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治験
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次の朝朝食の時間というアナウンスで目が覚めて洗面所で歯磨きと顔を洗い櫛で少しかみをととのえる
歯ブラシや歯磨き粉 櫛はもちろんタオルのタグにまで8と番号が書いてある
部屋を出るとサナがドアの前にいた
「一緒に行こう」
腕をとってくる
「眠れた?」
正直何度も目が覚めた
いつの間にか部屋は消灯されいつの間にか寝ていた
「監視カメラあると思うとなんか挑発したくなるよね」
なんねーわ
食堂に入ると番号の振られた席についた
メニューはそれぞれ違っていて洋風 和風 中華風?
俺には和風の御前が用意されていた
ちなみに2番は1番豪勢な洋風で2人分のスペースをとってる
「食事が済んだ方からこのお薬をもらって飲んでください その後部屋で待機です」
いよいよ始まるという緊張感が7人をピリッとさせた
「ご飯ゆっくり食べてしまうよ」
ヨンが笑って俺に話しかける
「そうだな」
俺は適当に相槌を打った
あんなにボリュームのある朝食を1番に食べた2番が手をあげて薬をもらう
バインダーを小脇に抱えたスタッフが飲んだのを確認するとチェックをしてる
何の薬なのか聴くべきか悩む
聞いたところでわからないかも知るはずないし知るべきではないかもしれない
ゆっくりと噛み締めて朝食を平らげると手を挙げる
薬と水を渡されて飲む
水のペットボトルの蓋にまで8と書いてある
チェックが終わり立ち上がると一瞬ふらついた 薬のせいだとすると即効性がありすぎる
「大丈夫?」
ヨンがヨロついた俺を気遣って立ち上がった
「大丈夫」
俺は答えて部屋に戻るとベッドに倒れ込んだ
「8番部屋に鍵をかけてください」
体のダルさ?嫌眠気?起き上がれない
「8番鍵をかけてください」
何回かのアナウンスがされているが意識も遠のいて気がついたら部屋ではなかった
「大丈夫ですか?」
「すいません」
「昨日食事以外で何か召し上がりになりましたか?」
「いえ 自主的に飲んだのはジンジャエールだけです」
「今日の治験は見送りになりました」
え?
「今日は好きなように過ごしてください」
こんなところで好きなようにと言われましてもって感じ
「他の人は治験に入りましたので今日は誰も部屋から出ないと思いますよ」
俺はまだ少しクラクラしている頭を振って起き上がり館内を散策することにした
一回はロビーと食堂 厨房 スタッフルーム 病室だろうか治験を行うような部屋が2室 手術室っぽい部屋がI室
鍵がかかっていて入れない部屋が4室
2階は治験者の7人の部屋と後空き部屋が5室 事務室 娯楽室
回復室 俺がさっきまでいた部屋
歩き回ると息切れがする
歩き回っている間治験者は愚かスタッフにさえ合わなかった物音もしない俺1人なんじゃないかと思ってしまうほど静かで不気味だ
部屋に戻って受話器をあげると一回のコールでつながる
「お食事ですか?」
「いいえ 紙と書くものをもらってもいいですか?」
「すぐにお持ちします」
本当にすぐにノックがあって小中がB 5用紙の束と色鉛筆とマジック ボーペンを持ってきた
「ありがとうございます」
「絵の具もありますけど」
「いえ充分です」
俺が絵でも描き始めると思ったのか?
俺は笑いながらドアを閉めて鍵をかけた
歯ブラシや歯磨き粉 櫛はもちろんタオルのタグにまで8と番号が書いてある
部屋を出るとサナがドアの前にいた
「一緒に行こう」
腕をとってくる
「眠れた?」
正直何度も目が覚めた
いつの間にか部屋は消灯されいつの間にか寝ていた
「監視カメラあると思うとなんか挑発したくなるよね」
なんねーわ
食堂に入ると番号の振られた席についた
メニューはそれぞれ違っていて洋風 和風 中華風?
俺には和風の御前が用意されていた
ちなみに2番は1番豪勢な洋風で2人分のスペースをとってる
「食事が済んだ方からこのお薬をもらって飲んでください その後部屋で待機です」
いよいよ始まるという緊張感が7人をピリッとさせた
「ご飯ゆっくり食べてしまうよ」
ヨンが笑って俺に話しかける
「そうだな」
俺は適当に相槌を打った
あんなにボリュームのある朝食を1番に食べた2番が手をあげて薬をもらう
バインダーを小脇に抱えたスタッフが飲んだのを確認するとチェックをしてる
何の薬なのか聴くべきか悩む
聞いたところでわからないかも知るはずないし知るべきではないかもしれない
ゆっくりと噛み締めて朝食を平らげると手を挙げる
薬と水を渡されて飲む
水のペットボトルの蓋にまで8と書いてある
チェックが終わり立ち上がると一瞬ふらついた 薬のせいだとすると即効性がありすぎる
「大丈夫?」
ヨンがヨロついた俺を気遣って立ち上がった
「大丈夫」
俺は答えて部屋に戻るとベッドに倒れ込んだ
「8番部屋に鍵をかけてください」
体のダルさ?嫌眠気?起き上がれない
「8番鍵をかけてください」
何回かのアナウンスがされているが意識も遠のいて気がついたら部屋ではなかった
「大丈夫ですか?」
「すいません」
「昨日食事以外で何か召し上がりになりましたか?」
「いえ 自主的に飲んだのはジンジャエールだけです」
「今日の治験は見送りになりました」
え?
「今日は好きなように過ごしてください」
こんなところで好きなようにと言われましてもって感じ
「他の人は治験に入りましたので今日は誰も部屋から出ないと思いますよ」
俺はまだ少しクラクラしている頭を振って起き上がり館内を散策することにした
一回はロビーと食堂 厨房 スタッフルーム 病室だろうか治験を行うような部屋が2室 手術室っぽい部屋がI室
鍵がかかっていて入れない部屋が4室
2階は治験者の7人の部屋と後空き部屋が5室 事務室 娯楽室
回復室 俺がさっきまでいた部屋
歩き回ると息切れがする
歩き回っている間治験者は愚かスタッフにさえ合わなかった物音もしない俺1人なんじゃないかと思ってしまうほど静かで不気味だ
部屋に戻って受話器をあげると一回のコールでつながる
「お食事ですか?」
「いいえ 紙と書くものをもらってもいいですか?」
「すぐにお持ちします」
本当にすぐにノックがあって小中がB 5用紙の束と色鉛筆とマジック ボーペンを持ってきた
「ありがとうございます」
「絵の具もありますけど」
「いえ充分です」
俺が絵でも描き始めると思ったのか?
俺は笑いながらドアを閉めて鍵をかけた
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