです。」

こころ…心? それとも、想?
どちらにしても、気持ちや思いを伝える源だ。
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