27 / 31
第1章
伝承。そして、ギルド長。(2/4改定)
しおりを挟む
カナ達が立ち去っていった後の食堂。
一人、シロウは先ほど洗った皿を布巾で磨き上げていた。しかし、その手は一向に進まないのであった。
何故ならば、シロウの頭に引っかかる事があり、それはこの国に深くから伝わる御伽噺から作られたという詩が所以であった。
その為、シロウは一人、その詩を繰り返しリズムに乗せて何度も紡いでいたのであった。
「『我、アルラトと深く縁を結ぶモノ、我、6つの星と共にあるもの。
我、貌無き混沌の神と縁を結んだもの。
己が作り出した妄執と固定概念に囚われた時、世界に現れしは人と欲望に紛れし穢らわしき現れん。
緑豊かな国土を揺るがし、この国が、民が通るべき道筋を歪め、聖杯を貶めんとする時、我、黒き衣を纏いて、己が白き従者と共に時と狭間を超えてこの地に立たん』……まさか、な。あの二人が。御伽噺だろう、その話は。であるなら……」
露骨過ぎる程に、タイミングよく現れたあの二人の存在に所詮御伽噺と片付けられない予感を感じつつ一人苦笑いをしたのだった。
その中、闇に紛れて急に現れた不自然な虹色の蝶にシロウの表情は苦くも引き締まっていったのであった。そして、ただ一言だけ漏らしたのであった。
「……もう、やめてくれないか。」
--------------------------------
同時刻、サーフェイスのギルド内応接間にて。
女といかにも恰幅のいい髭の男が机を挟んで向かい合っている。
その女とは、ハイネ。男の方は、ギルドの中で一番権力を持つギルド長に就任している。
男の名は、コルダデソルトJr。父親からギルドを引き継いだばかりの所謂お坊っちゃまであり、権力者には甘く庶民には厳しいと言う専らの噂の男である。
彼は、ハイネの提出した書類をわざとらしくヒラヒラと振って机に叩きつける。顔はすでに真っ赤である。
「この報告書は、なんでしゅか。本日登録にきた正体不明の男女が、ギルドランク判別用の水晶に触れたところ、存在しない闇属性と光属性を示した挙句にBランク相当、そして、Cランクの輩を殺した上に、僕ちゃんに謁見せずに帰宅したでしゅと!嘘をつくのも大概にしなしゃい!御伽噺を語る輩など、僕は許さにゅぞ」
己が書き上げた報告書をぞんざいに扱われてハイネの額には青筋が立っていたが、この男は気づくはずもなく。一応、上司にあたるのでハイネは怒りを抑えて頷き口を開いたのであった。
「事実です。私も闇属性と光属性の反応が出るなど御伽噺の中でしかあり得ないと思っていました。ですが、実在しました。カナという少女が水晶に闇属性を示す紫の反応を。従者であろうセトという青年が光属性を示す水晶を光らせる反応を示し、タイミングよく絡んできた冒険者との決闘の中で、闇と光の魔力をそれぞれ出していた。ギルド長も確認したはずです。あの常軌を逸した戦い。そして、ザーコとそのパートナーの結末を。私としては、人間が獣の姿になってしまうことにも疑念が拭えません。そう言ったことがまかり通るなら、モンスターが街に入ってきていてもわからないということになりますが。……彼女達は当面静観することを進言します。恐らく二人はBランクとは言え、力を完全には制御しきれてはいないと見受けられます。それに、御伽噺の中に出てくる二人に酷似しています。流石に、御伽噺は御伽噺ですから、信憑性はないとはいえ、万が一という事もあり得ないとは言い切れません。……あの二人はステラの面々と知り合ったようですので、暴発しても抑止力にはなるかと」
一部に皮肉を含め、一度に吐き捨てたハイネの様子に、コルダデソルトJrはフンと鼻を鳴らしつつ、にわかに信じられない様子を見せている。人が獣に変わったという前代未聞の事態にもなぜか落ち着き払っているし、人を使わせたという事もしていないらしい。
「たしかに。たしかに反応も、決闘も先程全て確認したでしゅ。……僕ちんも水晶の故障とは言い難いでしゅ。……由々しき事態でしゅな。ハイネ。人が獣に変わったのは無論女皇に報告はしておくでしゅ。故に他言無用ゅぞ。…………カナとセトという輩も無論、皇都に報告しゅるでしゅ。故に心配はないでしゅ。報告をあげたことに関しては評価するでしゅ。報告ご苦労。2人に関しては、皇都での決定を待って我らも行動するでち。さあ明日も早いでしゅ帰宅するでち」
「ちょ、意味が……!」
真っ赤な顔をそのままに偉そうに、そう言い放てばハイネを立ち上がらせさっさと部屋から追い出そうとしている。
そういった態度に不信感を覚えたハイネだが、流石に向こうは男故にずるずると押し切られそのまま
部屋の外に出されてしまった。慌ててドアを叩くが返答はない。
「ギルド長!」
暫しドアを叩いて返答がなく、これ以上何かを見込めないと理解したハイネは、トボトボとギルドの建物を出て行く。ただ、その心に浮かぶは疑念と謎だらけのギルド長の態度である。
「……一体、あの御伽噺の詩は何なのかしら……それに、ギルド長は一体何を知っているというのかしら……」
ハイネは、1人帰宅をしながら浮かぶ疑問を抱えていたのだった。
--------------------------------
ハイネを追い出した後、コルダデソルトJrは慌てて、応接間を飛び出し己の部屋であるギルド長室へと戻れば即座に鍵を閉め誰もいないことを確認するようにキョロキョロと辺りを見回してそのままカーテンを閉める。
そのまま、ゆっくりと部屋の本棚を一つズラせば隠し扉が現れそれを迷いなく潜って行く。そこは、隠し部屋のようだ。
その中は石造りで作られ、その中央に一つだけポツリと水の張った洗面器程の金の杯が存在しているだけの空間であった。
コルダデソルトJrは、杯に近づけば魔力を流して起動させる。魔力が流れれば水面は数度揺れ、先程までコルダデソルトJrの恰幅の良い御姿を映していたが、すぐに豪華絢爛な部屋を映し出す。その画面には明らかに高価そうな装飾の椅子に座り、上半身裸の美少年たちを侍らせ、挙句に足置きにすらし、ピンク色の瞳にピンクの髪をボブにした女が現れたのだった。女は若い娘が着るような純白で露出度の高いのドレスを着ている。
コルダデソルトJrは、その姿に一瞬顔を引きつらせたが、即座に口を開く。
「我が国を統べる女皇様。ジュリア女皇様。サーフェイスギルド長、コルダデソルトJrでございます。急ぎ報告を」
コルダデソルトJrからの突然の接触だが、明らかに嫌そうに目を背けている。
そう、その女こそ、港街サーフェイスが属するクリタミナ皇国を統べるジュリア女皇なのである。
「なによ、くだらない事だったら、処刑するわよ」
どうやら高圧的な言葉を発するあたり、明らかに機嫌は悪いようだ。
------------------------------
閲覧ありがとうございます。
お久しぶりです。着実に物語の登場人物たちが揃ってきました。
後程該当項目を更新いたします。
また次回もよろしくお願いします。
一人、シロウは先ほど洗った皿を布巾で磨き上げていた。しかし、その手は一向に進まないのであった。
何故ならば、シロウの頭に引っかかる事があり、それはこの国に深くから伝わる御伽噺から作られたという詩が所以であった。
その為、シロウは一人、その詩を繰り返しリズムに乗せて何度も紡いでいたのであった。
「『我、アルラトと深く縁を結ぶモノ、我、6つの星と共にあるもの。
我、貌無き混沌の神と縁を結んだもの。
己が作り出した妄執と固定概念に囚われた時、世界に現れしは人と欲望に紛れし穢らわしき現れん。
緑豊かな国土を揺るがし、この国が、民が通るべき道筋を歪め、聖杯を貶めんとする時、我、黒き衣を纏いて、己が白き従者と共に時と狭間を超えてこの地に立たん』……まさか、な。あの二人が。御伽噺だろう、その話は。であるなら……」
露骨過ぎる程に、タイミングよく現れたあの二人の存在に所詮御伽噺と片付けられない予感を感じつつ一人苦笑いをしたのだった。
その中、闇に紛れて急に現れた不自然な虹色の蝶にシロウの表情は苦くも引き締まっていったのであった。そして、ただ一言だけ漏らしたのであった。
「……もう、やめてくれないか。」
--------------------------------
同時刻、サーフェイスのギルド内応接間にて。
女といかにも恰幅のいい髭の男が机を挟んで向かい合っている。
その女とは、ハイネ。男の方は、ギルドの中で一番権力を持つギルド長に就任している。
男の名は、コルダデソルトJr。父親からギルドを引き継いだばかりの所謂お坊っちゃまであり、権力者には甘く庶民には厳しいと言う専らの噂の男である。
彼は、ハイネの提出した書類をわざとらしくヒラヒラと振って机に叩きつける。顔はすでに真っ赤である。
「この報告書は、なんでしゅか。本日登録にきた正体不明の男女が、ギルドランク判別用の水晶に触れたところ、存在しない闇属性と光属性を示した挙句にBランク相当、そして、Cランクの輩を殺した上に、僕ちゃんに謁見せずに帰宅したでしゅと!嘘をつくのも大概にしなしゃい!御伽噺を語る輩など、僕は許さにゅぞ」
己が書き上げた報告書をぞんざいに扱われてハイネの額には青筋が立っていたが、この男は気づくはずもなく。一応、上司にあたるのでハイネは怒りを抑えて頷き口を開いたのであった。
「事実です。私も闇属性と光属性の反応が出るなど御伽噺の中でしかあり得ないと思っていました。ですが、実在しました。カナという少女が水晶に闇属性を示す紫の反応を。従者であろうセトという青年が光属性を示す水晶を光らせる反応を示し、タイミングよく絡んできた冒険者との決闘の中で、闇と光の魔力をそれぞれ出していた。ギルド長も確認したはずです。あの常軌を逸した戦い。そして、ザーコとそのパートナーの結末を。私としては、人間が獣の姿になってしまうことにも疑念が拭えません。そう言ったことがまかり通るなら、モンスターが街に入ってきていてもわからないということになりますが。……彼女達は当面静観することを進言します。恐らく二人はBランクとは言え、力を完全には制御しきれてはいないと見受けられます。それに、御伽噺の中に出てくる二人に酷似しています。流石に、御伽噺は御伽噺ですから、信憑性はないとはいえ、万が一という事もあり得ないとは言い切れません。……あの二人はステラの面々と知り合ったようですので、暴発しても抑止力にはなるかと」
一部に皮肉を含め、一度に吐き捨てたハイネの様子に、コルダデソルトJrはフンと鼻を鳴らしつつ、にわかに信じられない様子を見せている。人が獣に変わったという前代未聞の事態にもなぜか落ち着き払っているし、人を使わせたという事もしていないらしい。
「たしかに。たしかに反応も、決闘も先程全て確認したでしゅ。……僕ちんも水晶の故障とは言い難いでしゅ。……由々しき事態でしゅな。ハイネ。人が獣に変わったのは無論女皇に報告はしておくでしゅ。故に他言無用ゅぞ。…………カナとセトという輩も無論、皇都に報告しゅるでしゅ。故に心配はないでしゅ。報告をあげたことに関しては評価するでしゅ。報告ご苦労。2人に関しては、皇都での決定を待って我らも行動するでち。さあ明日も早いでしゅ帰宅するでち」
「ちょ、意味が……!」
真っ赤な顔をそのままに偉そうに、そう言い放てばハイネを立ち上がらせさっさと部屋から追い出そうとしている。
そういった態度に不信感を覚えたハイネだが、流石に向こうは男故にずるずると押し切られそのまま
部屋の外に出されてしまった。慌ててドアを叩くが返答はない。
「ギルド長!」
暫しドアを叩いて返答がなく、これ以上何かを見込めないと理解したハイネは、トボトボとギルドの建物を出て行く。ただ、その心に浮かぶは疑念と謎だらけのギルド長の態度である。
「……一体、あの御伽噺の詩は何なのかしら……それに、ギルド長は一体何を知っているというのかしら……」
ハイネは、1人帰宅をしながら浮かぶ疑問を抱えていたのだった。
--------------------------------
ハイネを追い出した後、コルダデソルトJrは慌てて、応接間を飛び出し己の部屋であるギルド長室へと戻れば即座に鍵を閉め誰もいないことを確認するようにキョロキョロと辺りを見回してそのままカーテンを閉める。
そのまま、ゆっくりと部屋の本棚を一つズラせば隠し扉が現れそれを迷いなく潜って行く。そこは、隠し部屋のようだ。
その中は石造りで作られ、その中央に一つだけポツリと水の張った洗面器程の金の杯が存在しているだけの空間であった。
コルダデソルトJrは、杯に近づけば魔力を流して起動させる。魔力が流れれば水面は数度揺れ、先程までコルダデソルトJrの恰幅の良い御姿を映していたが、すぐに豪華絢爛な部屋を映し出す。その画面には明らかに高価そうな装飾の椅子に座り、上半身裸の美少年たちを侍らせ、挙句に足置きにすらし、ピンク色の瞳にピンクの髪をボブにした女が現れたのだった。女は若い娘が着るような純白で露出度の高いのドレスを着ている。
コルダデソルトJrは、その姿に一瞬顔を引きつらせたが、即座に口を開く。
「我が国を統べる女皇様。ジュリア女皇様。サーフェイスギルド長、コルダデソルトJrでございます。急ぎ報告を」
コルダデソルトJrからの突然の接触だが、明らかに嫌そうに目を背けている。
そう、その女こそ、港街サーフェイスが属するクリタミナ皇国を統べるジュリア女皇なのである。
「なによ、くだらない事だったら、処刑するわよ」
どうやら高圧的な言葉を発するあたり、明らかに機嫌は悪いようだ。
------------------------------
閲覧ありがとうございます。
お久しぶりです。着実に物語の登場人物たちが揃ってきました。
後程該当項目を更新いたします。
また次回もよろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
異世界コンビニ☆ワンオペレーション
山下香織
ファンタジー
コンビニのお店ごと異世界へと転移してしまったサオリのサバイバルは突然始まった。
魔物との遭遇、ライフラインやお店の発注システムの謎、神様、勇者、魔王、妖精、そして天使の存在。
異形が蔓延る見知らぬ地で、騎士団のランドルフやトレジャー・ハンターのエリオット等、様々な出会いを経て成長して行くサオリ。
やがて天使を味方につけ、天使の羽根ペンを手に入れたサオリはこの世界で生きる術を見つけたかに見えたが、
魔王アランの存在と、この世界の『魔王一年ルール』に巻き込まれて行く。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる