「私は○○です」?!

咲駆良

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神獣に育てられたもの

ミミ王女2

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実は、ミミ王女様の声は、元々声帯筋があまり発達していなかったらしく、声を出すことが困難だ。

だからこうして、ボディランゲージや筆談で会話が成り立っている。

けど、ミミ王女様の筆談は、まだ難しい字は知らないながらも、とても速いのだ。

初めてそれを数日前に拝見した時は、思わずびっくりしてしまった。

『サキさん、おねえさまはナイルおうじのこと、すきなの? ミミより?』

お部屋に向かう途中、裾をクイクイ合図されて、そのメモを手渡された。

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