「私は○○です」?!

咲駆良

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プロローグ

日常

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ーカッ、カッ、カッ、カッ・・・

タイル張りな床に私のヒールの歩く音がよく響くわぁ。

それにしても、もうお昼・・・
お腹すいたなあ。

そんなことを考えていたら、後ろから馴染みの同僚が走ってくる音がした。

「咲!」

「やっちゃん。相変わらず、元気ねぇ。」

「むぅ、咲おばあちゃんみたい。同じ年齢なのに。」

「仕方ないでしょぉ、お昼でお腹ペコペコなんだから。」

「ほぉんと、咲って食いしん坊よねぇ。」

「えぇっ、やっちゃんだって食いしん坊じゃん。」

「咲には負けます。ほら、したらお昼さっさと行こ?」

「そうだねぇ。」

そう言って、私達はいつも行くカフェに向かって急いだ。
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