星読みの少女――ようこそ、ブルースターへ!

ユーリ、11歳の誕生日の夜。
ミミズクがはこんできた、科学者だった亡き祖母からの手紙には「ミモザの丘のブルースターの、カルシャという星読みをたずねなさい」とある。

翌日、ミモザの丘を目ざしたユーリ。
ブルースターという占いカフェで最初にユーリが出会ったのは、カルシャの妹のサーシャだった。
サーシャはユーリに冷たく応対する。姉のカルシャを取られてしまったような寂しさからだった。

カルシャはユーリを快く迎え、星読みにしか読み解けない『星読みの書』を見せてくれる。
しかし、ユーリにはちゃんと読める。
ユーリは星読みとして、生まれついたのだった。

『星読みの書』をもとに、星を見るときの基本を教わるユーリ。
ある日、サーシャにせがまれ、『星読みの書』を勝手に開いてしまった。
中からは小さな星が現れ、ガーデンへと飛びだしてしまい……。

ひとりの少女と、彼女をとりまく人たちとの、星と愛情のストーリー。
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